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掲載日:2017.09.21

最高の味と笑顔にうっとり♪イケメンシェフを求め能登&金沢へ

豊かな自然に育まれ、独自の文化を作り出してきた石川県の能登半島。自治体が起業・新規出店を支援しているため、飲食店を開業する若手シェフが増えているのだとか。そんななか“能登にイケメンシェフがいる”というウワサをキャッチ♪イケメンシェフは能登エリアだけ?い・い・え!加賀の趣を残した城下町・金沢も負けてはいません。というわけで今回は、至極のイケメンシェフと秋の美食を求めて、石川県へ。ウワサの真偽を確かめてきます!
ANAオリジナル

温和で心優しい。能登のイタリアンシェフ三人衆

三方を海に囲まれ、里・山・海が隣接している能登エリア。その地形がイタリアに似ていること、食文化や風景に共通点も多いことから、能登ではイタリアを意識した事業を展開しているそう。また、能登半島ならではの豊かな食材を生かしたイタリアンのお店も多く出店されています。古くから能登を評する謳い文句「能登はやさしや土までも」の言葉の通り、素朴で温かい人柄が魅力のイケメンシェフを紹介します♪

「VILLA DELLA PACE」の平田明珠シェフ

大学卒業後、都内レストランで修行。今年、富山県出身の奥様と結婚!

トップバッターを飾るのは平田明珠シェフ。生粋の東京ボーイ(練馬区出身)ですが、能登の豊かな食材に惚れ込み、2016年に移住。9月に七尾市の白馬町にお店をオープンしました。「能登は日本海に囲まれた豊かな漁場を持ち、肥沃な土によって育てられた農作物があり、自然に育てられた牛や豚もある。こんなに料理人をワクワクさせる場所はないんじゃないかな」と、能登の魅力をまっすぐ語る目は真剣そのもの。その“能登愛”ゆえ、能登の料理人と生産者を結ぶ団体の理事としても活動しています。

ログハウス調の一軒屋。敷地内で、料理で使うハーブを栽培しているとか
椅子ではなくソファにしたのは、ゆったりとした時間を過ごしてほしいから
ディナーコース(8,000円)より「魚介のサラダ」。色鮮やかで、絵画のような一皿!
ディナーコースのメイン「能登牛ランプ肉のわら焼き」。柔らかく香り高いステーキは、噛むと肉汁がジュワっと広がる

「VILLA DELLA PACE(ヴィラ デラ パーチェ)」では、能登の工芸品、里山里海の恵みともいえる食材の数々、生産者の想いをコース料理に乗せて表現しています。とくに夜のコースで提供される「魚介のサラダ」は、シェフの“能登愛”が伝わる逸品。「一皿で能登を表現したいと思って考案しました。食材はオイル以外、全て地元のものを使用。お皿も奮発して、輪島塗りのものを揃えました(笑)。最後に能登の赤土に見立てた赤ワインのパウダーをふりかけて完成です」。そのお味はシェフの人柄同様、なんとも優しく。ちなみに、将来は能登島で宿泊施設をオープンするのが夢とのこと。少年のように、夢を語る姿がとってもキュートでした。

「能登半島に来たら、ぜひ遊びにきてくださいね」
VILLA DELLA PACE

住所:石川県七尾市白馬町36-4-2
電話番号:0767-58-3001
営業時間:12:00~13:30(L.O.)、18:00~20:00(L.O.)/木曜休 ※金曜日はディナータイムのみの営業

「欧風食堂 épice」の小山康成シェフ

奥様いわく、チャームポイントはあごヒゲとぱっちり二重(笑)

「欧風食堂 épice(エピス)」は、能登の食材を使ったイタリアンとフレンチを気軽にいただけるお店。オーナーシェフの小山さんは、総合リゾート企業のリゾートトラストに勤務し、エクシブ浜名湖、エクシブ琵琶湖の料理長を歴任したベテラン料理人。シェフが生み出す極上の料理を求めて、県内外から多くの人が訪れています。店内に入ると、焼きたてのピザの香りが!「香りを楽しんでいただきたいので、厨房ではなくカウンターに窯を設置しました。断熱性の高い能登珪藻土の窯を使用しているので、出来ることなんですよ」と、心地よい低音ボイスで説明してくださいました。

築年数は、シェフより年上。以前は、お父様が喫茶店を経営していたそう
黒板には、シェフおすすめのメニューがズラリ!
(左)「柚餅子(ゆべし)とゴルゴンゾーラのピッツァ」1,900円、(右)「こんかいわしのバーニャカウダ」1,200円

看板メニューのピッツァは600度の高温で一気に焼き上げるため「外はパリっ、中はモチっ」。生地も自家製で、奥能登・珠洲の揚げ浜塩を使っているそう。シェフおすすめは、輪島の名産和菓子を使った「柚餅子(ゆべし)とゴルゴンゾーラのピッツァ」。シンプルなチーズのピザに柚子の爽やかな酸味とモチっとした食感が加わり、衝撃的なおいしさ!「おいしく作るコツは?」と聞くと「『おいしくなーれ!』と心をこめて作ることかな。料理は愛です」と、照れくさそうな姿もいとかっこよし。帰り際、食べきれなかったピザを包んでくれた心優しいシェフ。中身もイケメンです!

ピザの焼き上がりを確認するまなざしは、真剣そのもの!
欧風食堂 épice

住所:石川県七尾市和倉町ワ部13-1
電話番号:0767-62-4188
営業時間:11:00~14:30(L.O.14:00)、17:30~20:30(L.O.20:00)/水曜休 ※ほか、臨時休業日はブログに記載
URL:http://ouhuu-epice.com/

「orizzonte」の惣領泰久シェフ

生粋のサーファーで波があると、海に行きたくてうずうず(笑)

奥能登に位置する輪島にお店を構える、惣領シェフ。鎌倉の有名イタリアンで腕を磨き、28歳の時に地元に凱旋。漆器屋を営んでいるご実家の敷地内に「orizzonte(オリゾンテ)」をオープンしました。地元のまじめでひたむきな生産者と契約し、新鮮で美味しい食材を入手。そのため「素材の味、風味・色合いを最大限に生かすために“調理法はできるだけシンプルに”を心がけています」とのこと。ちなみに趣味はサーフィンで、波乗り歴は15年以上。サーフィンで鍛えられたボディと、健康的に焼けた肌、そして爽やかな笑顔を持ち合わせたイケメンシェフです。

店名のオリゾンテは、「水平線」という意味。青いパラソルが目印です
天井のサーフボードは、シェフが漆塗りで仕上げたそう。贅沢!
ランチセット1,350円。パスタ、前菜プレート、スープ、フォカッチャ付き

惣領シェフの料理はどれも飾らないものですが、素材の持ち味をきちんと引き出すテクニックは見事!とくに「さざえのペペロンチーノ」は、しっかりとソテーした金時草の甘みとさざえの身の旨味、肝の苦み。そのすべてが相性がよく、素材本来の豊かな味わいをこれでもか!というくらい堪能できます。色鮮やかな前菜プレートにはコリンキー、シャドークイーンなど、珍しい野菜が並びます。こちらも、食材によって味付けや下処理を変えて。湘南の地で料理の修行と波乗りに明け暮れていた経歴は、ダテではありません。

撮影のため、お腹いっぱいになるまで麺を味見してくれました
orizzonte

住所:石川県輪島市河井町4-67
電話番号:0768-22-1777
営業時間:11:00~14:30、17:00~22:00/水曜・木曜休

古都・金沢も負けてません。魅惑のイケメン5

金沢は古い町並みと近代的な建物が混在した、調和が美しい街。イケメンもまたしかり。侍フェイスな男前から、洗練された都会派イケメンまで、全方位バランスよくかっこいいのです!“石を投げれば男前に当たるのでは?”と思うほどイケメンが多い金沢より、タイプの異なった魅惑のシェフを紹介します。

「zuiun dining・café」のイケメンビッグスリー

村上学シェフ。野菜ソムリエの資格を所有し、野菜料理も得意
バリスタの京村亮太さん。お兄様とコーヒー店を開業すべく、現在準備中!
バリスタの梅田雄士さん。人懐っこい笑顔とくるくるパーマが愛くるしい!

「zuiun dining・café(ズイワン ダイニング・カフェ)」は、建築設計事務所zuiunが運営するレストラン・カフェ。併設しているライフスタイルショップの店員も含め、「…顔面採用ですか?」というほど恐ろしく美男子ばかり!女性客の間で「かっこいい!」とウワサが広まり、店頭に立つと人だかりができることも!ちなみに広報さんによると「系列の野々市の店舗に、あと数名隠し玉がいるんですよ。ふふふ」とのこと。金沢に遊びに行った際は、ぜひその目でチェックしてみて!

お店は、元々バナナ貯蔵庫。建築設計事務所が運営しているので、リノベーションはお手のもの!
大きな窓からは自然光がたっぷり入る。フォトジェニックな店内
「自然豚のロースト」1,600円。希少な富山県氷見の自然豚を、シンプルに塩で味付け

カフェダイニングだからと侮ることなかれ!村上シェフは数々のお店で修行を重ね、料理の腕には定評あり。今回ご用意いただいたのは、「自然豚のロースト」。「食材が本当に素晴らしいので、僕はほんの少し手を加えるだけです」と食材に向きあう姿勢は、あくまで謙虚です。焼き加減は完璧で、肉汁を内側に残してジューシーに焼き上げた豚肉は、カリッと香ばしく、口に広がる脂のおいしいこと!大きめにカットされた野菜のラタトゥイユも主役級のおいしさ。そして食後は、イケメンバリスタがいれてくれたコーヒーを。まさに至福の時間です。

zuiun dining・café(zuiun金沢店内)

住所:石川県金沢市泉本町4-17
電話番号:076-243-5506
営業時間:11:30~14:00、18:00~22:00(L.O.21:00)※カフェは11:00~22:00(土日祝10:00~)/火曜休(祝日の場合は営業)

「かなざわ玉泉邸」の片折卓矢料理長

料理長就任の翌年に、ミシュランガイド富山・石川版で星一つを獲得

400年の歴史ある庭園を眺めながら、金沢の“和”を楽しませてくれる「かなざわ玉泉邸」。若干34歳にして料理長を務める片折さんは、かの有名な金沢の名店「つる幸」で2番手まで上り詰めた一流料理人です。しかし当の本人は、そんな重々しい経歴とは裏腹に、気さくな雰囲気が魅力。目元を細め、顔をくしゃっとさせて笑う表情がおちゃめです。聞けば新鮮な魚介を求めて、毎朝5時起きで七尾の市場へ。いい食材を自らの目で選りすぐり、その素材の良さを最大限生かした方法で、おいしいものをつくるのが信条だそう。

築200年以上の江戸時代末期の邸宅を現代的にアレンジ
窓の外に広がるのは、兼六園よりも古い歴史を持つ庭園「玉泉園」
夜の会席コース(10,000円)より3品。(左)能登の蒸しあわびと冬瓜饅頭、
(右奥)七尾ののどぐろ塩焼き、(手前)七尾の石崎ガニの塩茹で

用意いただいた3品はどれも片折さんの熟練の職人技が光ります。のどぐろは丹念に下処理し、シンプルに塩焼きに。石崎ガニの塩茹でも絶品。「ただ茹でるだけ」と思いがちですが、然にあらず。片折さんの手にかかると、身は繊細で瑞々しく、極上な旨味を堪能できます。「あわびは仕入れた後、ダッシュで板場に戻り、下処理するのが鮮度を保つポイントです」と片折さん。そのおかげで、朝獲れの新鮮さはそのまま。蒸すことでもっちりとした食感に仕上がっています。手間や創意を惜しまない“作り手の思い”と“確かな技術”を感じ、大感動。さすが、ミシュランシェフ!

食材にこだわっている分、その説明にも力を入れているそう
かなざわ玉泉邸

住所:石川県金沢市小将町8-3
電話番号:076-256-1542
営業時間:11:30~14:30、18:00~22:00/月曜休(祝日の場合は営業)

「FIL D’OR」の田川真澄シェフ

金沢出身の30歳。洗練された雰囲気と端正なルックスが素敵!

トリを飾るのは、今年6月にオープンしたばかりの「FIL D’OR(フィルドール)」の田川シェフ。店舗は8畳ほどの空間ですが、天井を取り払ったため、抜けるような開放感。昼間は光が降り注ぐ、気持ちのよいフレンチレストランです。オーナーの田川シェフはフランスのリヨンをはじめ、海外の一流レストランで修行を重ねた実力派。端正な顔立ちもさることながら、180センチの長身でモデル顔負けのスタイル。聞けば、お店の食器はすべて石川の作家のものを使用しているそう。「料理だけじゃなくて、地元の作家さんの作品を多くの人に知ってほしいんです」とのこと。その心意気もハンサム!

店名はフランス語で「金の糸」。人と人、生産者と作家を結ぶ場所でありたいという想いから命名
席数は6席。内装は、田川シェフ自ら手掛けたそう
(左)「稚アユとリンゴときゅうり」500円、(右)「キャロットラペ」400円
「仔羊(ラム)NZ産」1,700円。仕上げに、ローストしたヘーゼルナッツをかけて

田川さんの料理はきちんとしたフレンチの基礎が土台となっているので、その完成度の高さに驚かされます。とくに柑橘類のソースであえたキャロットラペは、素材が持つうまみを豊かな発想で引き出した一品。仔羊のソテーもほんのりピンク色で、最高の焼き加減。玉ねぎと白ワインを使ったソースが、お肉の柔らかさと甘さを引き立てています。「作家さんの器と料理のハーモニー。カトラリーの手ざわりなど、舌だけでなく五感で楽しんでほしいです」と田川さん。一皿ごとに新鮮な感動を与えてくれる田川さんのフレンチ。今後も目が離せません!

ビオワインも1杯800円~用意。「金沢に来たらぜひ寄ってくださいね」
FIL D’OR

住所:石川県金沢市片町2-13-24
電話番号:090-9442-1324
営業時間:18:00~24:00(土曜15:00~)/日曜休

能登&金沢には、ウワサに違わずイケメンシェフがおりました。シェフが生み出すおいしい料理に、舌もお腹も視覚も心も大満足♪この秋は美しき紅葉とイケメンシェフを眺めに、石川県へ遊びに行ってみませんか?

ライター:Momoko Hirata(verb)
Photo by Eri Miyama

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