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掲載日:2019.01.24

働く人の出張めし 〜札幌で必ず食べるべき地元限定グルメ6軒〜

すすきのイチのディープスポット!「すすきのゼロ番地」ではしご酒

札幌の夜といえば、まっ先に思い浮かぶのが北の大地の一大繁華街・すすきの。華やかな街の一角に、ここだけ昭和のまま取り残されたような場所があるのをご存じでしょうか? 今回紹介するスポットは、すすきのでの派手な遊びに飽きた人や、古くてディープな雰囲気の飲み屋が好きな人におすすめしたい「すすきのゼロ番地」です。

すすきののシンボル、ニッカウイスキーのおじさんの看板からも歩いていける距離!

場所は南6条西4丁目。「すすきのアパート」という公団住宅の1階に「すすきの市場」があり、その地下に「すすきのゼロ番地」という地下飲食店街が広がっています。

1Fは市場になっています
ディープな雰囲気がむんむん漂う看板

実はこの「すすきのゼロ番地」は、道内初の地下飲食店街で“すすきの発祥の地”とも言われている場所。建物をはじめ、地下へと誘う看板のデザインしかり、煌びやかな街に取り残されたような寂れた雰囲気は、たしかにそんな歴史の深さを感じられます。

地下に降りると昭和レトロな空間が出現

いざ地下へと階段を降りると、フロア一帯にディープな匂いがぷんぷん! それと同時に、いいお店が潜んでいそうな匂いも漂います。最初の1軒目は、東側階段を降りてすぐの「呑み亭」さんに潜入!

メニューはお任せ! 元ホテルの料理長が振る舞う、絶品和洋グルメのオンパレード 呑み亭

呑み亭

「いらっしゃい! 初めて? うち、メニュー置いてないけど大丈夫?」と、席につくなりマスターから一言。店内はカウンターのみでテレビもあり、カラオケもあり、居酒屋とスナックの中間のような雰囲気。でも、カウンターの上にはおいしそうなイタリア産の生ハム原木もあったりして、ここは何屋さんなのだろう?と戸惑います。

そんじょそこらのフレンチよりおいしい、ローストビーフとテリーヌ

席について最初に出てきた料理は、和牛のローストビーフとお肉のテリーヌ。ローストビーフはびっくりするほど柔らかくてうま味が強く、テリーヌはその辺のビストロよりも本格的な味わい。正直、この佇まいからいきなりこんなハイレベルな料理が出てきて驚きを隠せません。

マスターの塚原さんは、実は名だたるホテルの元料理長!

その様子を見たお隣の常連さんが、「おいしいでしょ? ここのマスターは元々ホテルの料理長やってて、かなりの腕前なんだよ」と教えてくれて納得。聞けば、マスターの塚原隆さんは、数々のホテルの厨房で腕を振るい、ホテルポールスター札幌では総料理長を務めたそう。そして2年前に現役を引退し、この店をオープン。料理研究家として札幌のグルメ本を監修したり、調理アドバイザーをしたりと北海道の料理業界で活躍をされているお方だったのです。

特製の醬油ダレに漬けた、稚内のブランド秋鮭「銀聖」のイクラ。プチプチ食感とうま味が格別!
フルーツのような甘さの遠別産のトマトジュース
フルーツのような甘さの遠別産のトマトジュース。
焼酎を割って飲むとすこぶるうまい。道産の貴重で希少なドリンクもいただける

メニューを置かない理由は、「冷蔵庫がこのサイズだから、材料が限られちゃう。柱が邪魔で大きい冷蔵庫が入らないんだよ。だからその日の食材でメニューは日替わり」とのこと。
道内のおいしい食材と酒を熟知しているマスターは、長年のシェフ歴もあって北海道中の生産者や漁港の人たちと付き合いがあり、海鮮類や肉類、野菜まで、今一番おいしいものを産地から取り寄せているとか。

「北海道は宗谷の漁港が一番。襟裳もいいね。鮭は知床のウトロが素晴らしい。釣りキンキは網走。漁港ごとに美味しい魚が違うんだよ。肉なら富良野の豚肉がうまいね」と、カウンター越しにマスターのグルメ談話を聞きながらお酒をちびちび。おいしいもの好きには、こういう会話が最高のつまみになります。

ブリかまと氷下魚。日本酒や焼酎も道産のうまいものを厳選して提供

道北にある増毛町の蔵元、国稀酒造の「国稀雪さび」を飲んでいると、オホーツクで釣れたブリのブリかまと氷下魚が登場。ブリかまは熟成させて、塩焼きでは出せない深いうま味を引き出していて酒が進む進む!

席が少ないのであらかじめ予約がおすすめ

こんな調子で、「まだいける? お肉焼こうか??」と、こちらのお腹具合を見ながら次々に絶品料理が運ばれてきます。店内は常連客がほとんどですが、一見客でもあたたかく迎え入れてくれるので、空席があれば勇気を出して扉を開けてみるべし。知る人ぞ知る、敏腕シェフの秘密基地で地産地消の絶品グルメを堪能する夜を。

呑み亭

住所:北海道札幌市中央区南6条4すすきのゼロ番地B1F
TEL:011-521-5300
営業時間:17:30~23:00/月曜・日曜・祝日休

創業49年! ゼロ番地の老舗「スナックちろる」で憲子ママと乾杯!

スナックちろる

地下街にある30軒の飲食店のうち、半分近くにスナックが入居する「すすきのゼロ番地」。2軒目は、表のレトロなポスターが目に留まり「スナックちろる」にお邪魔することに。

「最古参のスナックは『札ちょん』さんだけど、うちもここに店を出して49年経つからゼロ番地では古いほうになるわね」とママの関憲子さん。今年72歳になったそうですが、笑顔がかわいらしく人懐こい性格で、一見客の緊張をほぐしてくれます。店内を見渡すと、(なぜか)ママの若かりし頃の写真が段ボールやメニュー札などそこらじゅうに貼られています。

ナプキン入れに若かりし頃のママの写真

「ゼロ番地の古いお店はみんなネットとかやらないからさ、表に情報が出てないから誰かの紹介で来る人がほとんど。出張の方もよく来られますよ。昔、ゼロ番地の人がネットでここのページを作ってくれたことがあってね、それを見て高校時代に文通していた男性が大阪から会いにきてくれたのよ! すごいわよね~ネットって」(憲子ママ)

手づくりのお料理も付いてきます

この日のおつまみはママお手製のおでん。家庭的な味わいにじんわり癒やされます。古い店内には、すすきのアパートが建てられた頃の貴重な写真もあり、「ほら、ここ以外高い建物がないでしょ。ここがすすきの発祥の地っていうのがこれを見たらわかるでしょ」とママ。そんな昔話で盛り上がれるのも、ゼロ番地の生き字引である憲子ママの店だからこそ。

外のレトロなポスターが目印!

ウイスキーか焼酎が飲み放題で予算はひとり3,000円前後。お腹いっぱいだけどもう少し飲みたいときや、誰かと話したくなったときは、チャーミングな憲子ママをたずねに「スナックちろる」の扉を開けてみてはいかがでしょうか?

スナックちろる

住所:北海道札幌市中央区南6条4すすきのゼロ番地B1F
TEL:011-521-4482
営業時間:16:00~翌1:00/日曜休

すすきのの良心! 飲みの〆は24時間営業のおにぎり屋で

にぎりめし

次に紹介するお店は、地下街ではなく1階にある24時間営業のおにぎり屋さん。その名も「にぎりめし」。すすきのゼロ番地には行ったことがなくても、この店は知っているという地元民も多いすすきのの有名店です。

注文が入ってから握ってくれるおにぎりが大評判で、夜はテイクアウトの客で行列ができることも多々。店内ではおにぎりはもちろん、お酒やおつまみも充実しており1軒目、2軒目使いにも最適で、深夜や朝方に飲んだあとの〆に立ち寄る酔客の姿も珍しくありません。

注文が入ってから、愛情込めて一つひとつ手で握ってくれます

おにぎりの種類は全30種。一番人気のたらこバターは、醤油にぎりのお米と溶けたバターがたらこと相まって、優しい味わいの一品。「変わり種なら、角煮味噌やクリームチーズわさびも人気ですよ」と店員さん。俵型のおにぎりは、ほお張ると口の中でほろっとほどけるふんわりとした握り加減で、お米の粒立ちを楽しめます。

時計まわりに、クリームチーズ山わさび(醬油にぎり)280円、角煮味噌(塩にぎり)350円、たらこバター(醬油にぎり)250円
角煮味噌の中はこんな感じ。具がぎっしり!

おにぎりと匹敵する人気メニューが、こちらのクリームシチュー。スタッフの高原さんが毎日お店で仕込む手作りのシチューで、「常連さんはみんな食べてくよ!」とのこと。札幌の寒い冬の深夜に飲むシチューは格別。飲んだあとの胃袋に染みわたり、心まであったかい気分になれます。

売り切れ御免のクリームシチュー600円

おにぎりや汁物(もちろんシチューも)はテイクアウト可能なので、ホテルに戻って夜食にしたり、翌朝のごはんにしたりするのもおすすめ。いつ訪れても温かく迎えてくれるこの場所は、まさにすすきのの良心! ゼロ番地で飲んだ帰りは、“にぎりめしへ寄り道”が鉄板コースです。

にぎりめし

住所:北海道札幌市中央区南6条4すすきのゼロ番地1F
TEL:011-512-1616
営業時間:24時間/無休

<番外編>店選びに迷ったら、「0番地珈琲店」へ!

0番地珈琲店

「すすきのゼロ番地」は、ディープな雰囲気かつ一見客が少ない店が多くお世辞にも入りやすいとは言えません。そんなときは、カフェバー「0番地珈琲店」のお酒やコーヒーを飲みながら、店主にお店を紹介してもらうのがおすすめです。

店主の栗木さん。地元が近所で前職はすすきので働いていたが、店を出すまでゼロ番地の存在を知らなかったそう

札幌出身の店主、栗木さんはこの場所にお店を出して1年とゼロ番地ではまだ新顔。ですが、地下街で唯一扉が開いている店で、初めてでも入りやすい貴重な一軒です。

隣近所のスナックや居酒屋の店主たちとも仲がよく、お客さんから「食べて歌える店に行きたい」「おもしろいママのいるスナックない?」など相談を受け、気分に合ったおすすめの店を紹介することも多いとか。さっそく、“ゼロ番地の案内所”的な存在として馴染んでいるようです。

アイリッシュコーヒーのラム版、ラムリッシュコーヒー750円。寒い夜に体を温めてくれる一杯

札幌のコーヒーロースター「ティーズコーヒー」の豆で淹れるコーヒーや、コーヒーを使ったカクテルもおいしいので、〆の一杯や酔い冷ましにもぜひ立ち寄ってみてくださいね。

0番地珈琲店

住所:北海道札幌市中央区南6条4すすきのゼロ番地1F
TEL:011-206-0571
営業時間:16:00~翌2:00/日曜・祝日休

一晩では胃袋が足りないほど、おいしいグルメが充実の札幌。いつも頑張っている自分へのご褒美に贅沢グルメを楽しんだり、いつもと違う夜を体験したいならディープスポットへ冒険しに出かけたり、寒さも忘れる楽しい時間を惜しみなく満喫してくださいね。

  • 記載の内容は2018年11月現在のもので、変更となることがあります。
  • 税込価格を表示しております。

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