NEWS ANA

第06-062号
2006年4月20日

国内線予約システムを次世代システムに刷新
〜ネットワークキャリアでは世界初のオープンシステムを採用〜

 

 ANAは、国内線の予約・発券・搭乗等を行うシステムの刷新を決定致しました。新システムは、米国ユニシス社のエアライン・パッケージソフトウェア「AirCore」をベースとし、本年4月から、システム仕様の検討に着手、2007年から順次導入し、2012年ごろにすべてを移行する予定です。

 現在使用しているシステムは、1978年に米国ユニシス社のエアライン・パッケージソフトウェア「USAS」を導入して以来、新しいサービス・テクノロジーに対応するため、数回の更新を行って参りました。現在では、約1万台の端末と接続し、1日最大650万件のアクセスがある、国内最大規模の予約システムです。

 日本ユニシス社との今後10年間の包括委託契約や次世代システムへの刷新によって、システムのITコストを10年間で20%(約70億円)抑制することが可能で、さらにお客様に対する新しいサービスに迅速に対応することが可能となります。

 世界の大規模航空会社の中でも、国内線予約システムへの、オープンシステムの全面採用を決定した企業はなく、ANAが世界ではじめてとなります。

 今後とも、お客様が簡単・便利にANAをご利用いただけるよう、努力を重ねてまいります。

 
 
オープンシステム:
様々なメーカーのソフトウェアやハードウェアを組み合わせて構築されたコンピュータシステム。各社がOSやアプリケーションソフトの外部仕様を公開することで実現されている。価格や性能を比べてもっとも良い製品を組み合わせることができるというメリットがあります。
 
 
 以上
 
 
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