

レンタカーで桜島~鹿児島市街~霧島へ
今回選んだのは、鹿児島空港を起点に、桜島~鹿児島市街を巡り、霧島の老舗温泉宿に宿泊後、霧島神宮にお参りするという1泊2日の周遊プラン。歴史、自然、温泉、グルメ……と盛りだくさんなコースです。全行程、レンタカーで移動しました。
利用したフライトはこちら
- ■往路
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8:55 羽田空港発(ANA621便)→10:45 鹿児島空港到着
- ■復路
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16:25 鹿児島空港発(ANA628便)→18:10 羽田空港到着
INTRODUCTION ~はじめに~

- 壱岐CA 鹿児島県鹿児島市出身
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「学生時代に鹿児島県の「かごしま親善大使」を務めていました。その経験を活かして、今回は鹿児島市街や名勝・仙巌園、さらに桜島、霧島まで2日間で巡る盛りだくさんのプランを考えてみました。霧島ホテルや霧島神宮は、家族で年に1度は訪れる場所。黒豚やキビナゴなどご当地グルメもたっぷりご紹介します」

- 関口CA 山口県岩国市出身
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「今回は、幕末に『薩長同盟』を組んだ縁で旧・長州藩である山口県出身者として参加します。鹿児島県は、家族旅行で1回訪れたことがあるだけ。初めて訪れる場所も多く、わくわくしています。坂本龍馬ゆかりの地を巡ることもできそうで楽しみです。口当たりのいいものがあれば、本格芋焼酎にも挑戦してみたいです」
【1日目 11:00】鹿児島空港に到着!

鹿児島空港に降り立つと、大地の香りを含んだしっとりとした風が迎えてくれました。同じ日本でも東京とは気候がずいぶん違うのがわかります。到着ロビーを出ると目に入ってきたのは、天然温泉の足湯。「おやっとさぁ」とは、鹿児島の方言で「おつかれさま」という意味なのだとか。いきなり心が温まります。
「『おやっとさぁ』というやさしい響きがすてき。Welcome!と歓迎されている実感がわきますね」(関口CA)
【1日目 12:30】フェリーに乗って活火山の桜島へ!
桜島のココがPOINT!
桜島は、錦江湾に浮かぶ周囲52キロメートルの活火山の島。大小合わせて年間400回以上の噴火があるこの島には、現在も約4,500人が暮らしています。

- 壱岐CA
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「フェリーから眺める桜島はまさに絶景。道の駅『桜島』火の島めぐみ館で売っている桜島小みかんソフトもぜひ味わって!」

鹿児島空港から約1時間強で鹿児島港に到着。ここからフェリーに乗って、桜島に渡ります。鹿児島港と桜島港を結ぶ「桜島フェリー」は、毎日130便運航。レンタカーの場合は、車もそのまま乗船可能です。



鹿児島港から桜島港までの乗船時間は約15分。この短い船旅で、できれば味わいたいのが、「やぶ金」のうどん。地元の人にも大人気のフェリー名物で、6種類の魚の出汁が効いた上品な逸品です。
「定番は、さつま揚げがトッピングされているかけうどんです。注文後は、デッキに上がって目前に迫る桜島を眺めながら食べていただきたいですね」(壱岐CA)
空港から車で1時間ほどで、最初の目的地である十和田湖に到着。湖畔に足を踏み入れると辺りはしんと静まりかえり、時間が止まっているような不思議な雰囲気でした。


デッキに上がると目の前は桜島。白い噴煙を上げる猛々しい姿が、ぐんぐんと近づいてきます。乗客は桜島をバックに、代わる代わる記念撮影。デッキの上を生温かい汐風が、やさしく吹き抜けていきます。
「地元の方に聞いたところ、今朝今年201回目の噴火があったそうです。活火山と人々の生活がすぐ近くにある不思議な空気感を実感できますね」(関口CA)

錦江湾の風に吹かれた15分の船旅はあっという間におしまい。もう少しゆっくり楽しみたいくらいでした。桜島港に到着すると道の駅「桜島」火の島めぐみ館に向かいます。
- 桜島フェリー
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電話番号:099-293-2525
URL:http://www.city.kagoshima.lg.jp/sakurajima-ferry/
※フェリーは24時間運航。時刻表は上記Webサイトで。
【1日目 13:00】道の駅「桜島」火の島めぐみ館でランチ!

桜島港のフェリー乗り場から車で5分ほどで、道の駅「桜島」火の島めぐみ館に到着。こちらのレストランでは、桜島名物が堪能できるランチがいただけます。

ふたりがオーダーしたのは、鹿児島の郷土料理がセットになった「火の島御膳」。黒豚を使ったとんこつ(豚の角煮)、野菜のかき揚げ(通称ガネ)、キビナゴの南蛮漬け、地元野菜を使った小鉢などが盛りだくさん。さらに、桜島で採れた甘夏みかんジュースも付いてきます。

錦江湾で獲れた新鮮なカンパチを使った「極上カンパチ丼」もおすすめ。歯ごたえがあってジューシーなカンパチに甘めの酢飯がベストマッチ。鹿児島グルメというと黒豚や霧島地鶏をイメージしがちですが、豊かな漁場があることも忘れてはいけません!

「甘めの醤油を使った家庭的な味つけのとんこつが絶品でした」(壱岐CA)
「それぞれが土地のものを使っている料理なので、初めて食べたのになつかしいような気分になりました」(関口CA)

食後のデザートは、道の駅「桜島」火の島めぐみ館の看板メニュー「桜島小みかんソフトクリーム」に決まり! さっぱりとした後味で、フレッシュなみかんの風味を堪能できます。

道の駅「桜島」の物産館では、桜島特産のおみやげも探せます。CAふたりが選んだおみやげがこちら。いずれもヘルシーで、味もなかなか本格的です!
- 道の駅「桜島」火の島めぐみ館
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住所:鹿児島県鹿児島市桜島横山町1722-48
電話番号:099-245-2011
営業時間:レストラン 9:00~16:00/物産館 9:00~18:00 毎月第3月曜定休(祝祭日の場合は翌日)
URL:http://www.megumikan.jp/
【1日目 14:15】湯之平展望所から桜島の溶岩を間近に!

ランチの後は、レンタカーで標高373m地点にある「湯之平展望所」へ。ここから、桜島の噴火口や溶岩を間近に見ることができるのだとか。晴れていれば青空とド迫力の山肌のコントラストが絶妙です。

併設の展望台に上がるとそこは、360度の大パノラマの世界。錦江湾の向こうの鹿児島市街も見渡せます。

「晴れた日は知覧の方向に、通称・薩摩富士と呼ばれる開聞岳も見えます。絶好の撮影スポットですよ!」(壱岐CA)

湯之平展望所から桜島港に戻っていると壱岐CAがふと思い出したように、「寄りたい場所がある!」とのこと。車で立ち寄ってみると、そこには大きな石像が。まるでモアイ像のような横顔をよく見ると、なにやら傍らにギターのようなものも……。

「これは、鹿児島出身のシンガー長渕剛さんが、2004年8月に行った伝説のオールナイトコンサートの跡地に造られたモニュメントなんです。桜島溶岩を使っているそうです」(壱岐CA)
「SNS映えスポットなのはもちろん、錦江湾をはさんで鹿児島市街を眺めるビューポイントにもなっていておすすめです!」(関口CA)