NEWS ANA

第09‐099号
2009年6月10日


コンポーネントメンテナンスビルがオープンします
〜環境技術を駆使した設備で効率的な整備体制を実現〜

 ANAグループは6月17日、羽田新整備場地区において、新たな装備品整備工場〜コンポーネントメンテナンスビルが稼動します。
 建物内には、これまで羽田旧整備場地区で事業を行っていた、航空機の計器・コンピューター類を整備するANA機装センターおよびANAアビオニクス株式会社、逆噴射装置などの整備を行うANAワークス株式会社が入居し、羽田地区におけるANAグループの整備施設が新整備場地区に全て集約されます。これにより、装備品整備と機体整備を一連の流れのなかで実施することができ、より迅速かつ効率的な整備体制が可能となります。
 集約化により施設関連や物流関連で今後5年間に約9億円の費用削減が見込める他、物流体制を大幅に見直すことにより、約7.5億円の在庫圧縮を図ることができます。

 また、コンポーネントメンテナンスビルには数々の環境技術を取り入れており、標準的な施工方法と比して15.5%のエネルギー消費(CO2換算で年間500トン=標準家庭の約100世帯分)を削減することができます。

 ◆以下は導入する代表的な環境技術の一例です。

* デシカント空調システム
湿気を除去するため、空気の通り道に除湿材を設けた空調機。
一般空調機で除湿時に行う、空気を過冷却/再熱するプロセスが必要ない。
* クール・ヒートトレンチ
空調機に使用する空気を、年間を通じて安定している地中熱で予冷・予熱する施設。
* 光ダクト
屋上より採光した太陽光を1階講堂やトイレなどに導くシステム。
 
 ANAグループは今後とも環境に配慮しながら、より高品質な航空機整備をめざしてまいります。
 
以上
 
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