コンテンツへ

【長野県・開田高原】清涼な空気に包まれて渓流釣りを満喫できる避暑地

そばと馬と渓魚の里

開田高原は長野県の御嶽山麓に広がる標高1000~1500mの高原。平安の昔、木曽義仲の挙兵の時代からその名が知られる国産の木曽馬、そして冷涼な気候が育てる開田そばの産地として有名だ。緑の多い景観のよさから、夏休みともなれば多くの避暑観光客で賑わう。

ペンション村の近くを流れる西野川。障害物の少ない開けた流れが続く

この高原を流れるのが、木曽川の支流の1つである西野川とその支流群。夏でも冷たい澄んだ流れには、数多くのイワナ、アマゴが泳ぐ。この辺りの川は、標高の高い山から流れ出す本格的な山岳渓流と、高低差のあまりない、穏やかな高原の里を流れる平地流の川が共存している。自分の釣りのスタイルや好みに合わせて、どちらも選べるのが魅力だ。

西野川のほとりから望む木曽御嶽山
高原の東側、末川の集落を流れる末川も人気の釣り場

穏やかな平地流でアマゴ釣り

西野川の支流にあたる末川や、西野川本流の一部区間は高原の集落の中を流れる。上空が開けた開放的な釣り場が続いているため、テンカラやフライなどの毛バリも振りやすく、のびのびとキャスティングができて気持ちがよい。

魚はイワナとアマゴのどちらもいるが、平地流でより数が多く人気なのがアマゴ。このあたりでは、昔から地元産の体高のある立派なアマゴのことを「タナビラ」と呼んでいる。筋肉質で盛り上がった背中が、肉付きのよい手の平を思わせることがその由来とも言われている。冷涼な水で育つアマゴは、魚体の側面にある独特の朱色がきめこまやかで美しい。

青い斑紋と鮮やかな朱点が体側を飾る末川のアマゴ
テンカラ釣りではこのような虫を模した毛バリを使う
西野川の上流部にある冷川は本格的な山地渓流の様相
冷川にある「尾の島の滝」は御嶽行者の霊場として知られ、落差30mで迫力がある

山地渓流でのイワナ釣り

一方、木曽御嶽の四ノ池が水源で、年間を通じて水温が9℃という西野川の支流の冷川(つめたがわ)などは、高低差のある流れの中に大きな岩が点在する本格的なイワナ釣り場が続く。周囲の森を見渡せば、シラカバ、サワラ、サワグルミ、ヤナギ、キソヒノキなどがうっそうと茂り、人里を流れる平地流の川とは全く趣が異なる。ここで人気の高い対象魚がヤマトイワナだ。
イワナは住んでいる地域によって、体色や模様などに違いがある。開田高原を含む長野県や岐阜県に昔から分布しているものがヤマトイワナで、地元の木曽川漁協では、元々このあたりの川にいた野生のヤマトイワナは守りつつ、近年は木曽川水系産のヤマトイワナの放流にも力を入れている。イワナらしい地味な体色の中に、くっきりと浮かぶ優しいオレンジ色の斑点が特徴だ。

冷川で釣れたヤマトイワナ。川の岩と同化したような体色の中に優しいオレンジの斑点が浮かぶ

周囲にはキャンプ場もあり、ログハウスやペンションなどの宿泊先選びにも困らない開田高原は気ままな夏の釣り旅にもぴったりの行き先。冷涼な気候と美しい渓流魚との出会いを求めて、ぜひ訪れてみてはいかがだろう。

開田高原では集落のすぐそばを幾筋もの川が流れるので気ままにサオをだせる

この釣り場へのアクセス

開田高原

羽田空港からレンタカーを利用。長野自動車道・塩尻ICを降りR19を南下。木曽福島に入ったら木曽大橋を渡りR361で開田高原へ。

釣り場情報

〈西野川・末川/アマゴ、イワナ〉

シーズン 9/30まで

遊漁料

日釣券2000円、年券9000円
管轄漁協

木曽川漁協(http://park7.wakwak.com/~kisogawa/

問合先 プチビラMTおんたけ(ペンション・釣り宿/木曽町開田高原西野。http://www.mtontake.jp/
  • 釣り場情報は2017年6月現在のものです。

こちらもチェック!

×

「いいね!」で記事へリアクションできるようになりました。

いいね!を設定

ANAからのおすすめ

早めの予約でおトクなプランをご紹介。旅に出かけよう!

もっと世界へ、もっと羽田から。

「てのひらANA」すべてのシーンでお客様のモバイルデバイスがお客様をサポート!

戻る
進む