NEWS ANA

第07‐064号
2007年5月25日


国際線「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)の改定を申請

 ANAグループは、本日2007年5月25日(金)、国際線における「燃油特別付加運賃」(いわゆる燃油サーチャージ)の運賃額改定を国土交通省に申請いたしました。
 昨年末以降、一時的に下落傾向にありました燃油市況は、本年2月末より再び高騰に転じております。一時1バレル当たり75ドルを切る水準で推移しておりました航空燃料の価格も、現在では1バレル当たり80ドルを上回っている状況にあります。当社グループでは、昨年末以降の一時的な燃油市況の下落に伴い、お客様にご負担いただいている「燃油特別付加運賃」の額を本年に入って段階的に引き下げるとともに、従来同様、様々な費用削減努力や増収努力を講じてまいりました。しかしながら、昨今の燃油価格の高騰に伴う費用増は、これらの企業努力ではまかないきれない状況となっております。
 こうした状況を踏まえ、国際線ご利用のお客様に更なるご負担をお願いせざるを得ないと判断し、燃油特別付加運賃額の改定を行うことといたしました。何卒、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
 
燃油特別付加運賃額改定の概要
   
1. 適用開始 : 2007年7月10日(火) 航空券発券分より9月30日(日)発券分まで
   
2. 運賃額  : 次の運賃を日本発の国際線区間に適用(1旅客1区間片道当たり)
 
(※) 香港線は運航距離からは、本来台湾・グアム・ベトナムと同一区分となりますが、関係国政府認可の都合上、今回は改定申請を行いません。環境が整い次第別途改定申請を行う考えにあります。
   
3.
改定(廃止)条件:
(1) 本運賃額改定の頻発によるお客様のご不便を回避する観点から、原則として本運賃額を3カ月間固定することといたします。従いまして、今回の改訂における適用期間が終了する9月30日までの間は、本申請による徴収額を、燃油価格の動向により変更することは予定しておりません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更申請につきましては、この限りではありません。
(2) また、本運賃の改訂の指標となる燃油価格につきましても、利用者の皆様の分かりやすさの観点から、改定時点における直近3カ月間のシンガポールケロシン市況価格の平均を用いることといたします。従いまして、例えば2007年10月1日(月)以降の燃油特別付加運賃額につきましては、2007年8月の時点で、2007年5月から7月までの3カ月間のシンガポールケロシン市況価格の平均が、1バレル当たり75米ドルを下回った場合には本運賃を別紙に従って値下げすることといたします。(*詳細は別紙参照)
(3) シンガポールケロシンの市況価格が3カ月間平均して1バレル当たり45米ドルを下回った場合、本運賃は廃止いたします。
   
4.
適用条件:
(1) 燃油特別付加運賃は全てのお客様にご負担いただくもので、大人・小児・幼児ともに同額となります。また、AMCマイレージ特典航空券ご利用の場合も同額となります。
(2) 航空券ご購入後の払戻しの際、本運賃には取消手数料・払戻し手数料は適用されません。全額払戻しいたします。
(3) 関係国政府の認可条件によって、適用額が予告なしに変更となる場合があります。
 
 
以上
 
添付資料:
別紙
 
(印刷をされる方はこちらをご利用下さい)
国際線「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)の改定を申請