

お城、コテージ、ツリーハウス……世界遺産にだって泊まれる

世界191カ国、65,000以上の都市で、あらゆる種類・価格帯のお部屋が登録されているAirbnb。ユニークな宿に泊まれるのが大きな特色です。大都会のビルの谷間にあるおしゃれなトレーラーハウス、地元の人しか来ないビーチに面したコテージ、絵本に出てくるようなツリーハウス、中には世界遺産に泊まれてしまうお部屋も。
借りた瞬間から始まる「暮らすような旅」
Airbnbのもうひとつの特色が、宿泊場所を貸してくれるホストとのコミュニケーション。後で詳しく解説しますが、宿泊するためにはAirbnbを通してホストにコンタクトをとり、鍵の受け渡しやハウスルールの確認をする必要があります。そうすることで、まるで自分が現地に部屋を借りて住むような気持ちになってくるのが不思議なところ。Airbnbのキャッチフレーズ「暮らすように旅しよう」という感覚がわかってきます。さらに、ホストが住む家の一部や隣接する施設を貸しているお部屋も多く、そこで生まれる交流から、旅先の魅力を発見したり、新しい刺激をもらえたりするのも魅力です。
安心して泊まれる気配りもばっちり
お部屋の個性が魅力になっている一方で、多くのホストが、バスタオルやシャンプー・リンスなどのアメニティを用意していたり、きちんと清掃してくれていたり、問い合わせに対応してくれたりと、きめ細かなサービスを提供しています。実際に宿泊した人、ホスト側の両方の評価がサイト上に公開されていることもあり、ホストの質が高いこともAirbnbが信頼される理由になっています。

国内の宿泊を予約してみよう
百聞は一見に如かず。まずはAirbnbを使って、気軽に旅に出てみませんか。
1.アカウントを作成

初めにアカウントをつくります。メールアドレスと姓名、生年月日を登録する方法のほか、GoogleやFacebookのアカウントと連携させる方法も。アカウントを登録したら、プロフィールを編集します。安全な貸し借りのためのルールなので、顔写真、自己紹介文など、しっかり必要項目を埋めましょう。手順に従って、電話番号とメールアドレスの認証を取得します。さらに、予約時に身分証の提示を求められる場合もあります。もちろん、個人情報はAirbnbのプライバシーポリシーに従って適切に取り扱われます。
2.宿泊地と滞在期間で検索開始

宿泊タブを選んで、場所を入力したら検索開始。画面左側にリスティング(Airbnbでは宿泊施設全般のことをいう)、右側に地図が表示されます。リスティングの写真にカーソルを合わせると、地図上でも大体の場所が確認できるのが便利なところ。滞在の日時やゲストの人数を入力すれば、人数や日数で加算した価格が表示され、より絞りやすくなります。
3.「部屋タイプ」で宿泊のスタイルはまったく違う

リスティングは価格帯、ベッドの数、駐車場の有無など、いろいろな条件で絞り込めますが、ここで注意したいのが「部屋タイプ」。Airbnbには「まるまる貸切」「個室」「シェアルーム」の3つのタイプがあります。プライベートな空間を満喫したいなら、1部屋、1棟、まるごと借りられる「まるまる貸切」。ゲストハウスのようにバスルームやリビング、キッチンなどの共用スペースがあり、就寝が自分の個室になるのが「個室」、相部屋になるのが「シェアルーム」です。こちらはひとり旅や、リーズナブルに仲間と旅をするのにおすすめです。
4.気になる宿を見つけたら、詳細情報をチェック

詳細ページで定員数や設備、アメニティ、料金などをしっかりチェックしましょう。さらによく確認したいのが「ハウスルール」。「禁煙」「パーティーお断り」などホストが決めたルールが記載されています。最低泊数が決まっているお部屋も多いので、これも忘れずに確認。そして、レビューも要チェックです。これまでにそのお部屋に泊まった人のコメントから、詳細な情報やホストの人柄までわかったりします。
5.英語で表示されているリスティングは?
国内のリスティングでも、外国人向けに名称や説明が英語で書いてあるリスティングも少なくありません。でも大丈夫。「日本人は泊まれない」などというリスティングはありません。英語の説明は日本語に自動翻訳することができますし、ホストの言語に日本語があれば、問い合わせなどは日本語でできます。
6.ホストにコンタクトして予約成立へ
宿が決まったら、いよいよ予約です。「リクエスト」をクリックするとホストへのメッセージを入力する画面になります。お部屋によっては、ホストの承認が不要ですぐ予約できるものもあります。
また、支払い情報もここで入力。支払いはゲストの国によっても違いますが、日本ではクレジットカード、PayPalが利用できます。予約が確定すれば、チェックインの24時間後にAirbnbが料金をホストに送金する仕組みになっています。キャンセルの場合はキャンセルポリシーに従って返金されます。
いかがでしょうか?延べ2億人が利用し、宿泊してきたマーケットプレイスだけあって、一連の手順はとてもスマートですね。
ラグジュアリーなヴィラも貸し切れる「まるまる貸切」タイプ

ファミリーや仲間でプライベートに過ごすなら、「まるまる貸切」タイプがおすすめ。一軒家やアパートメントを独り占めできるので、別荘感覚でゆったりできます。プライベートビーチやガーデンがついていたり、無人島まるまる一島など、借りられる範囲もさまざま。個性的なリスティングにワクワクしながら、自分に合うお部屋を探してみましょう。
住んでいるように滞在するならアパートメントタイプの「まるまる貸切」

憧れのエリアに住んでいるような滞在ができるのも、Airbnbならでは。六本木や新宿、渋谷、銀座など、都心のど真ん中のアパートメントを借りることもできます。オーナーのセンスが光るインテリアも必見です。
ホームステイ型の「個室」で地元情報をゲット

ホストの家の空いている部屋を借りるホームステイ型の「個室」。そこに住む人だからわかる穴場エリアや、おいしいレストランなどの、地元情報を教えてもらえるのは、ホストが近くにいるからこその魅力のひとつです。
ゲスト同士の交流が楽しいゲストハウスの「個室」や「シェアルーム」
世界各国から旅人が訪れるゲストハウス。人との出会いも旅の楽しみのひとつです。ゲスト同士で旅の情報交換をして過ごしたいけど、ひとりの時間もほしい。そんな人にオススメなのが、ゲストハウスの「個室」タイプ。しっかりと自分のスペースを確保しつつ、同じときに宿泊した旅人たちと触れ合えます。「シェアルーム」タイプなら、自分のスペースは小さくなりますが、そのぶんルームメイトとの距離も近く、すぐに仲良くなることも。
「ホームステイ」メインの旅でリフレッシュ
周囲のおすすめのスポットやお店を教えてくれたり、Airbnbのホストとの交流は旅の思い出を彩ってくれます。そんな人と人との交流を深めてみたいなら、「ホームステイ」をメインにしたリスティングもおすすめです。

用意されているアクティビティー体験が新しい刺激になったり、ホストの温かい人柄に触れて心を癒やされたり。日本の生活を体験したい外国人ゲストも多いため、国際交流もできるかも。今までにない旅になるはずです。
以上、国内での宿泊を軸にAirbnbの基本的な使い方を紹介しました。国内にもどんどん増えている個性的なリスティングをどう使うかは、あなた次第。新しい体験にワクワクする気持ちを大切に、自分だけの旅をつくってみてください。