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    掲載日:2018.10.18

    「海の京都」へ!伊丹空港から天橋立・伊根をめぐる絶景はしご旅

    いよいよ、伊根の舟屋へ! 天橋立からはバスや車、船で

    伊根の舟屋は2013年にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得。美しくユニークな景観が紹介されました。江戸時代から昭和初期にかけてつくられた、「日本の原風景」ともいわれる絶景を見に出かけましょう。

    シーズン中の土日に運航する定員150名の大型船

    伊根へは、天橋立から海岸沿いに車で30分ほど、バスなら50分程度の道のりです。また、レンタサイクルで観光に向かう人たちもよく見かけました。7月から9月にかけてのシーズン中の土日であれば、天橋立から伊根まで船で行ける、1日1往復の「伊根航路」もあります。

    伊根航路(丹後海陸交通株式会社)

    住所:京都府与謝郡与謝野町字上山田641-1
    電話番号:0772-42-0323
    URL:https://www.tankai.jp/amanohashidate-ine-kotsu/inekouro/

    日本一海に近い醸造蔵、向井酒造

    伊根の観光エリアの入り口に位置する、向井酒造

    天橋立から伊根湾へ入ると、まず左手に見えてくるのが「向井酒造」。ここは創業から264年を数える老舗で、日本一海に近い醸造蔵です。気になる商品は試飲でき、購入した人には、道を挟んで海側の浮島で休憩できるサービスがあるそう。人気商品や地元産のお土産なども物色し、伊根湾を見渡せる浮島へと進みました。

    浮島から見渡すと舟屋が。ただし、まだメインの観光エリアではないそう

    浮島へ出て伊根の海を初めて間近で見て、驚いたのはその透明度と色。海底まで見えるのに、水の色は深いエメラルドグリーンです。見たことのない海の色に衝撃を受けていると「この色が、伊根の海の特徴なんです。水質と水深が関係しているようです」と向井酒造のご主人が教えてくれました。

    純米吟醸舟屋の里2,200円、伊根満開1,900円
    浮島で食べる、伊根満開じぇらーと400円

    地元丹後産の古代米と呼ばれる赤米を使った「伊根満開」。日本酒なのに甘酸っぱい、フルーティな味わいがあるそうです。その酒粕を使った「伊根満開じぇらーと」には、ふつうの酒粕にはない独特の旨味がありました。

    左から伊根満開ロール1本680円、はちみつ入り紅芋酢(120ml)750円、天橋立オイルサーディン500円

    全国でも数少ない、有機無農薬の米で醸造しているお酢で有名な「飯尾醸造」。近海で獲れたイワシを手作業で缶詰にする「竹中缶詰」。どちらも明治の創業で、天橋立のある宮津市内の老舗です。時間があれば製造元まで買いに行きたかったお土産でしたが、ここでゲットすることができました。

    向井酒造

    住所:京都府与謝郡伊根町平田67
    電話番号:0772-32-0003
    営業時間:9:00~17:00
    定休日:年末年始
    URL:http://www.kuramoto-mukai.jp

    「これから湾を観光するなら、海上タクシーを呼びましょうか?」とご主人。伊根湾の海岸沿いのお店にはたいてい船着き場があり、どこにでも来てくれる海上タクシーがあるのです。実はもう、予約してあるんです!

    海上タクシーに乗って、舟屋めぐりへ出発!

    予約どおりの時間と場所に船を回して待っていてくれた、亀島丸

    今回利用したのは、海上タクシー「亀島丸」。乗船料は一回1,000円。貸切というわけではなく、他の人が呼んだ場合でも定員12名まで席があるかぎり乗船可能。着岸しているところを見かけたら気軽に声をかけてみましょう。

    海上から舟屋群が間近に見える

    伊根湾をぐるっと囲む「舟屋」とよばれる家屋は約230軒。海に面した1階は舟が直接出入りできる収納庫と物置、作業場になっており、2階部分が居室。いわゆる“離れ”として使われており、背後に通る細い一本道を挟んで山側に、炊事場、水場を備えた生活する家屋である“母屋”が建っています。もちろん、実際に人が住んでいる現役の住居です。

    1階は舟の収納庫や作業場。海と生きる漁村ならではの不思議な光景
    後ろに見える屋根が母屋。間には車が通れる細い道がある

    舟屋群の成り立ちを解説してくれる船長さんのお話を聞き、海や山、自然とともにある漁村の生活がこの景観をつくってきたのだと感動しました。

    伊根湾は三方を山に囲まれ、湾の入り口には青島が海の上に浮かぶようにあって防波堤の役割を果たしています。青島は海の守り神とされる「蛭子(えびす)神社」があり、上陸禁止の神聖な島です。この地形のおかげで、湾内の潮の干満差は1年間に約50cm程度なのだとか。舟屋群が、日本中でここにしかない景観なのだと納得します。

    伊根湾の入り口にぽっかり浮かぶ青島
    舟屋が海の上に浮かぶように見える、全部開口の舟屋の一角

    湾には漁港や巨大な生簀があり、漁村としてももちろん現役。漁港にはシーズン中の土日に営業する定食屋さんがあり、釣りを楽しめるポイントもたくさんあります。

    国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている伊根は、建物だけでなく周囲の海や山も保護の対象となっているそう。この漁村での生活すべてが「日本の原風景」といわれる景観をつくっているのだと、船長さんのていねいなお話を聞きながら思いました。

    ひときわ大きい、お寺の舟屋と船着場

    さて、約30分のガイドツアーも終わりに近づいてきました。最後にはカモメへのフィーディングタイムがあり、意外にも大興奮で海上タクシーを後にすることになりました。

    どこからか集まってきたカモメが船と並行して飛ぶ
    流れるようにガイドしてくれた船長の山田敏和さん
    亀島丸

    住所:京都府与謝郡伊根町字亀島822番地
    電話番号:090-8579-1002
    URL:http://www.kameshimamaru.server-shared.com

    伊根を訪れる人の“立ち寄り所” 舟屋日和のINE CAFEでコーヒーを

    海上タクシーをつけてもらったのは、伊根湾の真ん中に位置する観光交流施設「舟屋日和」。伊根を訪れる人にゆっくりと時間を楽しんでもらえる“立ち寄り所”として地元の人たちがアイデアを出し合ってつくった、公設民営の施設です。ここには2つの飲食店があります。一番手前にある「INE CAFE」でスイーツとお茶をいただきました。

    2017年4月オープンの舟屋日和。新しい建物だが舟屋の景観に馴染むよう配慮されている
    入ってすぐの一番見晴らしのいい席はあえて客席にせず、誰もが座れるパブリックスペースに

    さきほど訪れた向井酒造さんの酒粕をつかったパウンドケーキは、通常の酒粕と赤米の酒粕の2種類がセットになっており、食べ比べることができました。マンゴーのソースも相まって、くせもなくふんわりとしたそれぞれの酒粕の風味を感じました。

    向井酒造さん酒粕入りパウンドケーキ500円、ホットコーヒー500円はケーキとセットで200円OFF
    海鮮ちらし1,500円は、平日のみ数量限定

    ランチの「海鮮ちらし」は平日のみ、数量限定で提供。隣にある「鮨割烹 海宮」では毎日、丹後半島で水揚げされた魚を食べられるそう。カウンターの前が窓になっていて、伊根湾が一望できるのだとか。時間があればぜひ行ってみたかった…。少し未練の残る「舟屋日和」ですが、この「INE CAFE」で伊根湾の絶景を見ながら、ゆったりしたすてきな時間を過ごすことができました。

    店内はゆったり落ち着ける雰囲気。窓の外には伊根湾が広がる
    INE CAFE(舟屋日和内)

    住所:京都府与謝郡伊根町字平田593番地1
    電話番号:0772-32-1720
    営業時間:11:00~17:00(16:45L.O.)、土・日曜・祝日10:00~、ランチタイム11:30~14:00
    定休日:水曜
    URL:http://www.funayabiyori.com

    道の駅「舟屋の里 伊根」から 伊根湾を見下ろす絶景ランチ

    伊根湾の背後にそびえる高台にあるのが、道の駅「舟屋の里 伊根」。先ほど海上タクシーで見てきた伊根湾を、上から見渡すことができます。撮影スポットとしてはもちろん、海を見ながら食事できるレストランや土産物店があり、観光客でにぎわっています。

    道の駅「舟屋の里 伊根」から舟屋が並ぶ伊根湾を上から見渡す

    この道の駅のなかにある「レストラン舟屋」は、夏は岩ガキ、冬はブリしゃぶなど、伊根湾に揚がる鮮魚を中心に食べられるお食事処。年中とおして食べられる一番人気は、日替わりでネタが変わる「舟屋海鮮丼」。お造りと煮魚がついた「舟屋定食」も納得のおいしさでした。

    一番人気の舟屋海鮮丼1,600円
    舟屋定食2,100円

    食事しながら伊根湾の絶景を見ることができます。テラス席からの眺めも最高でした!

    レストラン舟屋のテラス席。広いガラス窓で中からも絶景が望める
    レストラン舟屋

    住所:京都府与謝郡伊根町字亀島459番地
    電話番号:0772-32-0680
    営業時間:11:00~17:00(16:00L.O.)
    定休日:火曜、祝日の場合は営業
    URL:http://www.ine-restaurantfunaya.com

    伊根の観光も終わりに近づいてきました。今回は、この地に泊まることは叶わなかったのですが、ここ伊根には舟屋に宿泊できる「舟屋の宿」がいくつもあります。最後にそのうちにひとつをご紹介します。

    舟屋の宿に泊まれば、 伊根の景観を味わいつくせる

    舟屋の宿まるいち

    舟屋の宿「まるいち」は、ご主人が実家の舟屋を改築して2013年にオープンさせた宿。1階には、船の収納庫のとなりに滞在中自由に使えるフリースペース。2階には、伊根湾を望む広々としたワンルームの居室があります。

    最大6名泊まれる2階の居室は、細部にまでこだわったくつろぎの空間

    予約は、4名以上なら宿泊の6ヶ月前、3名以下なら3ヶ月前の月初日から、インターネットかメールで。当然、予約は殺到ですが、ホームページで予約状況を確認できるのであきらめないでチャレンジしたいもの。窓から見えるこの景観、ゆっくり味わいたいですよね。

    窓から見えるのは、さきほど海上タクシーが停船してくれた撮影スポット

    釣り船を操業しているご主人にかわってこの日案内してくれた女将さんは、結婚してここ伊根に来たそう。「宿をやっているとは聞いていたのですが、実際に見たときはやはり驚きました」と笑顔で話してくれました。

    女将さんと長女のほのかちゃん。一家は道路をはさんだ母屋に居住
    舟屋の宿まるいち

    住所:京都府与謝郡伊根町亀島940番地
    電話番号:0772-32-0608
    URL:http://www.funaya-maruichi.com

    豊かな自然と歴史に打たれた「海の京都」の旅はここで終了。ただし、本当は「海の京都」はもっと広大です。伊根からさらに丹後半島を進めば「丹後松島」とよばれる日本海の絶景や、キュッキュッと音が鳴る鳴砂で知られる「琴引浜」。天橋立から東に行けば軍港として栄えたレトロな港町「舞鶴」など。まだまだ魅力いっぱいの京都府北部を、ぜひ訪れてみてくださいね。

    • 記載の内容は2018年10月現在のもので、変更となることがあります。
    • 税込価格を表示しております。

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