NEWS ANA

第08‐009号
2008年1月30日


国内線貨物運賃の改定について

〜乗継にも対応可能なゾーン運賃を導入し、「分かりやすく」「使いやすい」運賃に〜

 ANAは、本日2008年1月28日(月)、2008年度上期(4月〜9月)ご搭載分の国内線貨物運賃を、国土交通省に届出いたしました。
 国内貨物運賃の改定は、2000年以来8年ぶりとなります。今般ANAは、「わかりやすさ」「つかいやすさ」「もとめやすさ」に主眼を置いた運賃体系への変更によって、国内航空貨物マーケットの裾野を拡げ、需要喚起を図ります。
 「わかりやすさ」: 日本を10区分したゾーンの組合せごとに一律の運賃額を設定します。
 「つかいやすさ」:ゾーン運賃を利用区間数にかかわらず定額とします。
 「もとめやすさ」:需要の低い時期・時間帯における割引運賃を拡充します。
 ANAは、今後もお客様ニーズの把握に努め、国内航空貨物をより身近に感じていただけるような運賃設定やサービスの開発を行なってまいります。何卒、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
 改定の概要は以下のとおりです。

 
 
1.一般貨物運賃の概要
 
(1)「ゾーン型運賃」への変更
全国を10区分のゾーンに分類します。
ゾーンの組合せごとに一律の運賃額を設定します。

[1]ゾーン区分
右の地図ならびに次ページの表をご覧ください。
 
 
[2]運賃水準
下の表は500kg以上の一般貨物運賃の水準です。(1kgあたり)

   ※重量区分は、現状から変更がございません。詳細は別紙をご参照ください。
 

(2)「「Origin & Destination」型運賃」への変更
従来の利用路線区間単位で設定していた運賃を改定し、出発地と到着地で運賃水準を決定する「Origin & Destination」型運賃を新たに導入します。これにより、乗継による運賃の割高感が解消できるため、路線や便数利便の低い地域での利便性向上や、直行便の補完、あるいは新規マーケットの開拓を可能とします。

【乗継利用の例】
現状の区間運賃の合算と比較して、大幅に値引きとなります。
*次ページは稚内発那覇行の500kgを超える一般貨物の例

 
2.割引運賃の拡充
 
(1)「ホリデー割」 (「休日・年末年始割引運賃」のリニューアル)
貨物需要が弱い日曜日、祝日、ゴールデンウィークおよび旧盆の一部期間にご搭載いただける貨物に対して、割引運賃を設定します。
[1] 対象貨物
40kgを超える一般貨物
[2] 対象区間
すべてのゾーン間
[3] 適用日
日曜日、祝日、4/26〜4/29、5/3〜5/6、8/14〜8/17
[4] 運賃水準
一般貨物運賃の30%割引
 
(2)「昼割」 (「昼間便割引運賃」のリニューアル)
貨物需要が弱い昼間時間帯の出発便にご搭載いただける貨物に対して、割引運賃を拡大して設定します。
[1] 対象貨物
40kgを超える一般貨物
[2] 対象区間
当社直行便就航区間(※同一ゾーン内ならびにJゾーン[沖縄]発着区間を除く)
             (注)乗継貨物の第2区間以降には適用できません
[3] 対象便
出発予定時刻が午前11時より午後4時までの便
[4] 運賃水準
一般貨物運賃の50%割引
 
3.その他
 

(1)各種運賃について
上記以外の割引・割増運賃(※)については、継続して設定します。
 (※「品目分類運賃」「特定品目割引運賃」「引越貨物割引運賃」「深夜便貨物運賃」
 「深夜便コンテナ運賃」)

(2)2008年度下期運賃について
今回の改定をベースに、より需要の強弱に対応できる運賃体系を目指します。具体的には、需要の強いピーク期ならびに需要の弱いオフ期に対応した運賃水準を設定するシーズナリティー制の導入を検討しています。

 
 
以上
 
添付資料:
一般貨物運賃表・・・・・・別紙[1]
 
(印刷をされる方はこちらをご利用ください)
国内線貨物運賃の改定について