NEWS ANA

第08‐154号
2008年12月11日

 
試行的国内排出量取引制度に参加します
〜環境リーディングエアラインとして、運輸業界から初申請〜

 ANAグループは、12月11日(木)、「福田ビジョン」に基づく政府の「排出量取引の国内統合市場の試行的実施」(通称:国内排出量取引制度)へ参加することを決定、同日窓口となる国土交通省へ申請しました。国土交通省の所管企業においては、陸運・海運・空運を通じて申請第一号企業となります。

 今般申請した設定目標は、2008年度から2011年度の期間で、グループ国内線のCO2総排出量を年間平均470万トンに抑えるという内容(現在国土交通省申請中)で、これは現在遂行中の中期環境経営計画「ANAグループエコロジープラン2008-2011」の内容を踏襲したものです。2006年度の同実績に対して、年間平均約20万トンのCO2削減目標となります。(対2007年度実績に対しては、約15万トンの削減目標に相当します。)

 今般の排出量取引参加については、航空業界を代表してポスト京都に向けて日本のCO2排出量削減につながる方策を提案、排出量取引制度の有効性の検証を含め、制度構築に積極的に貢献することを目的としています。ANAグループは11月11日に、温暖化対策をはじめとした環境経営の目標を環境省に対してコミットしており、「エコ・ファースト企業」としての環境経営への取り組み姿勢を広く示すとともに、これにより、運輸業界として初の「エコ・ファースト企業」として認定されております。

 ANAグループは、機材更新、機体改修、運航方式、搭載内容など、多岐にわたる項目において温暖化防止策を実施しております。今般の国内排出量取引制度への参加により、業務面における直接的なCO2削減策に加え、仕組み・制度面における間接的な温暖化防止策へ寄与し、世界の「環境リーディング・エアライン」として、持続可能な社会の形成に貢献する所存です。

 
以上
 
 
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試行的国内排出量取引制度に参加します