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掲載日:2015.10.08

今すぐ行きたいキューバ!ノスタルジックな風景に浸る旅

色とりどりのクラシックカーや石畳の通りに連なる古びたマンション、昼間から葉巻をくわえてゲームに興じるおじさんなど、どこかノスタルジーを感じさせる風景が魅力のキューバ。最初の訪問でどっぷりとハマり何度も通ってしまう……そんなリピーターが多い国でもあります。 2015年7月20日には、54年ぶりにアメリカとの国交を回復し大きな話題に。実はキューバはフロリダから150kmしか離れていないので、今後はアメリカから多くの物資やサービスがキューバへ入ってくることになりそうです。 それによって、キューバの生活は大きく変わっていくと思われます。物資不足に悩まされていたキューバの人々にとってはよいことなのですが、昔ながらのキューバを愛している旅行者にとしては、街がどう変化していくかが気になるところ。 もちろん古きよき風景を残して欲しいなんていうのは旅行者の勝手な希望で、キューバの人々の生活が楽になればそれがベストの選択です。でも、やっぱり変化を遂げる前のキューバを見ておきたい! ということで、旅人を魅了するキューバの姿をお伝えします。
ANAオリジナル

世界遺産の街、ハバナをぶらぶら散策

カテドラル広場に面して立つサン・クリストバル大聖堂は旧市街の中心地。
写真提供:トリップアドバイザー

キューバの首都、ハバナの旧市街では、ひたすら街を歩くだけで「絵になる風景」に出合えるはず。石畳の道を歩いていくと真っ白なサン・クリストバル大聖堂がそびえ、広場に並んだテーブルでは観光客がビールを片手にくつろいでいます。
市場には民芸品を並べた店が連なり、軽快なリズムを刻むミュージシャンや手品を披露するマジシャンの姿も。

バンドの演奏に合わせて、近くにいたキューバ人のおばさんが踊り始めます。一緒に子どもたちもダンスを披露。その自然な動き、リズム感のよさにびっくり。陽気なヨーロッパからの旅行者も踊り始めて、広場はダンスフロアへと早変わり。そんな華やかな光景がいたるところで繰り広げられます。

ハバナは旧市街が世界遺産に登録されているので、実際のところ今の姿が急に失われるということはないと思います。また、いずれアメリカ資本は入ってきますが、劇的な変化までにはまだ時間がかかるでしょう。

ただ、キューバは今、空前の旅行ラッシュにわいています。変化する前のキューバを見ておきたい……そう考える旅行者が世界中から集まっているからです。日本からの旅行者も急増しており、どこの旅行会社も問い合せが増えているのだとか。

それを受けてキューバのホテルが軒並み値上げをしているよう。来季からの料金変更を予定しているホテルも多いので“キューバは今が行きどき”というのは間違いありません。

街中には映画から飛び出してきたような、渋いミュージシャンがいっぱい。
写真提供:トリップアドバイザー
旧市街の通りは土埃にまみれ穴だらけ。連なる建物も歴史を感じさせます。
写真提供:トリップアドバイザー

キューバを愛し、キューバに愛される人々

観光客でにぎわうフロリディータの店内。右奥にヘミングウェイの銅像が。
写真提供:トリップアドバイザー
ラ・ボデギータ・デル・メディオでは、誰もがオーダーする甘~いモヒート。
写真提供:トリップアドバイザー
革命広場に面した建物の壁には、革命家チェ・ゲバラの肖像が描かれています。
写真提供:トリップアドバイザー

キューバの旅で必ず触れることになるのが、ヘミングウェイとチェ・ゲバラ。
ハバナには文豪ヘミングウェイがこよなく愛したバーやレストラン、ホテルが今でも残っています。名作『老人と海』はハバナ東部の漁村コヒマルがモデルといわれています。

キューバ滞在中のヘミングウェイが足しげく通っていたのが、旧市街のレストラン「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」。モヒート発祥の店として知られ、朝から晩まで観光客で大にぎわい。
新市街にあるバー「フロリディータ」では、フローズンダイキリを好んで飲んでいたそう。カウンターの片すみにはヘミングウェイの銅像がたたずみ、訪れる観光客を優しく見守っています。

もう一人、キューバを語るうえで欠かせない人物がエルネスト・ラファエル・ゲバラ。チェ・ゲバラの名で知られる、キューバ革命の指導者です。アルゼンチン生まれのチェ・ゲバラは、フィデル・カストロとともに革命を成功に導き、今でも多くの市民に愛される存在。

キューバではいたるところでゲバラの肖像画や博物館を見かけ、ゲバラの顔がプリントされたTシャツはおみやげの定番です。
チェ・ゲバラについてあまり知識がなくても、キューバを旅すると知らないうちにゲバラ好きになっている……というくらい、チェ・ゲバラはキューバの人々に好かれています。

石畳の路地が入り組む古都トリニダーへ

瓦屋根の家が密集するトリニダーの旧市街。石畳の道が続く古都らしい景観にはどこか懐かしさも。
平日の昼間から公園でゲームを楽しむ人々。そんなのどかな風景もキューバらしい日常です。
トリニダーの中心にあるマヨール広場。カラフルな建物が並び華やか。
写真提供:トリップアドバイザー

ハバナを存分に満喫したら、そこから足を延ばしてもう1都市訪れてみましょう。海好きなら大型リゾートホテルが林立するバラデロビーチ、絶景を望むならピナール・デル・リオのビニャーレス渓谷なんかもおすすめ。でも1都市だけ選ぶとしたら、古都トリニダーがよいと思います。

キューバの政治・経済の中心地ハバナに比べると、のんびりとしたトリニダーはかつてサトウキビの栽培で栄えた都市。石畳の通りが続き、色鮮やかなコロニアル建築の建物が並ぶ景観は、ハバナとはまた違った魅力に満ちています。
1時間もあれば歩いて回れる小さな街は、団体の観光客でいっぱい。通りを馬車が走り、中心となるマヨール広場の周りはパステルカラーの建物で華やかです。トリニダーを「キューバの京都」と表現する人もいるほど、散策が楽しい街なんです。

郊外にはサトウキビ栽培の中心地だったロス・インヘニオス渓谷が広がり、トリニダーの旧市街とともに世界遺産に登録されています。ハバナからのツアーでは、この2カ所を回るのが定番です。
トリニダーはハバナからバスで約6時間。周遊の観光客が多いので日中は人でごった返しています。でも、夕方になると急に静かになって本来の古都の表情に。トリニダーには居心地のよいカーサ・パルティクラール(民宿)が多いので、ゆっくり滞在するのもよさそうです。

アメリカとの国交再開により、キューバがどのように変貌を遂げていくかは分かりません。その変化を楽しみに、そして日本とキューバの距離がグッと縮まっていくといいですね。

ライター:Shotaro Takai

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