

眼下に河口湖を望む森の中に生まれたグランピングリゾート「星のや富士」
あの「星のや」が富士山の麓にグランピングリゾートをオープンして1年。もはや説明するまでもないかと思いますが、「星のや」は星野リゾートが運営するリゾートホテル。「星のや軽井沢」を皮切りに京都、竹富島、東京と日本国内に5ヵ所を展開、海外では2017年1月に「星のやバリ」をオープン予定です。客室稼働率は8割、リピーター率2割以上と、驚くべき人気を誇る星のやですが、その理由は、外界と隔絶された非日常空間と、ゲスト1人1人に対応するスタッフのフレキシブルなサービスにあるとか。そんな星のやが作るアウトドアリゾートは、果たしていかなるものなのでしょうか。早速拝見してみることにしましょう。
チェックインは別棟のレセプションで。サプライズに心ときめく!
河口湖の湖畔沿を走る道路から一歩入った路地に、突如現れる黒い建物。ひときわ目立つ建物なので見逃すことはありません。これが「星のや富士」のレセプション。まずは、ここで受付を済ませます。

レセプションの壁には一面のリュックサック。この中から好きなデザインを選べば、それが今回の滞在の相棒となります。

中にはヘッドライト、双眼鏡、マット&ピロー、膝掛け、水筒、おやつのビスコッティが入っています。なんだかちょっと楽しい!

専用車に乗り換え、いざ森の中の隠れ家に向かう
例え愛車で来ていたとしても、マイカーはここまで。レセプションでクルマを置いて、専用車に乗り換えるのが星のやのルールです。細い山道をくねくね上り向かうのは、森に隠された隠れ家。否応なく気分が高まります。さあ、フロントに到着です。

クラウドテラスを中心に、森の中でのんびりまったり
部屋に荷物を置いたら、さあ、アウトドアタイムの始まりです。まずは、滞在中のメインとなるクラウドテラスへ行ってみましょう。
クラウドテラスがあるのは、フロントの前の木の階段を上り詰めたリゾートの最高所。

まるで山中にかかる雲みたいに波打つようデザインされたテラス。チェアやソファ、コットにシュラフがゆったりと配置されています。

クラウドテラスの一角にあるライブラリーカフェには旅行記やアウトドアに関する書籍、その隣にはネスプレッソマシーン、ジュース、スナックなどが用意されており、滞在中、自由に楽しむことができます。

おや?マシュマロが置いてありますよ。そう、あれです!アウトドアには欠かせない焼きマシュマロ!
さっそくライブラリーカフェの隣にある焚き火ラウンジへ。初めての焼きマシュマロに戸惑っていると、スタッフがやってきて「遠火でじっくりやくと良いですよ」とアドバイスしてくれます。このスタッフは、グランピングマスターと呼ばれ、アウトドア全般のサポートをしてくれるのだとか。

焼き上がったマシュマロはクッキーに挟んでスモアに。「スモアってSome more=もうちょっとほしい、の縮約された言葉なんですよ」などというお話を聞きながら頬張ると、確かにもうひとつ!と言いたくなるくらいの美味しさ。

この焚き火ラウンジは、朝から夜が更けるまで火が灯されています。ぱちぱちと音を立てながら揺らめく炎は、見ているだけで心癒されます。

その他の時間は、気の向くままに過ごしましょう。例えば、森の中でただ本を読んで過ごす。なんて豊かで満たされた時間なのでしょう。

クラウドテラスから少し下ってみましょう。木漏れ日デッキと呼ばれるスペースがあり、不思議な形状の椅子が置かれています。誘われるがままに座ってみると、自然と天を見上げる体勢に。木々の向こうには心を染めるほど青い冬の空が広がります。

その他、木陰のハンモックや空中ベンチなど、魅惑的な響きのものが点在していますが、ぜひそれは自分の目で確かめてください。
ゆっくり過ごすのが基本ですが、ゲストが飽きないように様々なイベントやアクティビティも用意されています。
15時~16時はクラウドテラスの一角で「森のひととき」を開催。内容は季節によって異なりますが、このときは、季節のフルーツをチョコレートディップにつけていただけるミニビュッフェが登場。ちょうど小腹が空く時間なので、嬉しいおもてなしです。

オプションのアクティビティも豊富。夕食前の時間に、燻製づくりはいかが?

豆腐やサーモンのほか、味噌やお塩なども燻製にして豆腐やサーモンにつけて食べます。ウィスキーと一緒に夕食前のひとときを楽しんで。
山麓の燻製づくりは1人3,000円(税・サービス料10%別)、ワンドリンク付き。

夜が更ければ焚き火BARのオープンです。ゆらめく炎を囲んでウィスキーやワインを楽しみましょう。地元山梨県の白州ウィスキーを中心に厳選された品揃え。
