

リぺ島/タイ
上質なビーチリゾートの宝庫タイで“タイ最後の秘境”といわれているのが、マレー半島の西側に浮かぶリペ島です。ホテルやレストランなどは島の東側に集まっており、パタヤビーチ、サンライズビーチ、サンセットビーチという3つのビーチがリゾートライフの舞台になります。
特に美しいのがサンライズビーチに延びる砂州!11~5月の乾季に、季節風の影響で長いビーチができます。

ホテルは賑やかなパタヤビーチを中心に、3つのビーチに点在。どれも小ぢんまりとしたブティックリゾートで、スタイリッシュなデザインホテルから、高台に立つ眺めのよいホテルまでバリエーションは豊富です。

(写真提供/トリップアドバイザー)
リぺ島はマレーシアとの国境近くにあり、乾季はマレーシアのランカウイ島からフェリーが出ていて所要1時間30分ほど。ほかにもタイ南部のクラビやトラン、ハジャイを経由して、陸路+航路でアクセスできます。
フーコック島/ベトナム
日本からの観光客が増えているベトナムで、今最も注目されているのがフーコック島です。ベトナムの観光地は東海岸に多いのですが、フーコック島があるのは西側。水平線に沈む美しい夕日が眺められる、ロマンティックなロケーションが魅力です。

もともとフーコック島は、黒コショウとニョクマム(魚醤)の生産地として知られた素朴な島でした。それがここ数年、急ピッチで観光開発が進められ、ヨーロッパからの観光客やベトナム人の富裕層にはメジャーな存在になっています。
観光の中心となるのは、島の西側に約20kmにわたって延びるロング・ビーチ。また南東海岸には白砂が敷き詰められたサオ・ビーチが広がり、極上のリゾートライフを過ごせます。

(写真提供/トリップアドバイザー)
リゾートホテルはロング・ビーチ周辺に多く、最近は少し離れたビーチに大型リゾートホテルも進出。今後も新しいホテルの建設が予定されており、日本でのブレイクも期待できそうです。
北パラワン/フィリピン
7000以上の島々が集まるフィリピンの西側に浮かぶパラワン諸島。その北部には雄大な自然に溶け込んだナチュラルリゾートが点在しています。特に小さな島の入江を利用したリゾートホテルは、朝から晩まで海を満喫するには最適なロケーション。セレブがお忍びで訪れるアマンプロなどラグジュアリーなホテルから、素朴なリゾートホテルまで選択肢は豊富です。

目の前のビーチでのんびり過ごすのもよいですが、リゾートホテルが主催するアクティビティに参加するのもおすすめ。透明度抜群の海でスノーケリングを楽しんだり、ボートで無人島を巡ったり、奇岩に囲まれた内湾をシーカヤックで探検したり、日替わりでさまざまなツアーが用意されています。

照明がほとんどない島では、日が暮れるとホテルの施設周辺以外は真っ暗。空を見上げると満天の星にびっくりするはず!波の音を聞きながら流れ星を探す…なんてロマンティックすぎでしょうか?
ベントタ/スリランカ
インドの南東に浮かぶスリランカは、日本での注目度が上昇しているエリア。世界遺産の遺跡群やアーユルヴェーダ、上質な紅茶など独特のカルチャーをテーマにしたツアーが開催されています。
きれいなビーチも多く、特に西海岸には上質なリゾートエリアが点在。なかでも有名なのが南西部のベントタです。黄金色に輝く砂浜にパラソルが並ぶ、アジアのリゾートエリアらしい居心地のよさが魅力です。

上質なリゾートホテルも多いのですが、スリランカのリゾートホテルを選ぶときに覚えておきたいのがジェフリー・バワ。アマンリゾーツの建築家にも影響を与えたリゾート建築の第一人者です。ベントタでも自然の造形と地元の文化を意識した、バワ独特のリゾートデザインに触れることができます。

アーユルヴェーダを体験しつつ、リゾートホテルでものんびり過ごす癒しの旅や、遺跡を巡った後にビーチでくつろぐ1粒で2度おいしい旅など、スリランカの多彩な魅力はオンリーワンの休日を演出してくれます。
シアヌークビル/カンボジア
アンコールワットで有名なカンボジアに、ビーチリゾートのイメージはないかもしれません。しかし最近、南西部のシアヌークビルが新しいリゾートエリアとして噂になっています。
シアヌークビルはタイランド湾に面した港湾都市で、カンボジア唯一のビーチリゾートエリア。街の南に延びるオーチュティルビーチに沿って、ホテルやレストランが並んでいます。

(写真提供/トリップアドバイザー)
シアヌークビルには賑やかなオーチュティルビーチを含めて7つのビーチが点在。急ピッチで開発は進んでいますが、地元のファミリーが遊ぶのどかなビーチが多く、ゆるやかな時間が流れているのが魅力です。西側なので美しいサンセットは必見です。

(写真提供/トリップアドバイザー)
シアヌークビルの沖にはロン島という島が浮かんでいて、近年、この島にもリーズナブルなバンガローが立ち始めています。耳の早いヨーロピアンリゾーターにはすでに人気があり、これからのリゾートエリアといえそうです。