スターアライアンス加盟航空会社各社の代表者は、2009年10月27日、25社目のメンバーとしてコンチネンタル航空の加盟を歓迎しました。コンチネンタル航空のスターアライアンス加盟により、同アライアンスが顧客に提供しているグローバル・リーチ（世界を網羅する路線網）、マイレージプログラム特典、シームレス（継ぎ目のない）な旅行の3つの利点をより一層強化できることになります。今回のコンチネンタル航空のスターアライアンスへの加盟は、昨年の同社とユナイテッド航空との戦略的提携の発表に続くものです。両航空会社およびスターアライアンスの担当チームが、これまでに前例のない大手航空会社のグローバル・アライアンス間の移行を成功させるべく、過去18ヵ月間、一丸となって共同作業を続けてきました。

　スターアライアンスのヤーン・アルブレヒトCEOは「コンチネンタル航空をスターアライアンスに迎え入れることは非常に珍しい経験となりました。これは航空会社がアライアンスを移行するという初のケースで、今回のスムーズな移行を成功させた関係者一同に深くお礼を申し上げたいと思います。これによりスターアライアンスの顧客は、コンチネンタル航空が加わることによる恩恵を享受できるようになると同時に、また、コンチネンタル航空の顧客もスターアライアンスの恩恵を享受できるようになります。」と述べています。

　コンチネンタル航空のラリー・ケルナー会長兼CEOは「コンチネンタル航空のスターアライアンスへの移行は、私がコンチネンタル航空で遂行した戦略的プロジェクトの中で、もっとも重要なもののひとつです。今回のスターアライアンス加盟によって、弊社の顧客にはより広域な路線ネットワークを提供できると同時に、世界最大のアライアンスに参加することにより、より良い業績を達成し、また同時に、社員、顧客、地域社会に対してより力強い未来を切り開くことができます。」と述べています。

　ユナイテッド航空のグレン・ティルトン会長兼CEOは「コンチネンタル航空がスターアライアンスに加盟することにより、スターアライアンスの路線ネットワークはさらに拡大され、弊社の顧客に世界で最も広域な路線ネットワークと、最高のサービスの選択をご提供できるようになります。弊社のパートナーであるコンチネンタル航空の加盟を歓迎いたします。これにより弊社の顧客、社員、そして就航するコミュニティーに対しても、今後計り知れない価値をもたらすでしょう。」と述べています。

グローバル・リーチ（世界を網羅する路線網）
　コンチネンタル航空とスターアライアンス間では路線ネットワークの重複が少なく、スターアライアンスの顧客は今後世界171ヵ国の1,071空港へ、1日19,500便の中からフライトを選択できることになります。特に、北米内路線、中南米路線、北大西洋線、太平洋線での路線ネットワークの拡充において目覚しい発展を遂げることになります。

　北米では、コンチネンタル航空の3つのハブ空港（ニューヨーク/ニューアーク、ヒューストン、クリーブランド）が路線ネットワークに加わり、スターアライアンスの顧客の選択肢が広がります。充実したコンチネンタル航空の中南米路線により、スターアライアンスのメキシコ、中米、南米、カリブ海地域への顧客の旅行の選択肢も広がります。

　北大西洋横断路線、特に非常に重要なニューヨークとロンドン間の路線で、コンチネンタル航空はスターアライアンスの顧客に新たな選択肢を提供します。コンチネンタル航空は中国本土、香港、日本への太平洋路線を運航しており、さらにコンチネンタル・ミクロネシア航空がグアムを中心に運航していることから、太平洋地域における選択肢も大きく広がります。

　路線ネットワーク面の利点に加え、今後「スターアライアンス世界一周運賃」、および「ノースアメリカン・エアパス」の運賃を使用する場合、コンチネンタル航空のフライトを利用することが可能となります。さらには、コンチネンタル航空は、13種類のスターアライアンス運賃商品を販売するほか、「スターアライアンス・コンベンション・プラス」商品にも参加する予定です。

マイレージプログラム特典
　コンチネンタル航空のスターアライアンス加盟を機に、コンチネンタル航空のマイレージプログラムのワンパス会員は、スターアライアンス加盟のどの航空会社を利用してもマイルを獲得し、特典を利用できるようになります。ワンパスのプラチナ・エリートおよびゴールド・エリート会員は自動的にスターアライアンスのゴールド会員として、世界954ヵ所の空港ラウンジを利用でき、手荷物預け入れ個数も優遇され、優先的に手荷物が扱われる他、専用チェックイン・カウンターも利用でき、キャンセル待ち（予約）や空港でのキャンセル待ちの際も優遇されます。ワンパスのシルバー・エリート会員は自動的にスターアライアンスのシルバー会員として、キャンセル待ち（予約）や空港でのキャンセル待ちの際に優遇されます。

　なお、スターアライアンスのすべての既存マイレージプログラムの会員は、マイルの獲得と特典旅行にコンチネンタル航空が活用できるようになります。さらには、ワンパス会員は、スターアライアンス加盟航空会社を利用した場合、「スターアライアンスアップグレード特典*」として、マイルを使用してアップグレードをすることも可能となります。

* （現在、スターアライアンスアップグレード特典を提供している加盟航空会社は、中国国際航空、ニュージーランド航空、全日空、アシアナ航空、オーストリア航空、コンチネンタル航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、スカンジナビア航空、上海航空、シンガポール航空、スイス航空、TAPポルトガル航空、トルコ航空、タイ航空とユナイテッド航空です）

シームレス（継ぎ目のない）な旅行
　スターアライアンスの路線ネットワークを利用することで、顧客は加盟航空会社間での乗り継ぎを早く、便利に行うことができます。本日より、コンチネンタル航空とスターアライアンス加盟航空会社との間での乗り継ぎを含む旅程を組む場合、出発地の空港からのスルーチェックイン（最終目的地までのチェックイン）が可能になります。更に、すべてのスターアライアンス・コネクション・センターが、コンチネンタル航空が運航するすべての便を網羅するようになります。同センターは、運航スケジュールに変更が生じた場合に、スターアライアンス加盟航空会社間で乗り継ぐ乗客と手荷物をケアーします。同センターは現在、フランクフルト、ミュンヘン、シカゴ、ロサンゼルス、成田国際、バンコクなどの空港で稼動しています。更に、コンチネンタル航空が乗り入れる多数の空港で、加盟航空会社が空港内、ターミナル内の同じ場所に移転する計画も進行中です。コンチネンタル航空は今年末までに世界の11空港の空港内での移転を予定しています。例えば、10月27日には、フランクフルト空港で第1ターミナルへ、11月1日には成田国際空港で第1ターミナル南ウイングへ移転します。北京、シカゴ、ホノルル、上海などの空港では既に空港内での移転を実施しています。