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宮崎市の新たな特産品!コチョウランを全国的なブランドに

宮崎は花の都市だ。暖かい気候は、美しい花々を育むのに向いているのだとか。とりわけ見事な花を咲かせるのが、コチョウラン。高級品として知られるこの花を、とびきりの品質に育て、日本中に知ってもらうことが地元と生産者の願いだ。
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串間洋蘭 串間 義幸さん

贈る人の気持ちを考えて、キズひとつない見事な花を

「太陽のタマゴ」は、宮崎が誇る高級マンゴーの代名詞となった。それに続けとばかりに、美しい産品で勝負を懸けようとする生産者が宮崎市にいる。

「昭和63年からコチョウランを手がけています。日本一日照量が多い宮崎は、原産の東南アジアに似た環境を作りやすいんです。うちの親父の世代が宮崎でのコチョウラン栽培を始めました。理由は…母がコチョウランが好きだったからです」

こういって笑うのが、串間洋蘭の串間義幸さん。宮崎市の中心部からほど近い場所で、専用ハウスで栽培を行う。明るい日差しが差し込むハウスの中は年間通して24〜27℃の気温が保たれる。虫や雑草のタネを持ち込まないために、中に入るには靴を履き替える必要があるほど衛生的。年間1万2000鉢を出荷するとか。

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「贈答用が多いのですが、もらった人に感動を届けることが大切です。極端な話、花びらが少し欠けたらもう出荷できないんです。贈った人の信用に関わりますからね。その点、キズひとつない見事な白さや、鮮やかな色合い、1、2カ月くらいは同じ姿を保てるほどの花持ちの良さがうちの自慢ですよ」

美しい花は、美しい環境で。新しい農業を実現したい!

美しいコチョウランを栽培するために、串間さんは様々な知恵を絞っている。

「鉢と鉢の間を広く取って、日照が葉にしっかりと当たるようにしています。また芽をしっかり摘んで栄養を集中させ、ダイナミックな花を咲かせるようにしています」

ビニールハウスの中というとむせかえるような土の匂いがすることが多いが、串間洋蘭のハウスは無臭に近い。そして仕事に従事している人のほとんどが女性で、着飾っていることが印象的だ。

「そうなんです。僕は常々従業員に言っているのですが、美しいものを作るには身なりにも気をつけなければならない、と。また、農業ではありますがしっかりとした職場ですから、職場環境をキチンと整備することが経営者の努めだと思うんです。農業だから辛いというイメージを払拭することも、目標のひとつですね」

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従来とは違う、ちょっと新しい農業を実践しているのだ。

「農作物って、工業製品と違ってひとつとして同じものがないじゃないですか。それらをひとつひとつ高いクオリティにして、いかに感動を届けられるかが醍醐味だと考えています。ふるさと納税の返礼品として、宮崎が誇るマンゴー『太陽のタマゴ』に匹敵する注目を集めることが今の目標なんです」

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宮崎市税務部 東 洋一さん 宮崎市税務部 和泉 友樹さん

人も作物も。あたたかく輝く太陽に育まれる土地

宮崎牛にマンゴー、コチョウランなど、魅力ある産品が目白押しの宮崎市だが、返礼品に本格的に力を入れ始めたのは2015年のこと。

「宮崎県には、返礼品の良さで全国的に注目を集める自治体がたくさんあります。負けないように返礼品に力を入れて、PRしていきたいと考えています」

こう語るのが、宮崎市税務部の和泉友樹さん。加えて宮崎は、ANAとの繋がりが深い土地。2年前、宮崎空港就航60周年を迎えたほどの長い歴史を持つ。それゆえ、ANAのふるさと納税で観光にも力を入れていきたいと考えている。

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「体験型の返礼品にも力を入れています。ゴルフやマリンスポーツなど、アクティビティが盛んな宮崎市ならではの魅力あるラインナップだと考えています」

返礼品を用意する生産者や事業者も、積極的に協力しているとか。このあたり、宮崎ならではの“人の良さ”があるのかもしれない。この取材を通して、会う人みな一様に親切で朗らかだ。

「そうかもしれません(笑)気候も人もいいですから、ぜひ今度は6月のマンゴーがおいしい季節にお越しください」と、同じく税務部の東 洋一さん。