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    掲載日:2019.08.22

    “超級香港迷”伊藤修子さんが紹介する レトロかわいい! 香港スタイル・グッズ

    ドラマや舞台、CM出演に活躍する俳優の伊藤修子さん。2018年の人気ドラマ『おっさんずラブ』で演じた「マイマイ」のコミカルで独特な存在感は、大きな注目を集めました。忙しいお仕事の合間をぬって修子さんが足しげく通うのは「香港」。SNSで紹介される香港グッズや古い香港映画のDVDは、美大出身の修子さんならでは、ひと味違う個性的なものばかりで、筋金入りの香港ファンやクリエイターのフォロワーが急増中です。 今回は、修子さんお気に入りの「メイドイン香港」や「香港ブランド」など、すてきな「香港スタイル・グッズ」をピックアップ。修子さんの愛用品との出合いや思い、使い方を伺ってみました。
    伊藤修子(いとう・しゅうこ)
    伊藤修子(いとう・しゅうこ)

    神奈川県出身。武蔵野美術大学卒
    舞台や映像作品で活躍する俳優にして、香港政府観光局認定の「超級香港迷(スーパー香港ファン)」。喫茶店やカレー店めぐりが趣味。マイナーな香港映画DVDや、昭和なセーターブックのコレクションも。話題の新作『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」は2019年8月23日より東宝系で公開。
    インスタグラム@itoshukoでも情報を発信。
    ※トップ画像は、香港スタイルの食器でアレンジした「おうちごはん」
    画像参照元:吉本興業

    「TWEMCO」 眺めているだけでうれしくなる時計は、 町工場でつくる正真正銘のメイドイン香港

    1956年創業のフリップフロック型掛け時計「TWEMCO」。その正確さから、香港の銀行や政府機関でも使われています。金城武さんやフェイ・ウォンさんが出演し、今も語り継がれる香港映画『恋する惑星(重慶森林)/1994年」でも、「TWEMCO」のフリップが回って時を刻むシーンが印象的でした。掛け時計を作品のエッセンスに取り入れ、香港独特の濃厚な気配を感じさせる、ウォン・カーワイ(王家衛)監督ならではの演出です。

    TWEMCO工場兼オフィスの壁にかけられた、ヴィンテージの時計

    修子さんが使っているのは、「TWEMCO」の魅力がたくさん詰まったモデル。置き時計や掛け時計としても使うことができるタイプで、フリップが時間、月、日、曜日を表示します。中国語で「星期」は「曜日」のこと。お部屋において目にするだけでも、香港にいる気分が上がりそうですね。

    修子さんのご自宅のコーナーも、香港愛が満載。
    TWEMCOの時計を囲むのは、タクシー、ミニバス、路面電車、ソフトクリーム販売のバンなど、
    香港の街の風景に欠かせない乗り物のミニチュア

    存在感が大きいこのTWEMCOの時計。修子さんはどんなところが気に入っているのでしょう。

    「香港らしい時計を検索しているときに見つけたのですが、ヴィンテージのものはかなりのお値段で諦めていました。さらに、この中文表示のものは今は出回っていないのかと思っていたら、公式オンラインストアから言語表記を選択できるということを教えてくださった方がいて、さっそく注文してしまいました。

    こんなに眺めているだけでうれしい時計もなかなかありません。時間を跨ぐときにバイ〜ンという大きなバネの音がするのですが、音が気になって眠れない、などということもありません。むしろヒッソリとしたお部屋に響くこの音がちょうどいいくらいです。

    サイズも大、中、小とありましたが中にしておきました。ある程度の大きさもあり、ほどよい存在感でどんなお部屋にも合いそうです」

    近年では香港ブランドも海外製造が主流ですが、「TWEMCO」は正真正銘「メイドイン香港」。九龍(カオルーン)サイドの町工場が連なる「大角咀(ダイコォックチョイ)」の工業ビルの中で、ベテランスタッフが一つひとつ手作業でつくり上げています。

    工場兼オフィスで、現物を見せてもらいながら購入が可能。日本の代理店から通販もできます
    ビビットカラーの置き時計タイプは、お部屋を元気にするアクセントに
    TWEMCO Industries Limited

    大驊晶工實業有限公司
    住所:香港九龍大角咀洋松街64-76號 長發工業大厦3樓 2-5室
    TEL:(852)2396-0775
    営業時間:月~金曜 9:00~13:00、14:00~18:00
    アクセス:MTR「太子」駅C2出口から徒歩9分
    URL:http://twemco.com/

    「黑地」香港で昔からある身近ないいものを、若い世代が伝えるセレクトショップ

    観光客はあまり立ち寄ることのないエリアに突如現れたおしゃれなセレクトショップ「黑地」。
    取り扱うのは香港の昔ながらのものばかりで、下町の風景に溶け込む

    庶民的な食堂「茶餐廳(チャーチャンテン)」やオーソドックスなレストランまで、香港で使われている食器類は独特なデザインでかわいらしいものがいっぱい。修子さんは嗅覚とカンを働かせながら香港中をくまなく歩き、お気に入りを見つけているのだとか。

    「香港で古い食器をよく探し歩いていますが、すでにさんざん狩られてしまっているのでお宝探しもなかなか大変になってきてはいます。最近では新界方面にも足を運んだりしています。

    家庭用品店の看板を見つけては手当たり次第にお店に入り、奥のほうに何かお宝が潜んでいないかチェックしますが、こうしたお店は次に旅行行ったときにはなくなっていたりして、場所がどこだかも忘れてしまいがちです。意外にも雑然としたリサイクルショップなどでお宝を発見したりもしますが、値段が書かれていないのでビクビクしてしまいます。

    もう探し回るのも限界かも…という気さえしているのですが、それでも掘り出し物を発見できたときはうれしいものです。」

    修子さんがひとつひとつ念入りにチェックして選んだ食器類。ニワトリの模様や卓球少女など、レトロかわいい絵柄が魅力
    修子さんお気に入りの、茶餐廳で使われる食器コレクション。
    ぽってりしたフォルムがかわいい厚手のカップ&ソーサーは、香港式の濃いミルクティーになくてはならない存在

    香港食器のおみやげは、コレクションとして飾って眺めるだけでなく、生活にも取り入れるのも楽しみ。修子さんはこれらの食器をフル活用して、香港ならではのメニューをご自宅で再現。インスタグラムにアップされる修子さん式香港食堂の風景は、香港ファンからも「懐かしい」「おいしそう…」「香港そのもの!」と大反響を呼んでいます。

    香港の人たちが大切にする食習慣は体によくておいしいスープを飲むこと。
    修子さんの「例湯(本日のスープ)」は、香港でお馴染みのポークリブ、とうもろこし、にんじんを炊いたもの。
    バターで揚げるように焼いた「西多士(フレンチトースト)」、コーラにはレモンスライスをたっぷり入れるのが香港スタイル。茶餐廳で使われる食器で、香港の味をご自宅で完全に再現!

    「香港の飲食店で使われている箸、箸立て、調味料入れ、食器などを探して持ち帰り、自宅で食事するときに使用して、少しでも香港気分を取り入れています。全部お揃いでなくてバラバラでもかえって雑然とした雰囲気があってよかったりもします。だんだんエスカレートして自宅の内装まで凝り出したら物件探しに苦労しそうです(笑)。」

    修子さんも訪れた九龍サイド・石硤尾にある「黑地(ハッデイ)」は、若い香港人ご夫婦が経営するセレクトショップ。中国料理に欠かせないレンゲや大小さまざまなお皿にお茶碗、職人が手づくりするため、オーダーから数カ月待ちといわれる「駱駝牌」の魔法瓶などが、品よくディスプレイされています。

    土鍋で炊くお米やスープのおいしさは格別! 何重にも包んでハンドキャリーで持ち帰る香港マニアは少なくないとか
    香港で1990年代以降生まれの世代を指す「90後」ならではのセンスが素敵なディスプレイ。アウトドアで活躍しそうなグッズも

    オーナーの周志鵬さんは、これからの世代にも、香港文化を残していきたいという思いから始めました。そのために、食器問屋が並ぶ九龍サイドの上海街などで根気よく、香港ならではのいいものを探し集めているのだそう。
    乱雑に商品が詰め込まれた埃っぽい店を渡り歩くのは、旅行者にとってなかなかハードなこと。修子さんが集めているような食器類を探すには、根気よく歩き回ったり、こまめな情報収集も必要。
    限られた旅行の時間の中での初めの一歩なら、「黑地」に来てみることをおすすめします。心地よい安心感の中、若い香港人の目線で選んだ香港ならではのいいもの探しができそうです。

    黑地

    住所:香港九龍石硤尾偉智街38號福田大廈地舖19-20
    ※2019年10月に移転予定、新住所はFacebookで確認を
    TEL:(852)9806-1476
    営業時間:12:00~19:30/無休
    アクセス:MTR「石硤尾」C出口から徒歩約5分
    URL:https://www.facebook.com/waichistreetplayground/

    ライター:Shuko Ito(@itoshuko) mimi(@mimicafetw)
    Photo by Shuko Ito(@itoshuko)mimi(@mimicafetw)

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