NEWS ANA

第09‐059号
2009年4月1日


2009年度 ANA入社式 社長挨拶骨子

 
◆ 激動の時代をグループ一丸となって乗り切ろう!
 
 皆さんは、激動の時代に入社されました。米国の金融危機に端を発した世界同時不況が、日本経済を直撃し、ANAグループは、厳しい経営環境に直面しています。しかし、来年、2010年には成田・羽田の発着枠拡大という、大きなビジネスチャンスが待っています。ANAグループは、50年あまりの歴史の中で、純粋な民間航空会社であることに誇りを持ち、幾多の困難を、全員が、気持ちを一つにすることで乗り越えてきました。「危機において一致団結できること」これが、ANAグループのDNAであります。航空会社は、多くの、様々な分野のプロフェッショナルな社員が、その地道な努力によって支えている、そんな事業である、ということを改めて認識をして欲しいと思います。「どれ一つ欠けても、私たちの事業は成り立たない」ということを、そして、私たちは、グループでこの事業を支えているということを、肝に銘じていただきたいと思います。
 私は、益々グローバル、ボーダーレスな交流が盛んになる中、航空事業の将来は、必ず明るいものがあると信じています。その中で、ANAが、この困難な時代を乗り越えて、生き残り、成長をしていく為にも、皆さんのフレッシュな、そして柔軟な若い力に期待をするものであります。
 
◆ 安全は経営の基盤であり社会への責務である
 
 ANAグループは、過去にお客様の尊い命を奪った航空機事故を起こしております。この辛い経験を通し、「安全は経営の基盤であり社会への責務である」と安全理念に掲げ、不断の努力を重ねてきました。こうして入社式をやっている、この時間にも、世界のどこかを私たちの飛行機が飛んでいることを、24時間、私達は安全と隣り合わせにいることを、是非忘れないで頂きたい。「安全」はANAグループにとって、何ものにも代え難い、大切なものであることを、今この瞬間から、肝に銘じて頂きたいと思います。
 
◆ ANAらしさは「あんしん、あったか、あかるく元気!」
 
 「お客様の声を積極的に聴き、気持ちを察し、そして、期待される以上の対応をして差し上げる」そこから感動が生まれます。そして、その積み重ねが信頼につながっていくのです。航空会社のサービスは、座席でも食事でも、他社に先駆けて導入しても、追随をされることが多いわけですが、「人」が提供するサービスは簡単には追随が出来ません。サービスに、魂を入れるのは、皆さん一人ひとりの「お客様の満足、そして幸せを願う心、気持ち」であります。世界の様々なお客様に、夢と感動を与える為に、ANAらしい独自性を創りあげていくことが、重要な時代になっています。ANAらしい「あんしん、あったか、あかるく元気」なサービスを感動レベルで表現し、「お客様の笑顔」を、沢山つくって頂きたいと思います。
 
 
以上
 
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2009年度 ANA入社式 社長挨拶骨子