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    掲載日:2016.07.21

    アジアNo.1 バンコク、ガガンのインド料理が超絶スタイリッシュ!

    旅先での食事は、旅行の思い出を左右する重要なファクター。それだけに、しっかりリサーチして間違いのない店選びを心がけたいものです。もちろん勘を信じて入った店が大当たり…ということもあります。それも旅の醍醐味。でも「ここぞ」という日は評判の店を押さえておくのが鉄則です。 そんな実力派レストランを探すのに重宝するのが、ミネラルウオーターのサンペレグリノとアクアパンナがスポンサーを務める「Asia’s 50 Best Restaurants」。今年で4回目をむかえる飲食店ランキングなのですが、なんと2年連続1位を獲得した店が! スゴ腕シェフ率いる、噂のレストランをご紹介します。
    ANAオリジナル

    エル・ブジの流れをくむ独創的メニュー

    真っ白な外観が目を引く一軒家。静かな場所にあるのでプライベート感たっぷり。
    真っ白な外観が目を引く一軒家。静かな場所にあるのでプライベート感たっぷり。

    Asia’s 50 Best Restaurantsで、2015年、2016年と2年連続の1位に輝いたのはガガン(Gaggan)。東京・南青山のNARISAWA(2位)や六本木の龍吟(5位)をおさえ、1位を守り続けるレストランは、タイのバンコクにありました。
    「なるほど、タイ料理ね」と思った方は、ちょっとお待ちください。ガガンが提供するのは、インド料理。もちろん普通のインド料理ではありません。Progressive Indian Cuisineをテーマに掲げた、実験的・前衛的なインド料理が噂になっているんです。

    薄い膜にスパイス香るヨーグルトを閉じ込めたYogurt Explosion(ヨーグルトの爆発)。
    薄い膜にスパイス香るヨーグルトを閉じ込めたYogurt Explosion(ヨーグルトの爆発)。

    オーナーシェフのガガン・アナンドさんは、コルカタ出身のインド人。「世界一予約が取れないレストラン」と呼ばれたスペインのエル・ブジの厨房にいたこともあり、ガガンの料理にはその影響がかなり強く表れています。
    インド料理ならではの多彩なスパイス使いに、伝説のレストランから学んだ独創的な調理テクニックが融合し、世界に評価されるインドフュージョンが生み出されました。

    つまり、今、世界的に話題の分子料理「モラキュラー・キュイジーヌ」を、インド料理で実践したところに、アジアNo.1の理由があるわけです。それではシェフの斬新なアイデアが光る、五感で楽しむ料理を見ていきましょう。

    まるで実験のようなプレゼンテーションにびっくり

    ドリンクも個性的なラインナップ。ノンアルコールカクテルも充実しています。 写真提供/トリップアドバイザー
    ドリンクも個性的なラインナップ。ノンアルコールカクテルも充実しています。
    写真提供/トリップアドバイザー

    ガガンがオープンしたのは2010年のこと。にぎわう大通りから少し離れた1軒家レストランは、コロニアル調のシックなインテリアが居心地のよさを演出しています。
    料理はコースで提供されます。The Gaggan Experienceはおよそ20皿のコースで3500バーツ(約1万円)。アジアNo.1のレストランでこの値段は、コスパ抜群といってよいと思います。

    日本酒をシャーベットにしたDrunken Samurai(酔った侍)は柚子の香りただようカクテル。 写真提供/トリップアドバイザー
    日本酒をシャーベットにしたDrunken Samurai(酔った侍)は柚子の香りただようカクテル。
    写真提供/トリップアドバイザー

    ガガンはコース構成もエル・ブジと通ずるところがあり、小ぢんまりとした料理をいくつも重ねていくスタイル。どれもアート作品のように美しく「次はどんな料理かな?」とわくわくさせるような、見た目にも楽しめるコースです。

    窒素を使って食材を泡状にするエスプーマあり、冷凍粉砕でピューレを作るパコジェットありと、エル・ブジのエッセンスを十分に感じられはず。マイナス180度の液体窒素で食材を急速冷凍させると、レストランが理科の実験室のように…。

    驚きとわくわくに満ちたエンタメ系メニューを楽しむ

    コースはもちろん前菜から。例えばDewdrop(露の玉)。メニュー名どおり、クラッシュドアイスの上に、ひとしずくの露の玉。口の中で弾けて、清涼感だけを残しスーッと消えていきます。中身はグレープフルーツジュースにアロエベラ、そして山椒の花だそう。

    Dewdrop。化学的なアプローチによって食材を新しい形に。 写真提供/トリップアドバイザー
    Dewdrop。化学的なアプローチによって食材を新しい形に。
    写真提供/トリップアドバイザー

    Birds Nest(鳥の巣)と名づけられたメニューは、揚げたポテトを巣にみたて、ポテトとチャツネを使った卵をのせたアーティスティックな一品です。

    食べるのがもったいないBirds Nest。サクサクの食感が魅力。 写真提供/トリップアドバイザー
    食べるのがもったいないBirds Nest。サクサクの食感が魅力。
    写真提供/トリップアドバイザー

    パコダというインドの揚げ物をベースにしたのがOnion Pakoda(タマネギのパコダ)。マスタードと海苔を合わせ、なんと青海苔をまぶしてあります。
    スパイスを使ったり、インドの伝統料理をベースにしたメニューがあったりはしますが、仕上がりは予想外な形に。やはりこれはインド料理とは別物と考えたほうがよさそうです。

    マスタード&海苔という斬新な組み合わせのOnion Pakoda。 写真提供:トリップアドバイザー
    マスタード&海苔という斬新な組み合わせのOnion Pakoda。
    写真提供:トリップアドバイザー

    和のテイストも取り入れた次世代フュージョン

    これまで紹介した料理から感じ取られた方もいらっしゃると思いますが、シェフのガガン・アナンドさんは、日本が大好きだそう。それだけに和食テイストを感じられるメニューが多いのもガガンの特徴です。今や世界的に流行しているJAPANESEは、フュージョン料理に欠かせない要素のひとつなのでしょう。

    とはいえ、和食の枠組みや食材を使っているだけで、出来上がってくるのは驚きに満ちたガガンの料理です。

    Red Matcha(赤の抹茶)は、そのまま茶道を思わせるプレゼンテーションなのですが、茶碗に注がれるお茶が赤い。何の赤か…気になりますが、トマトとコンソメのスープなんです。これを、コリアンダーソースに浸したトマトやブドウと一緒に食べるという、およそ考えつかない組み合わせです。

    サーブから楽しめるRed Matchaは、日本の茶道をヒントに生まれました。
    サーブから楽しめるRed Matchaは、日本の茶道をヒントに生まれました。

    Story of fish called Kin-medai(金目鯛尽くし)なんていうメニューも。金目鯛の頭から骨まで使って、しっかりダシをとった料理は、スパイス香るインド料理と日本料理の融合です。

    金目鯛をまるごと一匹、骨まで味わい尽くすStory of fish called Kin-medai。
    金目鯛をまるごと一匹、骨まで味わい尽くすStory of fish called Kin-medai。

    4つのテーマに沿って展開されるコースをじっくり味わうと、あっという間に2~3時間たってしまいます。そのため40席ほどの店はほぼ回転なし。予約が必須の店になっています。

    コロニアル調の店内は落ち着いた雰囲気。1階と2階にテーブルが並びます。
    コロニアル調の店内は落ち着いた雰囲気。1階と2階にテーブルが並びます。
    人気は窓からキッチンが見えるテーブル。シェフの手元から目が離せません。
    人気は窓からキッチンが見えるテーブル。シェフの手元から目が離せません。

    ガガンのほかにも、Asia’s 50 Best Restaurantsにはタイのレストランが3軒ランクイン。「コモ・メトロポリタン・バンコク」のナーム Nahm(8位)やタイ版・料理の鉄人がオーナーのイサーヤ・サイアミーズ・クラブ Issaya Siamese Club(19位)など実力店が名を連ねています。
    もちろん、ほかにも評判のレストランが集まるバンコクは、最先端のグルメを楽しめる都市。食を求めてバンコクへ…はアリです!

    Gagan

    住所:68/1 Soi Langsuan Ploenchit Rd., Lumpini, Bangkok, Thailand
    電話:(662)652-1700
    時間:18~23時
    休み:なし
    E-mail:info@eatatgaggan.com
    URL:http://eatatgaggan.com

    ライター:Shotaro Takai

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