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    掲載日:2015.11.05

    次の休暇は心と身体のデトックス スリランカのアーユルヴェーダリゾートってどんなとこ?

    額にオイルを垂らされている女性の写真を見たことはありませんか?これは、シローダーラと呼ばれるアーユルヴェーダの施術のひとつ。このインパクトがあまりにも強いので、日本ではアーユルヴェーダ=シローダーラだと思っている人もいるようですが、アーユルヴェーダはインド発祥の伝統医療。オイルマッサージや食事療法などで身体を癒すことを目的としたもう少し全体的な治療法のことをさします。 特に病気と診断されるほどではないけれど、なんとなく調子が悪い……。ストレスの多い現代では病気の一歩手前、東洋医学で未病と呼ばれる状態におかれている人が多数います。その状態をほうっておくと、やがて大きな病気に繋がる可能性が。そこで、注目されているのがアーユルヴェーダなんです。 アーユルヴェーダが民間療法として根付いているスリランカでは、今、長期間滞在して、アーユルヴェーダを体験するアーユルヴェーダリゾートが大人気。今回はアーユルヴェーダリゾートがどういうものなのかご紹介します。
    ANAオリジナル
    第3の目と言われる額の中央に油を垂らす施術。続けるうちに深い瞑想状態へ導かれる
    第3の目と言われる額の中央に油を垂らす施術。続けるうちに深い瞑想状態へ導かれる

    まずは問診で、身体の状態を把握する

    アーユルヴェーダリゾートに到着したら、まずはドクターの問診を受けます。アーユルヴェーダの基本となるのは、ドーシャと呼ばれる3つの体質。人にはヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)という3つの体質が存在するとし、そのバランスが乱れると病になると考えます。なので、どういう体質を持っているかをまずチェックするわけです。

    脈は身体の状態を知るための重要な情報。多くの施設で脈や血圧などが計られる
    脈は身体の状態を知るための重要な情報。多くの施設で脈や血圧などが計られる

    施設によって診断方法は多少異なりますが、体格や睡眠状態、性格などの設問が並んだチェックシートに回答していく問診は多くの施設で取り入れられているようです。それに、ドクターによる脈診や聴診などを組み合わせて診断します。中には、ドクターと一緒に瞑想するというユニークな問診も。

    心を空っぽにし、ドクターと呼吸を合わせてリラックスするのが瞑想のコツ
    心を空っぽにし、ドクターと呼吸を合わせてリラックスするのが瞑想のコツ

    これがなかなか侮れなくて、瞑想によって自分の不調だけでなく、親の持病などを当ててしまうこともあるというから驚きです。

    問診のときに、例えばダイエット、肩こりの改善、体力増強など、自分の目的もドクターに伝えます。それを元に、ドクターが治療方法や滞在中の食事内容などを決めていきます。

    滞在中は、オイルマッサージを中心にリラックスした時間を過ごす

    ドクターの問診が終わると、いよいよアーユルヴェーダライフの始まりです。
    個人によって異なりますが、だいたい1日のスケジュールは下記のような感じ。

    6時 起床
    6時半 ヨガ
    7時半 朝食
    9時 トリートメント
    12時 昼食
    13時 自由時間
    15時 瞑想や午後のトリートメント
    18時 夕食
    21時 就寝

    とにかくリラックスして心身の緊張を解き放つのが目的なので、忙しく動き回るのは禁物。自由時間に、近隣の街への観光ツアーなどが催されることもありますが、多くのゲストはプールサイドでのんびりしたり、散歩をしたり、読書をしたりして自分の時間を楽しみます。

    とことんのんびりと過ごすのが基本。お気に入りの本を数冊持ち込んで
    とことんのんびりと過ごすのが基本。お気に入りの本を数冊持ち込んで

    気になるトリートメント内容ですが、これも個人の不調に合わせて変わります。眼精疲労や肩こりなどがひどい場合はヘッドマッサージ、心身のバランスが崩れた人には、2人の施術者が左右対称にマッサージすることで気を整えるアビヤンガ、腰痛には練った小麦粉の輪っかを腰に載せそこにオイルを流し込み放置するカティ・バスティなどが行われます。
    ただし、一番有名なシローダーラは、とても影響の強い施術になるので、体調をみながら慎重に行われます。施設によっては3日以下の短期滞在だと受けられないこともあるので、事前に確認しておくといいでしょう。

    2人の施術者が同時に行うアビヤンガ。自律神経の乱れに効果的
    2人の施術者が同時に行うアビヤンガ。自律神経の乱れに効果的

    基本は菜食。アルコール、タバコはNG

    トリートメント以外に、アーユルヴェーダリゾートのもう一つの大きな特徴が食事です。ビュッフェのリゾートと、セットメニューを提供するリゾートの両方がありますが、どちらも基本は菜食。肉類はほぼないと言ってもいいでしょう。かろうじて魚のカレーを目にするくらいです。

    注意しなくてはならないのが、ドーシャによって食べられない食べ物があること。例えば、カパ体質の人は乳製品や肉や魚がNG、ピタ体質の人は唐辛子や生姜などを使ったものを摂取してはいけません。ビュッフェではそれぞれのメニューに説明が書かれているので、それに沿って食べ物を選びます。ちなみにフロアにはドクターが常駐していて、食べてはいけない食べ物をとっているのを発見されると飛んできて注意されてしまいます。

    食事は菜食中心だが、スパイスやハーブが使われバリエーション豊か
    食事は菜食中心だが、スパイスやハーブが使われバリエーション豊か
    メニューの説明に、どのドーシャに適した食べ物か記されている
    メニューの説明に、どのドーシャに適した食べ物か記されている

    アルコール、タバコは基本的にNGです。また飲み物は基本的に白湯。冷たい水も避けるよう指示されます。

    また、薬が出されるのもアーユルヴェーダリゾートの特徴です。薬は自分の部屋番号の書かれたメディスンボックスに入っているので、指示にしたがって、決められた時間に飲みます。

    施設には専門の薬剤師が常駐し、錠剤、液体など、様々な薬をゲストに合わせて処方する
    施設には専門の薬剤師が常駐し、錠剤、液体など、様々な薬をゲストに合わせて処方する

    エアコン、テレビ、インターネットから離れた生活を

    基本的に、アーユルヴェーダリゾートにエアコン、テレビ、インターネット環境はないと思っていいでしょう。身体を冷やすエアコンは特にNG。脳や目を休めるため、テレビやパソコン、スマートフォンなどの使用も推奨されていません。

    ただ、アルコールの提供やエアコン、テレビなどの設備の有無はリゾートによりかなり考え方が異なり、バーでアルコールを提供したり、エアコンやWi-Fi完備のリゾートなどもあります。自分がどの程度厳しく取り組みたいかを考えリゾートを選びましょう。

    客室は、なるべく自然に近い状態で快適に過ごせるよう工夫されている
    客室は、なるべく自然に近い状態で快適に過ごせるよう工夫されている

    最低滞在期間は3日~。効果を求めるなら1週間は滞在して

    アーユルヴェーダリゾートの考え方は施設によって様々。上述のように、エアコンやテレビ、アルコール提供の有無など、施設によって違うので、真剣に体質改善に臨みたいのか、リゾートライフをある程度満喫しつつ気軽にアーユルヴェーダを体験したいのか、自分の好みに合わせて選ぶといいでしょう。

    下記が代表的なスリランカのアーユルヴェーダリゾート

    アーユピヤサ

    スリランカの古都、キャンディ近郊にある。日本人客が多いので日本語スタッフがいたり、問診票の日本語訳があるので、言葉の心配が少ない。テレビや冷蔵庫、ネット環境はなし。
    http://www.ayupiyasa.com/

    ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラ

    スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワの設計したホテルをアーユルヴェーダリゾートにリニューアル。バワ建築とアーユルヴェーダ両方が楽しめる。各部屋にエアコンはあるが、アルコール提供はない。
    http://www.heritancehotels.com/ayurvedamahagedara/

    ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ

    国際空港近く、ネゴンボのリゾートエリアにある。瞑想の問診をするドクターがいる。治療目的でなければアルコールの提供もあり。街中にあるので近隣のレストランで食事をすることも可能。
    http://www.jetwinghotels.com/jetwingayurvedapavilions/

    シッダーレーパ・アーユルヴェーダ・ヘルス・リゾート

    スリランカの家庭には必ずあるという軟膏、シッダーレーパを製造する老舗メーカーの直営施設。客室はエアコン、テレビ完備。バーエリアもあり、リゾート的な使い方にも本格治療目的にも対応。
    http://ayurvedaresort.com/

    ツリー・オブ・ライフ・ネイチャー・リゾート

    日本の「生活の木」が運営。客室はエアコン・テレビ、冷蔵庫などを完備し快適に過ごせる。滞在は最低3泊から。日本経営ならではのきめ細かなもてなしが心地良い。
    http://www.hoteltreeoflife.jp/

    ライター:Naoko Sumita
    Photo by Masashi Yoshikawa

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