NEWS ANA

第07‐037号
2007年4月2日

2007年4月2日 9:00 入社式 社長挨拶

2007年度 ANA入社式 社長挨拶骨子

 
◆ 安全運航への「絶対の決意」
 
 ANAグループは、お客様の「安心」と「信頼」を基礎とすることを経営理念に謳っています。そして安全理念には、「安全は経営の基盤であり、社会への責務である」と記してあります。先月13日に高知空港で、前脚が出ないまま着陸したことは、皆さんご存知と思います。一度のトラブルで、ANAへの「安心」と「信頼」が揺らぐこと、経営の基盤が揺らぐことを、これから先もよく覚えておいて下さい。安全は、一人ひとりの、謙虚で、責任ある、誠実な行動があって、はじめて守ることができます。ANAグループに入社するということは、永遠に安全を堅持していく責任を背負うということです。
 ANAグループの入社式を格納庫で実施しているのは、ANAグループが存続する限り、最優先すべきは安全であること、そして、安全を支えているのは現場であることを、皆さんに肌で感じてもらうためです。過去にANAが起こした事故については、今年設置された「安全教育センター」を新入社員研修に取り入れて、すでに学ばれたと思いますが、「ANAグループは事故を起こしてはならない。安全を全てに優先させる。」という、安全堅持への絶対の決意を、航空機の前で誓って下さい。
 
◆ ANAらしさは、「あんしん、あったか、あかるく元気」です
 
 一日もはやく仕事のプロになってください。プロになるには、基礎を身につけることが必要です。基礎があれば、応用・工夫の花が咲きます。
 プロ同士であれば、お互いの知識や技倆への「安心」が生まれ、どんなに激論を交わしたとしてもお互いを責め合うことはなく「あったか」で、世界の人々に「夢」と「感動」を届けるような仕事もできる。その達成感で「あかるく元気」になれる。
 ANAらしさは「あんしん、あったか、あかるく元気」です。
 それぞれの道のプロ同士が、チームメイトとしてお互いを尊敬・尊重しながら挑戦し続けることで、チームは強くなります。
 皆さんにはプロとして、組織などの壁にとらわれずに、自由闊達に意見交換や議論をしてほしいと期待しています。
 
 
 
以上
 
 
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2007年度 ANA入社式 社長挨拶骨子