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    掲載日:2016.03.31

    ローマっ子のデートコースをめぐる ロマンティックなローマの夜景

    いつ買ったのかさえ忘れてしまった古い本、でもパラパラとページをめくるうち、再びその本の世界に吸い込まれ……なんて経験はありませんか? 数千年前の古代遺跡と現代社会が同居する都市、ローマは、そんな本のような存在。何度訪れても、新たな驚きや発見があります。 おすすめはそんなローマの夜の顔。遺跡も町も、昼とはまた違う趣があって魅力的。お金をかけずともロマンティックに過ごせる夜のローマを歩いてみませんか?
    ANAオリジナル

    まずは噴水にコインを2枚!?お色直しが終わったトレビの泉

    ポーリ宮殿と一体になったバロック様式の噴水、トレビの泉(1762年完成)。
    ライトが灯る夕暮れどきはロマンティックで、カップルの待ち合わせ場所にも利用されています

    夜のライトアップでよりムードを増すのがトレビの泉。どの起点からもヴェネチア広場を目指せば、広場から徒歩でアクセスできます。

    日中は世界中から訪れる観光客でいっぱいになるこの噴水には、英語を話すローマの若者たちがガールハントにやってくることも。でも、夕暮れどきから目立って増えるのは、国内外から訪れるカップルの姿。美しくライトアップされた彫像と、勢いよく流れ落ちる泉の周りが、肩を寄せ合う二人連れに占領されることもあります。水をつかさどる神、ポセイドンの像が見守る前で、ひざまずいてプロポーズする男性の姿を見ることも!
    後ろを向いてコインを一枚投げれば、再びローマに来ることができる、という言い伝えがあるトレビの泉ですが、コインを2枚投げれば、好きな相手とずっと一緒にいることができる、というおまじないもあるのです。

    また、泉の右側にある水飲み場で双方が水を飲めば、カップルが決して離れ離れにならないという話も。なにしろここはローマ。観光ガイドが10人いれば、お話も10通りに膨らんでいくのかもしれません。

    トレビの泉は、あの有名ブランド《フェンディ》の寄付で大規模修繕工事が行なわれ、昨年11月に完了。背後の宮殿や噴水、彫像が白く、輝きを増したほか、照明にもハイテク技術が投入され、昨年はカラフルなライトアップショーが話題になりました。また新たなおまじないが生まれるかもしれませんね。

    夕闇に浮かび上がるフォロ・ロマーノで古代ローマにタイムスリップ

    御影石の8本の支柱がそびえるサトゥルヌス神殿(手前)とその先に広がる古代遺跡の数々。
    奥にはライトアップでオレンジに染まったコロッセオ

    トレビの泉から南へ約1km、15分ほど歩いてカンピドリオの広場へ。約2000年前、そして現在も市庁舎として使われている建物の向かって右手、石段の細い道を抜けた先にちょっとしたテラスがあります。ここからはローマ遺跡の中心的存在、フォロ・ロマーノが一望できます。

    欧州の長い太陽が次第に陰り、夕闇に浮かびあがる広大な遺跡群は大迫力。遺跡のあちらこちらに大勢の観光客が歩く姿が見える昼間よりもずっとドラマティック。フォロ・ロマーノの奥には、ひときわ明るく照らされた巨大な競技場コロッセオがオレンジ色に輝いて見えます。視線を右に移せば、ローマの皇帝が暮らした宮殿があった丘、パラティーノまで見渡せます。世界に勢力を広げた古代最大の帝国時代にタイムスリップしそうな雰囲気です。

    ローマっ子が夢と愛を語るオレンジの公園

    写真からは川は見えませんが、手前にはテヴェレ川が流れ、反対側の丘まできれいに見渡せます。
    奥に見えるのがサン・ピエトロ大聖堂(写真提供/トリップアドバイザー)

    フォロ・ロマーノから約1.2km、のんびり登って20分で到着するのが、静かで高級住宅地のアヴァンティーノの丘。オレンジの木がある、その名もオレンジの公園、ジャルディーノ・デグリ・アランチ(Giardino degli Aranci)。正式名はサヴェッロ公園。
    背の高い松の木の一種が並んだ公園には、石のベンチを占領して愛を語るカップル、石段に腰かけて熱っぽく夢を語り合う若者たち、テイクアウトのピザで夕食を取る家族連れの姿も……。小道を抜けた先に広がるテラスの階段を3段上がれば、眼下にはローマの夜景が広がります。手前に湾曲して流れるテヴェレ川、ローマの下町トラステヴェレ地区、奥には神々しくライトアップされたサン・ピエトロ大聖堂が見えます。ここでしばし、ローマっ子の気分に浸ってみるのも一考。公園入口の開門時間は、日の出から日没という決まりだそうですが、何しろ時間や決まりにあまり縛られないローマのこと。イベントの多い夏などは特にテラスからの夜景を見るチャンスがある公園です。

    ローマの夜のクライマックスは鍵穴の大聖堂

    カギ穴を除けば、そこに3つの国が見える。アヴァンティーノの丘にあるマルタ騎士団の館から見たサン・ピエトロ大聖堂
    (写真提供/トリップアドバイザー)

    夜のローマの締めくくりには、ちょっと楽しいサプライズ。オレンジの公園から200mほど歩けば、ピアッヅア・デイ・カヴァリエリ・ディ・マルタ(Piazza dei Cavalieri di Malta)に出ます。右手には十字軍遠征時代に生まれ、今も国家として認められている領土なき主権実体「マルタ騎士団(正式名はロードスおよびマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会)」の館。

    深い緑色をした館の大きなドアの鍵穴から中を覗くと、マルタ騎士団の館にある緑の小道、その先にわずかにローマの町、そして奥にはサン・ピエトロ大聖堂のドーム屋根が、まるで一枚の絵のようにくっきり見えます。

    鍵穴の先にサン・ピエトロ大聖堂が!(写真提供/トリップアドバイザー)

    領土を持たないマルタ騎士団の館を通してローマの町、そしてバチカン市国という、おそらく世界で一番小さな国が見える、鍵穴を通じて3つの国が存在するシーン、なんだかおもしろいではありませんか?

    ライター:Shigeko Nishikawa

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