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掲載日:2020.05.14

東京から55分!島旅を満喫できる八丈島へプチトリップ

羽田空港から飛行機に乗って、たった55分で行ける八丈島。伊豆諸島の南端に浮かぶこの島は、年間を通して温暖な気候で過ごせることから“常春の楽園”とも呼ばれています。アクセスの良さに加え、観光スポットやアクティビティが充実していて、週末を使ってリゾート気分に浸りたいときにもぴったり。そこで、島気分を満喫できる八丈島1泊2日の旅をナビゲートします。なかなか旅行に行けない時期が続いていますが、ぜひ今後の旅の参考にしてみてくださいね。

【1日目 8:25】八丈島空港に到着!

八丈島へ行く交通手段は、船か飛行機かのどちらか。船の場合は約10時間かかりますが、飛行機なら55分と移動時間が圧倒的に短くて便利。羽田空港から八丈島への直行便は1日3便往復しているので、始発の便を選べば当日の午前中からたっぷり旅を楽しめます。

というわけで、羽田空港を7:30に出発する便で八丈島へ。機内でうとうとしているうちに、あっという間に到着しました。空港からすでに南国ムードが漂っていて一気にリゾート気分が高まります。

【1日目 9:30】八丈ブルーの海で野生のアオウミガメと泳ぐ!

八丈島といえば、島をぐるりと囲む“八丈ブルー”と呼ばれる深く青い美しい海が魅力。島の周辺すべてがダイビングポイントになっていて、野生のアオウミガメや八丈島周辺にしか生息しない珍しい魚の群れと一緒に泳ぐことができる、ダイナミックな景観を楽しめるスキューバダイビングが人気です。

島の移動はレンタカーが便利。海が目の前に見えてきた!

旅の最初の目的は、「野生のアオウミガメと一緒に泳ぐ」こと。空港の近くでレンタカーをピックアップし、海のほうへと車を走らせること10分。ダイビングショップ「SEA DIVE」へ到着しました。

底土ビーチの目の前にある、ゲストハウスも兼ねた「SEA DIVE」

こちらではダイビング初心者でもOKな「体験ダイビング」のメニューがあり、誰でも海に潜ることができます。持参するのは水着とタオルのみ。その他の道具は料金内ですべてレンタルできて、とても手軽。呼吸方法を学んだり注意事項を覚えたりと約30分のレクチャーを受け、ウェットスーツに着替え、いざ海へと移動です!

「八丈島の海に魅了されて、5年前に移住してきました」と、インストラクターのアオイさん。

今回一緒に潜ってくれるのは、インストラクター歴5年のアオイさん。「八丈島では、海に潜れれば高確率でウミガメに会えますよ!」とのこと。それを聞いて、期待に胸が高鳴ります!

アオイさんの先導で、いよいよ海へダイブ! しんと静まり返った水中は透明度が高く、青く澄んだ幻想的な景色が視界いっぱいに広がります。

遠くに魚の群れを発見!

魚になった気分で気持ちよく泳いでいると、辻さんから「右のほうを見て!」のサインが。そちらに視線を向けると、なんと優雅に泳ぐアオウミガメが登場! その姿を見られただけで大興奮ですが、八丈島のアオウミガメは人懐っこく、こんな至近距離で一緒に泳ぐことに成功。一生の思い出になりそうな、貴重な体験ができました!

アオウミガメと一緒に記念撮影!

ダイビングスポットごとに見所が分かれていて、今回エントリーした「ナズマド」のビーチの海中では、運が良ければ世界で八丈島と小笠原にしか生息しない「ユウゼン」の群れ“ユウゼン玉”に出会えるそう。そのほか、「底土」からエントリーすると、竜宮城の入口のような三叉アーチを、魚と一緒に潜り抜けることができます。

こちらが“ユウゼン玉”。体が友禅染めに似ていることが名の由来に。

初心者からベテランまで満足できる、バラエティに富んだダイブスポットが点在する八丈島の海。八丈ブルーの美しき海の世界に魅了される感動的な体験に、旅のスタートからさっそく胸を打たれてしまいました。

SEA DIVE

住所:東京都八丈島八丈町三根1312-4
TEL:04996-2-5840
料金:体験ダイビング 13,800円(約3時間)※事前予約制
URL:http://www.seadive.jp/

【1日目 13:00】八丈島名物「明日葉うどん」でランチ

海から上がるともうお昼時。体を動かしたせいか、お腹もペコペコに。そこで、八丈島名物の「明日葉うどん」がいただける「名代一休庵」にやってきました。

島で唯一の手打ち明日葉うどんを味わえる「名代一休庵」

八丈島を代表する食材といえば、特産物の「明日葉」。明日葉は別名「八丈草」とも言われ、独特の苦みを持つセリ科の多年草。栄養素が豊富な健康野菜として、近年注目されています。島内では明日葉を使ったさまざまな料理がありますが、手打ちの明日葉うどんを味わえるのは「名代一休庵」だけ。自慢の逸品を、さっそくいただくことに。

天ざるうどん 1,350円

明日葉を粉末にして小麦粉と混ぜ合わせた、翡翠のような緑色の太いうどんが印象的。食感はやわらかでもちもち。麺を噛むと、明日葉特有の甘い香りがふわっと鼻に抜けていきます。

八丈島のソウルフード「明日葉」。生でかじるとほろ苦い

明日葉そのものには苦みがありますが、粉末にしているためうどんに苦みはなく、上品な香りが少し甘めのうどんつゆととてもよく合います。途中で、卓上にある一味で味に変化をつけて楽しむのもおすすめ。島とうがらしを使った店主の手作りで、ピリリと辛味が立ち、つゆの出汁と相性抜群。島でおなじみの明日葉の天ぷらもサクッと揚がっていて、おいしく健康的なランチを堪能できます。

冷したぬきそば 850円

喉越しがよくキュッと締まった噛み応えの明日葉そばもあり、こちらも人気。店内にはテーブル席と小上がりの座敷もあり、グループや家族で寛ぎながら食事を楽しめます。

店内奥にはお座敷もあり。島民にも人気でお昼時は満席に!
名代一休庵

住所:東京都八丈島八丈町大賀郷2473
TEL:04996-2-3369
営業時間:11:30~14:30、17:30~20:00(19:30 L.O.)/木曜休

【1日目 15:00】海を一望できる絶景温泉へ!

地元の名物でお腹を満たしたあとは、癒やしのスポットでまったり過ごすひとときを。実は、八丈島は7つの温泉がある温泉郷で、“湯めぐり”を楽しめる島でもあります。なかでもイチオシなのが、こちらの「末吉温泉 みはらしの湯」。

島の東部にある末吉地区の高台に建つ町営温泉「みはらしの湯」

この温泉の最大の魅力は、海のパノラマ景色が広がる露天風呂の絶景。雲ひとつない青空と、空が反射したような八丈ブルーの海を一望しながら浸る温泉は極楽そのもの。源泉かけ流しの温泉と太平洋の雄大な景色に、旅の疲れがじんわりと癒やされます。

海抜94mの高台にあり、視界を遮るものなく海のパノラマを楽しめる

夜になると満点の星空に包まれて、波の音を聴きながら湯浴みを楽しむことも。湯上りにのんびり過ごせる畳敷きの休憩室もあり、こちらからも海を一望できて解放感たっぷり。癒やされながら島の自然を肌で感じられる、温泉好き必見の名スポットです。

末吉温泉みはらしの湯

住所:東京都八丈島八丈町末吉581-1
TEL:04996-8-1933
営業時間:10:30~21:30(入館 21:00まで)
入浴料:大人 500円、小学生 200円

【1日目 18:30】海に沈むロマンチックな夕日にうっとり

日中の青い海も素敵ですが、夕焼けに赤く染まる海の景色はまた格別の美しさ。そんな夕景を目に焼き付けたくてやってきたのが、「みはらしの湯」から車で約25分の場所にある「南原千畳敷海岸」。

バーベキューをしながら夕日を眺めることもできる

島内にはいくつかの夕景スポットが点在しますが、「南原千畳敷海岸」は中心地から近くアクセス良好。島の西側にある無人島「八丈小島」を照らしながら水平線に夕日が沈む、八丈島ならではの美しい景色を望むことができる人気スポットです。

八丈小島のシルエットが幻想的な、南原千畳敷海岸の夕景

この日は雲が多く風の強い1日でしたが、そんな天気が幸いして雲の切れ間に夕日がこぼれる神々しい夕景を拝むことができました。心が洗われるような美しい景色を、ただひたすらぼんやりと眺める。島でのそんなのんびりとした時間は、都会では得られない贅沢。忙しい日常を忘れさせてくれます。

南原千畳敷海岸

住所:東京都八丈町大賀郷

【1日目 19:00】八丈島名物! くさやと島酒に挑戦

夜のお楽しみといえば、地元のおいしいグルメと地酒。とことん島気分を満喫しようと訪れたのは、創業41年目の居酒屋「梁山泊」。島の食材を使ったメニューや郷土料理が種類豊富に揃い、都心では馴染みのない魚や野菜を味わうことができます。

八丈島の郷土料理が味わえる「梁山泊」

黒潮の流れる八丈島の海は、魚の宝庫。ここへ来たら、地魚のお刺身はマストで頼むべし。この日はマグロ、サワラ、メダイ、クロムツの刺し盛りが登場。朝獲れの鮮魚は、身がプリプリで鮮度抜群! 5月から8月にかけては、カンパチやヒラマサ、メジナなど旬の魚が味わえるとか。

刺身盛り合わせ1人前 1,060円、にょうげいも(酒盗付き)860円
醬油に島唐辛子をつぶして食べるのが、八丈島流のお刺身の食べ方

「にょうげいも」と呼ばれる八丈島産の里芋は、酒盗と一緒にいただくのが島の定番。これが島の焼酎にピッタリで、お酒が進みます。

八丈島の焼酎「情け嶋」や「八重椿」をはじめ、青ヶ島の焼酎なども種類豊富に揃う

八丈島グルメの極めつけといえば「くさや」。“世界で5番目にクサい”と言われる、強烈なニオイで知られる伊豆諸島に伝わる干物です。同じくさやでも島ごとに特徴があり、なかでも八丈島のくさやは、ニオイが比較的ソフトで食べやすいと言われています。

ムロアジクサヤ(小)540円

ならばと、初めてのくさやに挑戦。テーブルに運ばれてくるなり、早くも独特のニオイを放っています。いざ食べてみると、うま味と塩味がぎゅっと凝縮されていて、そのニオイがよりおいしさを引き立てているかのよう。想像していたよりも食べやすく、なんだかクセになるおいしさで、これもまた島焼酎とよく合います。

古民家風の造りでほっこり寛げる店内。テーブル席や広いお座敷席もある

そのほかにも、八丈島産の椎茸や島レモン、八丈牛乳のモッツァレラチーズ、明日葉ビールに八丈ジャージーヨーグルト酒など、地元の食材を使ったメニューが充実。ここに来れば、ご当地グルメをくまなく味わえること間違いなし。人気店なので、事前に予約をして訪れることをおすすめします。

梁山泊

住所:東京都八丈島八丈町三根1672
TEL:04996-2-0631
営業時間:17:00~23:00(22:00 L.O.)/日曜休
URL:http://www.rzp.jp/

夜になるとプラネタリウムのような美しい星空が広がる

お店を出て、宿へ帰る途中に海へ寄り道することに。島の空気はとても澄んでいて、人工的な明かりも少なく、夜空を見上げると満天の星空が広がっています。ここが東京とは思えないようなキレイな星空にうっとり。

「南原千畳敷海岸」や「大越鼻展望台」、「ふれあい牧場」、「底土海水浴場」など、島内には星空観賞スポットも点在しているので、ぜひ夜のおさんぽに出掛けてみてはいかがでしょうか。

心奪われるような星空を眺め、島旅の1日目が終了。早朝の出発だったので、すとんと眠りについてしまいました。

ライター:Ayano Sakai(verb)
Text by Ayano Sakai(verb) 画像提供:一般社団法人八丈島観光協会、八丈町役場、SEA DIVE

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