
空港直結! 駐車場からのアクセスも抜群

中部国際空港セントレアの到着ロビー、出発ロビー、鉄道「中部国際空港駅」をつなぐ「アクセスプラザ」。フライト・オブ・ドリームズへは、ここから立体駐車場へ続く連絡通路を進みます。やがて、右手に四角い大きな建物が見えてきました。手前の壁面には空へ飛び立つボーイング787初号機が描かれており、子どもたちもすぐに見つけて大興奮。あの中にボーイング787の大きな機体があるのだと思うと大人も気分がアガってきます。
通路はフライト・オブ・ドリームズの3階部分に直結。2、3階は入場無料の商業エリア「SEATTLE TERRACE(シアトルテラス)」。1階が体験型コンテンツのある「FLIGHT PARK(フライトパーク)」です。
- FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)
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住所:愛知県常滑市セントレア1丁目1 中部国際空港セントレア FLIGHT OF DREAMS
TEL:0569-38-1195(セントレアテレホンセンター)
URL:https://flightofdreams.jp - FLIGHT PARK(フライトパーク)
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住所:中部国際空港セントレア FLIGHT OF DREAMS1階
営業時間:10:00~17:00、最終入場16:30(土曜~19:00、最終入場18:30) - SEATTLE TERRACE(シアトルテラス)
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住所:中部国際空港セントレア FLIGHT OF DREAMS2-3階
営業時間:10:00~22:00
※店舗により営業時間が異なります
体験型コンテンツのある フライトパークへ!
チケットカウンターでフライトパークの入場券、大人1,200円、子ども(3歳~小学6年生)800円を購入。これで9つの体験型コンテンツを体験することができます。退出ゲートで手にスタンプを押してもらえば、再入場も可能です。

搭乗ゲートのようなエントランスから中へ入るとすぐに、ボーイング787初号機が正面から出迎えてくれます。世界中の航空会社の要望に応える最新鋭機として製造され、2009年12月、米国内のペインフィールド空港で初飛行に成功した航空史に残る機体です。

翼を広げたその威容に、子どもたちもしばし立ち尽くして見とれていました。コックピットの窓が大きめのガラス4枚で構成されているのもボーイング787の特徴のひとつ。どこか優しげな表情です。さあ、ここからどんな体験が待っているのでしょうか?
大人も子どもも楽しめる 9つの体験型コンテンツ
アート、サイエンス、テクノロジー、デザインなど各分野の最新技術を融合して新しい価値を創造するチームラボ。彼らがプロデュースするコンテンツをはじめとした9つのラインナップをご紹介していきましょう。
Fly with 787 Dreamliner / フライ ウィズ 787 ドリームライナー
787実機と館内空間を一体にして魅せる映像のショー。4階の観覧エリアから見ると、まるで飛行機と一緒に飛んでいるかのように感じます。
Boeing Factory / ボーイングファクトリー
ボーイングの航空機組立工場にいるかのような体験ができるコンテンツ。世界中から輸送される部品が組み立てられていく製造工程を楽しみながら学べます。
Paper Plane Music Field / 奏でる!紙ヒコーキ場
紙ヒコーキを折って飛ばすと、光のゲート空間の色が変わり、音が響きます。自分の手を動かしながら飛ぶ仕組みを考え、そのとき限りの光と音の空間を楽しむことができます。
Sketch Airplane / お絵かきヒコーキ
自分が描いた飛行機をスキャンすると、飛行機がドーム空間内を立体的に飛び回ります。専用タブレットで操縦することができ、パイロット気分も味わえます。
Airline Studio / エアラインスタジオ
架空の世界に入り込み、飛行機の中の仕事を楽しみながら体験できるコンテンツ。体験している写真や動画を撮影することも可能です。
ZA001 Flight Deck / ZA001 コックピット
ボーイング787初号機である「ZA001」のコックピットを実際に見学。飛行中の状態をリアルに再現しており、まるでコックピットに乗り込んだかのような体験ができます。
787 Dreamliner Explorer / 歩いて集める飛行機図鑑
ボーイング787初号機のまわりを歩きながら、スマートフォンアプリを使って飛行機のパーツを探し、その役割を学びます。パーツをすべて集めると787図鑑の完成!
The Museum of Flight Learning Center / シアトル航空博物館ワークショップ
世界最大級の航空宇宙をテーマとした博物館「シアトル航空博物館」の教育プログラムを体験できるワークショップ。航空において重要な知識を、工作や実験をとおして楽しく学びます。
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土・日曜、祝日を中心に不定期開催
- 材料費数百円程度が別途必要となるプログラムがあります
787 Simulator / 787 シミュレーター
ボーイング787のコックピットをリアルに再現したシミュレーター。インストラクターの指導のもと、本格的な操縦に挑戦できます。
- 別料金、事前予約制
すべて、子ども向けということはなく大人も充分に楽しめて学べるものばかり。たとえば、「ボーイングファクトリー」の一部映像は米ワシントン州のエバレット工場で実際に撮影したもの。リアルな製造工程を見ることができます。また「歩いて集める飛行機図鑑」では、かなり本格的なボーイング787の知識を得られるんです。逆に子どもには難しいところもあるかもしれませんが、そこは大人がやさしく解説すれば、親子で楽しめそうですね。

それでは、実際にコンテンツを体験していきましょう!
この大迫力は必見! フライ ウィズ 787 ドリームライナー

はじめに向かったのは「フライ ウィズ 787 ドリームライナー」の観覧エリア。専用階段を4階相当まで上ると、かなりの高さです! ここからはボーイング787初号機を俯瞰で見ることができます。

館内空間をダイナミックに使ったショーは圧巻。音と光は次第にスピード感を増し、ボーイング787初号機が飛んでいる空間に自分もいるように感じられます。

「ドリームライナー」と名づけられたボーイング787。そのなかでも初飛行の任務を遂行した初号機ZA001は、これからもこの場所で人々の夢を乗せて飛んでいくのだと、感動に浸ってしまいました。ZA001の開発ストーリーや、フライト・オブ・ドリームズのホームページで公開されている大移動やジャッキアップの動画をあらかじめ見ておくのはおすすめ。120%楽しめますよ!
自分で描いた飛行機を飛ばそう お絵かきヒコーキ

さてお次は、子どもたちが楽しみにしていた「お絵かきヒコーキ」。まず4種類あるボーイングの歴代旅客機から好きな図柄を選んだら、ブースに座ってクレヨンでお絵かき開始です! ときおり手をとめて考えながら慎重に描く子、「4種類全部描く!」と次々に仕上げて新しい紙をもらってくる子。それぞれに描き進めていきます。

「大きいジェットエンジンがかっこいい」「後ろの羽(尾翼)のかたち」「一番とがってるから!」飛行機のかたちについても、それぞれに好みがあるようです。図柄がリアルなボーイング機なのが、ただの子ども向けコンテンツではないところ。大人も本格的に楽しめそうです。

描き上がったら、ブースの奥でひとり1枚スキャンしてもらい、タブレットを受け取ります。画面に現れた自分の飛行機を確認したら、スタートボタンを押します。すると、滑走路を模した足元に自分の飛行機が出現! そのまま一緒にドームのなかへ。いよいよ離陸です。



ドームのなかは、色とりどりの宇宙のような空間。それぞれが描き上げた飛行機が立体的に飛び回ります。タブレットを操作して自分の飛行機を自由に操縦することができ、空間を飛んでいる豚や音符などをとるとポイントがもらえるというミニゲームもあります。

「カーブさせるのが難しいんだよ」「あ、近づいてきた」タブレットのなかでいくつか山を越えて飛んでいると、私たちが立っている地点に子どもたちの飛行機がやってきました。自分の飛行機が近づいてきて、頭上を飛んでいく姿は大迫力! 子どもたちからも歓声が上がっていました。

ところで、さきほど見たショー「フライ ウィズ 787 ドリームライナー」にも、この「お絵かきヒコーキ」で描かれた飛行機たちが登場します。操縦するのももちろん楽しいですが、自分の飛行機が広い館内を飛ぶ姿が見られたら、それは最高の体験ですよね。

ボーイング787のコックピットを体験 ZA001コックピット

入場直後から「飛行機に入れる?」と気にしていた子どもたち。入れます! ジェットエンジンの下をくぐって、「ZA001コックピット」へ上るタラップへ。真下から見上げる機体の迫力に、子どもたちも思わず立ち止まっていました。

コックピットはガラス越しの見学ですが、飛行中の状態がリアルに再現されています。最新鋭のモニターや計器類に「あれ、レーダーだよ」「ハンドルはこうやって引くんだよ!」と子どもたち。本物のコックピットでパイロットの視界が疑似体験できます。

コックピットの後方のモニターでは、ZA001がここに来るまでのストーリーが上映されていました。ボーイング787の製造には日本のメーカーが多く関わっており、部品の大部分は中部地域で生産され、中部国際空港から米国に輸送されています。飛行試験の役目を終えて中部国際空港に帰ってきたZA001に、一気に親しみがわいてきます。途中英語も混じる上映内容でしたが(日本語字幕あり)、子どもたちも真剣に見ていました。
大迫力の映像と音のショーを、1階フロアで体験! 再びフライ ウィズ 787 ドリームライナー

「ZA001コックピット」から下りると、場内アナウンスが流れ会場が暗くなってきました。「フライ ウィズ 787 ドリームライナー」の上映が始まったのです。

1階での体験もまた格別。子どもたちは飛んでくる光を跳び越えようとしたり、手でつかまえようとしたりと、大興奮です。ショーが佳境に入り壁面から大きな鯨が泳いでくるシーンになると、感嘆の声を上げていました

「フライ ウィズ 787 ドリームライナー」は上映内容も数パターンあるので、いろいろなかたちで何度も楽しめるアトラクションです。ちなみに子どもたちは全員、1階で体験するほうが楽しかったそうです。
オリジナルグッズに目移り! ボーイングストアでおみやげゲット

フライトパーク入場ゲートの横には、さまざまなオリジナルグッズを買える「ボーイングストア」が。ここは無料エリアなので、フライトパークで体験する時間のない人もおみやげを購入できます。

米国外では初となる出店。米国から直輸入したボーインググッズ、日本限定グッズのほか、フライト・オブ・ドリームズのオリジナルグッズもたくさん。クッキーやキャンディーの箱や缶も、とてもスタイリッシュです。文房具やアパレルも豊富で、子どもも大人も何を購入しようかと右往左往、目移りしてしまいました。

※オープン記念オリジナルポテトチップスは限定商品のため現在は売り切れ

話題のショップが集まる シアトルテラス

シアトル発日本初出店の店舗や、シアトルをイメージした人気店舗の新業態など、話題のレストランやショップが集まるシアトルテラス。たとえば、オバマ前大統領夫妻もお気に入りだという、シアトルが誇るチョコレート専門店「FRAN’S CHOCOLATES」も日本初出店。シアトルに行った際には市内の店舗まで買いに行くというCAさんが「日本で買えるなんて」と感激していました。

また、シアトルの観光名所「パイクプレイスマーケット」で最も人気があるという手作りチーズ専門店「Beecher’s Handmade Cheese」も日本初出店。お持ち帰りのチーズが買えるのはもちろん、あつあつのマカロニにチーズを絡めた「マック&チーズ」など本場のメニューを味わうことができます。

シアトルテラス2階はフードコートになっていて、飲食店で購入した物を好きな席で食べることができます。機体に向かって並んでいるベンチ席もたくさんあり、機体を目の前に見ながらゆったりくつろぐことができます。しかもあたりの雰囲気は、まるで夜のシアトルのようです。

名古屋の人気店が新スタイルのラーメンを FUJIYAMA GO★GO SEATTLE RAMEN STAND

さて、子どもたちの好物といえば、ラーメン。ここ「FUJIYAMA GO★GO SEATTLE RAMEN STAND」は地元名古屋の人気ラーメン店が新業態として出店したお店。「名古屋からラーメンで世界をつなぐ」を合言葉に、シアトルをイメージしたメニューを展開しています。

子どもに意外に大人気だったのが「塩トリュフラーメン」。とりガラベースのスープにトリュフオイルの香りとコクがよく合います。麺も細めで食べやすく、子どもたちは経験したことのないトリュフのうま味に夢中になっていました。シアトルのイメージで開発したこのメニュー、食べられるのは国内ではまだここだけ。一方、定番の「台湾まぜそば」は濃い目のタレに負けない、しっかりした麺。少し辛いのでこちらは大人がおいしくいただきました。


- FUJIYAMA GO★GO SEATTLE RAMEN STAND
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営業時間:10:00~22:00(L.O.20:00)
TEL:0569-38-1355
アメリカンテイストなワッフル&ジェラート 「Foodie’s Stand」

「Foodie’s Stand」は名古屋で人気のパンケーキ店がシアトルスタイルを取り入れた新業態。西海岸で人気のバブルワッフルとジェラートを柱に、アメリカンテイストなスイーツを提供しています。子どもたちはゴージャスな「バブルワッフルセット」のメニュー写真に釘付け。

もちもち、ふわふわのバブルワッフルに、ジェラート、フルーツ、チョコレートなどをトッピングした「バブルワッフルセット」。見た目はボリューム満点ですが、子どもたちは意外なほどのスピードで平らげていきます。丸いベビーカステラをつなげたような生地が、子どもにも食べやすいのでしょう。大人は、「リッチジェラート」を人気の「あまおう苺」「リッチミルク」のダブルで。素材を生かした上質なジェラートでした。


- Foodie’s Stand
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営業時間:10:00~21:00(L.O.20:00)
TEL:0569-84-7778
ここでひとつ、うれしい出来事が。この日偶然、お仕事でこちらを訪れていたANAのCAさんが、私たち取材班に話しかけてくださいました。特に「将来CAになりたい」と憧れている子が、大感激。ほんのひとときでしたが、CAさんのお仕事について直接お話を聞き、記念撮影もしていただき、すてきな時間になりました。

さて、楽しかった潜入取材も終わりです。ここまでで約4時間。まだまだ体験したいコンテンツがあり、1日あればたっぷり楽しめそうです。名残惜しそうな子どもたちでしたが、「『お絵かきヒコーキ』は絶対にまたやりたい」「もう1回鯨が出てくるところ見たい」などと話しながら出口へ向かいました。

フライト・オブ・ドリームズは、一日たっぷり遊べる屋内テーマパークでした! 子どもたちにとっても「何度か乗ったことがある」という程度だった飛行機が、ボーイング787という具体的なかたちになり、一気に身近なものになったようです。フライトパークで遊ぶ時間はなくても、本場の雰囲気のあるシアトルテラスでの食事やボーイングストアでの買い物に立ち寄るのもおすすめ。大人も子どもも楽しめるフライト・オブ・ドリームズ、ぜひ、足を運んでみてくださいね。
- 記載の内容は2019年1月現在のもので、変更となることがあります。
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