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出典 : 1064663003/Shutterstock.com

掲載日:2019.06.26

【ドッグトレーナー監修】犬が散歩を怖がる原因や理由、対処方法やポイント、注意点は?

散歩中に犬が怖がることはありませんか?「怖がって動かなくなり困ってしまった」という飼い主さんもいると思います。どうして散歩中に犬は怖がるのでしょうか?ここでは、犬が散歩を怖がってしまう原因や理由、散歩を好きになるためのポイントや注意点などについて解説します。

犬が散歩を怖がる原因や理由

犬が散歩を怖がる理由
443566780/ Shutterstock.com

まず、何の理由もなく犬が散歩を怖がるということはありません。

愛犬の散歩中に怖がる様子が見られたら、そこには何かしらの理由があるので、まずは原因や理由を把握することからはじめましょう。  

原因・理由①【社会化不足で怖がってしまうケース】

犬が散歩を怖がる原因の一つに「子犬の頃の経験不足」が挙げられます。

好奇心旺盛で怖いもの知らずな子もいるので、すべての犬がそうというわけではありませんが、子犬の頃から室内でばかり生活をしていてあまり外に連れて行ったことのない愛犬が、いきなり外の世界を体験するのはとてもハードルが高いイベントだといえるのです。

生後3週齢から12週齢は社会化期と呼ばれていて、自分以外の犬や動物、また、さまざまな場所などに対する愛着が形成され始めます。
そしてこの時期に経験したことは、生涯を通じて慣れ親しむようになります。
もちろん、12週齢を過ぎたらすぐに慣れなくなるわけではありませんが、社会化期を過ぎ成長するにつれ警戒心や恐怖心が強くなってくるため、徐々に慣れにくくなってきます。

そのため、子犬の時期に限られた環境で育ったり、他の犬や人との接触が少なかったりすると、成犬になってからお散歩などで見かける他の犬や人、様々なものに極度の恐怖心を持つようになり、外の世界を怖がるようになってしまいます。

原因・理由②【過去に怖い経験・不快な経験をしたケース】

「愛犬がある日突然散歩を嫌がりだした」というケースでは、散歩中に何か怖い思いをしたのかもしれません。
大きな音を出す工事現場に遭遇した、よその犬に激しく吠えられて恐怖を感じたといった理由が考えられます。
他にも、怖いという感情とは少し異なりますが、外の環境で不快な思いをしたケースもあります。
たとえば、真夏の炎天下で犬が熱い路面を歩いて不快な経験をした場合、夏場の日中の散歩を嫌がるようになることもあるでしょう。  

原因・理由③【散歩コースの道幅が狭く圧迫感があるケース】

犬だけでなく動物は、他の個体とある一定の距離を取りたがる習性があります(パーソナルディスタンス)。
そのため、道幅が狭い場所での人や犬とのすれ違い、たくさんの人や犬が集まっている場所など、密集しすぎてお互いの距離が近くなってしまう場所では警戒心が強まる傾向があります。
特に体高も低く体も小さい犬にとって、車や自転車などが前から向かって走ってくる状況は人が感じている以上に脅威に感じます。
また、犬は人に比べ視界が広い一方で焦点が合わせづらいため、刺激が多すぎると対象物を認識することが困難になり神経質になってしまいます。
このように、普段歩いている散歩コースの道幅が狭く過密だったり、交通量が多いところばかりだと、犬は散歩を嫌な時間と思うようになり、散歩自体を拒否するようになることもあります。  

犬が怖がらないで散歩できるようにするポイントや対処法

愛犬が散歩中に怖がる原因や理由が把握できたら、
次は、愛犬が怖がらないで散歩できるようにするポイントや対処法を見てみましょう。

ポイント・対処法①【道幅が広い散歩コースを選ぶ】

散歩での注意点
1034830468/ Shutterstock.com

前述の通り、犬は道幅が狭く人や犬が過密しているような道では、警戒心が強まる傾向があります。
日頃の散歩コースは、他の犬や人と十分に距離をとってすれ違える道幅が広い道や、車の往来が少ない道を選んで歩くようにしましょう。
どうしても狭い道を通らなければならない場合、小型犬であれば抱き上げることが可能なので、抱き上げた状態で大好きなご褒美を与えながら狭い道を回避するようにしましょう。

ポイント・対処法②【大好きなおやつを使って意識を逸らす】

散歩で歩くための3つのしつけ方
1050125483/ Shutterstock.com

愛犬が怖がる対象とすれ違う際には、大好きな食べ物を活用して意識を飼い主さんの方に向けましょう。
怖がる対象とすれ違う際に、必ず大好きな食べ物を与えることで、食べ物をもらった時のうれしい感情が結び付き、恐怖心を和らげることが出来ます。
怖がる対象が見えたら、食べ物を口元に持っていきます。
この際、すぐに食べ物を与えてしまうと食べ終わってからすぐに怖がる対象に意識が向いてしまうので、愛犬が怖がる対象とすれ違い、見えなくなるまで食べ物を舐めさせ続けて歩きます。
コングなどの知育玩具に食べ物を詰めたものを舐めさせると、すれ違うまで継続して与えることが出来ます。
また、使う食べ物はジャーキーのような固形状のおやつよりも、コングペーストのような液体状のおやつの方が使いやすいでしょう。
使用する食べ物は、その犬が好きな食べ物を使うようにしましょう。
また、散歩のとき以外は極力使わないようにし、特別感を持たせるとより効果が高いでしょう。  

ポイント・対処法③【怖がる対象を慣らす】

犬が散歩を好きになる3つの工夫
428866324/ Shutterstock.com

「社会化不足で怖がってしまうケース」や「過去に怖い経験をしたケース」などの場合は、怖がる対象に慣らすことで、恐怖心を軽減することが出来ます。
ただ、一言に慣らすといってもその方法は非常に難しく、飼い主さんだけではなかなか上手に練習できないと思います。
毎日の散歩で上手に練習することが出来ないと、さらに恐怖心が強くなってしまい問題が深刻化するばかりではなく飼い主さん自体が毎日の散歩を苦痛に感じてしまいます。
そのため、一人で悩み続けることなく、早い段階で専門家に相談をした方が良いでしょう。
しつけ教室や幼稚園などに通うことで、スムーズに練習を行うことが出来るため、飼い主さんにとっても犬にとっても早い段階で負担を減らすことが出来ます。

犬が散歩を怖がる【まとめ】

まとめ
151457705/ Shutterstock.com

犬が散歩を怖がるのには、必ず何か理由があります。

まずは愛犬が散歩を怖がる原因や理由を知り、適切な対応をして散歩は楽しいものだと教えてあげる必要があります。

犬の散歩の回数や時間に関する目安などについては、他の記事でも散歩についての情報をご紹介しています。ぜひ参考になさってみてください。

ライター:PECO
監修者:鹿野 正顕(学術博士)

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