
1日目 | 8:15 羽田空港発(ANA791便)で大分へ |
9:55 大分空港に到着~別府市内へ | |
11:00 大分初のレストラン「東洋軒」で元祖とり天 | |
12:00 北高架商店街から竹瓦温泉まで別府の街並みを散策 | |
14:00 「喫茶ムムム」でカフェタイム | |
15:00 ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパへ | |
2日目 | 11:00 チェックアウト |
11:30 べっぷ地獄めぐり | |
13:00 「冨士屋」でおみやげ探し | |
14:00 「六盛」で別府冷麺 | |
16:00 別府海浜砂湯で蒸し風呂体験 | |
18:10 大分空港発(ANA800便)で羽田まで |
【1日目】大分空港到着
今回は10時前に到着するフライトを利用。大分空港は国東半島の東部に位置し、市内までは車で40分程度です。午後のホテルのチェックインまで、まずは別府市内で腹ごしらえ&観光することにしました。
-
ANAの運航スケジュールについては、下記サイトの時刻表をご覧ください。
URL:https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/airinfo/timetable/domestic/
県内初のレストラン! とり天発祥店で大分郷土料理を満喫

大分県・別府を代表するグルメとして真っ先に名の挙がる「とり天」。その発祥は、大正15年創業の老舗中国料理店「レストラン東洋軒」です。東京帝国ホテルなどで料理人をしていた宮本四朗氏が「県内初のレストラン」としてオープン。その際、台湾から料理人を招き、中国料理の唐揚げから案を得て誕生したのが「とり天」です。

厳選した鶏肉は、ニンニクやごま油などを配合した特製醤油でしっかり味付け。衣には水を使わず、新鮮な鶏卵のみで溶いているそう。そのため、揚がった姿は黄金色!ふんわり軽い食感と、鶏肉の弾力が絶妙なバランス。鶏の甘い脂と旨み、香ばしいタレのコクがじゅわっと口に広がり、ご飯が進む逸品です。自家製の「かぼす酢醤油」を加えると、また違った味わいが楽しめます。

麻婆豆腐や酢豚、エビチリなど、本格中国料理も充実しているので、迷ったらセットメニューを数人でシェアするのもおすすめです。本家とり天は単品1,000円、ライス・スープ・サラダ・漬物付きの定食は1,250円。開店と同時に行列ができる人気店ですが、2階席は広々とグループでの利用もできます。
- レストラン東洋軒
-
住所:大分県別府市石垣東7-8-22
TEL:0977-23-3333
営業時間:11:00~15:30、17:00~22:00/無休
どこか懐かしいアート空間 「北高架商店街」で地元愛に触れる

別府駅から徒歩5分の場所にある「北高架商店街」。かつては駅から飲食街が連なる活気あふれるエリアでしたが、時代とともにシャッター街となっていたというこの場所。2011年から改装や耐震工事を経て、2019年3月に今の姿になったそうです。現在は、古くからの飲食店や地元アーティストを中心に9店舗が入居しています。



50mほどのコンパクトな商店街ですが、日中はいつ訪れてもレトロな雰囲気が味わえ、思わぬ出合いの楽しみもあります。今後お店が増える可能性もあるそうです。

商店街の中ほどに不思議な魅力を放つお店を発見!扉の上には「COFFEE」の文字が見えますが、中をのぞくとアンティークな食器や雑貨に古書が並びます。そして、何よりも目を引くのが、ヴィンテージ調のすてきな衣装をまとったトルソー。ここは、長野温さんが2012年にオープンしたアトリエ兼ショップ「ONtheON」です。
芸術大学で建築を学んだ後、デザインの道に進んだという温さん。受注を中心に、流行のスタイルにはこだわらず「おもむくまま」に製作しているそうです。お客さんが捨てられない思い出の布など、素材は原則「何でもOK」。持ち主の希望に寄り添いながら、古いものを大切に使い続けたいという温さんが一着ずつ手がける衣類は唯一無二のすてきな宝もののようです。

2019年5月には、1階の一角にカフェスペース「cafe Buttonhole」をオープン。「足を踏み入れてコミュニケーションの場になれば」と、店内では温さんのお母さまがおもてなしをしてくれます。大分市内の「3 CEDARS COFFEE AND ROASTERY」の豆を使い、ホットコーヒー350円~と、お手ごろ価格で本格的な味と空間を提供。


別府市生まれの温さん。大学卒業後、帰ってきて北高架商店街を通った際、雰囲気がそのまま残されていることに驚き、懐かしさとともに魅力を感じて入居を決めたそう。さまざまな人とのご縁が生まれる「パワースポットのような場所」だと話します。
ONtheONでは、フリーマーケット(2019年冬期は開催なし)のほか、不定期で「のりもの」や「食器」「無農薬野菜」などに特化したイベントを開催しているそうです。
- 開催日や詳細はお問い合わせください
- ONtheON / cafe Buttonhole
-
住所:大分県別府市駅前本町9-20
TEL:0977-84-7610
営業時間:11:00~18:00/木曜休

アートな店が目立つ中、古くから変わらぬ姿を保つお店もあります。「十五万石」は、人情味あふれる町中華。約40年間、この場所で営業を続けているといいます。同店は市内に複数店舗展開する、地元の人には馴染み深いお店です。チャーハンやラーメン、餃子と、できたての変わらない味を求め、多くのお客さんが足を運びます。

長年トラックの運転手をした後、親戚のつながりでお店を任されたという店主の広戸敏雄さん。休憩時間中にお邪魔すると、かつて賑やかだったころのアーケード街の様子を懐かしそうに語ってくれました。
- 十五万石 駅前本町店
-
住所:大分県別府市駅前本町9-20
TEL:0977-23-7390
営業時間:11:30~15:00、17:30~21:30/日曜休
竹瓦温泉からカフェまで レトロな別府市内をめぐる

北高架商店街をあとにして別府市内を散策。駅前にはアーケード街が広がり、さまざまな飲食店や土産店が軒を連ねています。別府湾方面へ10分ほど歩くと、「おんせん県」として名を馳せる大分県内でも人気の「竹瓦温泉」に到着。現在の建物は昭和13年につくられたもので、当時の風情をそのままに伝える建築物としても見ごたえ充分です。源泉かけ流しの良質な温泉(110円)に加え、砂湯(1,050円)も体験できます。
- 竹瓦温泉
-
住所:大分県別府市元町16-23
TEL:0977-23-1585
営業時間:普通浴6:30~22:30、砂湯8:00~22:30(最終受付は21:30)/普通浴12月第3水曜休、砂湯第3水曜休(祝日の場合は翌日)

ちょっとひと休みしたいな…と竹瓦温泉から歩くこと5分、古くからありそうなシックな佇まいでありながらもどこか新しさを感じるカフェを見つけました。「喫茶ムムム」は、廣瀬翔太さん・真実さん夫婦が営むカフェ。

50年ほど前から喫茶店で、初代から3店目が「喫茶ムムム」。外観や内装はほぼ昔のまま、当時使われていた食器の多くもそのまま使っているそうです。「いいものはそのまま大切に使いたい」という廣瀬さん夫妻の思いが詰まった空間…2016年オープンとは思えないほど落ち着いていますが、少し手を加えることでレトロさが新鮮に映る「古いけど新しい(by廣瀬さん)」雰囲気に満ちています。

同店で使うコーヒー豆は、夫妻の友人が営む近所のコーヒー専門店「Othello Specialty Coffee Roaster」のもの。「私自身はそれほどコーヒーに詳しくないのですが…何も言わなくても店に合わせて、クオリティが高くおいしい豆を持ってきてくれるので、信頼してお任せしています。店オリジナルのブレンドも考案中です」(翔太さん)。大分県名産のかぼすを使ったドリンク、翔太さんお手製のナポリタンやスイーツも人気です。

近隣の店舗や知人、地域のつながりを大切にしている廣瀬さん夫妻。そのぬくもりが観光客にも伝わってくる居心地のいい1軒です。
- 喫茶ムムム
-
住所:大分県別府市中央町1-27
TEL:080-3110-5261
営業時間:9:00~18:00(フードは11:00~)/火曜休
