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掲載日:2018.02.22

建築家・安藤忠雄の手掛けるアートなホテル

静謐な空間で「緑」と「海」が交わる、 「TOTOシーウィンド淡路」

客室、ダイニング、エントランスホールといった要素が8層にわたり積み重ねられている。もともとは60人収容の研修施設だった
photo by Mitsuo Matsuoka

淡路島の東側、100mの高低差のある急斜面に建つ「TOTOシーウィンド淡路」。背後に森、眼下に海を一望する土地の特性を活かし、地形に沿って段状に設計されており、すべての部屋が海に面しています。また屋上のほとんどを緑化することで、自然の風景を壊さず、山腹に埋め込まれたかのような建築となっています。

ロビーからは大阪湾を一望できる。ホールに射し込む自然光が美しい
photo by Mitsuo Matsuoka

エントランスをくぐると、ダイナミックに広がるエントランスホールがゲストを迎え入れます。その両端には海景を大きく切り取る大開口部が設けられており、視界一面に淡路のまぶしい海が見渡せます。眼前の緑、その先に広がる海と自然の雄大な風景の一体感を感じられる場所となっています。

目の前に海を望む、レストランのテラス席
photo by TOTO Seawind Awaji

人と自然の調和を保ち、「森」と「海」に囲まれた環境を最大限に活かした空間の演出。窓の外に広がる景色は、額縁で切り取られた「一枚の絵」のように映り、世界のどこでも味わえない、異空間にあなたを誘ってくれることでしょう。

周辺環境に馴染んだ建物の在り方を意図している
photo by Mitsuo Matsuoka
TOTOシーウィンド淡路

住所:兵庫県淡路市里573-14
TEL:0799-62-7105
アクセス:神戸空港からポートライナーに乗車し、約15分でJR三ノ宮駅へ。そこから淡路島方面のバス(JRバス/淡路交通/姫路バス)で、津名港バスターミナル下車。タクシーで約15分。
URL:https://www.seawind-awaji.jp/

植樹で蘇った島のシンボル、 「ウェスティンホテル淡路」

「淡路夢舞台」プロジェクトは、周辺の緑化から始まった。「私の建築の集大成ともいうべき建築群」と安藤忠雄氏は語っている
photo by Mitsuo Matsuoka

兵庫県・淡路島の海岸部に位置する複合文化リゾート施設「淡路夢舞台」。国営公園、県立公園を含む「淡路島国際公園都市」の中核施設として、安藤忠雄氏が設計・グランドデザインを手がけました。全長1km、広さ28ヘクタールに及ぶ広大な「夢舞台」の敷地は、かつて大阪湾埋め立てに使用する土砂の採掘地だった場所。当時、山を丸ごと削り取られた跡に残されていたのは、赤茶けた岩盤がむき出しの無残な風景でした。

「百段苑」と名付けられた壮大な人工の丘は、
1995年にこの地を襲った阪神淡路大震災で亡くなった人々に向けた鎮魂のモニュメントでもある
photo by Mitsuo Matsuoka

「夢舞台」は、傷ついた大地の蘇生をテーマに構想され、建物の設計よりも先に、まずは周囲の斜面地に苗木を植えることから始まりました。そうして人の手によって回復した緑の斜面地に、会議場、ホテル、店舗、温室、野外劇場からなる全長800mの複雑な建築複合体が埋め込まれています。

海を望み、帆船を思わせる近代的なデザインも「淡路夢舞台」のプロジェクトと共に安藤忠雄氏が担当
photo by The Westin Awaji Island

その「淡路夢舞台」のランドマークとして2000年に開業したのが、「ウェスティンホテル淡路」。海と緑の自然を爽やかに招き入れる外観は、まさに安藤建築ならでは。四季を感じる花々や心地良い潮風のなかで、都会の雑踏から解放される空間となっています。

8階から10階の高層階「プレシャスフロア」は、淡路島の自然を身近に感じる空間。2017年3月にリニューアル
photo by The Westin Awaji Island

都会の喧騒を離れ、淡路島ならではの落ち着いた雰囲気を楽しめる客室。バルコニーからは、青く澄んだ海と、壮大な緑の大地「淡路島 国営明石海峡公園」の大パノラマが楽しめます。広大な公園と海の景色を望むバスルームを持つ、スイートルームやビューバスタイプの客室も。

客室からは、大阪湾と緑あふれる淡路島 国営明石海峡公園が見渡せる
photo by The Westin Awaji Island
ウェスティンホテル淡路

住所:兵庫県淡路市夢舞台2番地
TEL:0799-74-1111(代表)
アクセス:神戸空港からポートライナーに乗車し、約18分で三ノ宮駅へ。高速バスに乗車し、約45分で「淡路夢舞台前」下車すぐ
URL:http://www.westin-awaji.com/

安藤忠雄氏の設計は、まず「場所を読むこと」から始まっています。その場所にしかない個性を注意深く読み取り、建築によってそれを顕在化する──。こうした対話を通じて、「その場所にしかできない建築」を生み出しているのです。

今回紹介したホテルに宿泊する際にはぜひ、周辺の環境や自然の風景を観察してみてください。そこにはきっと、滞在した人にしかわからない、特別な空間との出会いがあるはずです。

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