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出典 : 574683451/ Shutterstock.com

掲載日:2019.08.28

【ドッグトレーナー監修】子犬のしつけはいつから始める?生後2ヶ月からのしつけの基本とは

子犬を迎えると「しつけをしなければ」と漠然と思っていても、実際には「いつから」「何を」「どのように」すれば良いかわからない人も多いと思います。 しつけの内容もトイレや甘噛み、散歩など多岐にわたります。 子犬に楽しい・嬉しいと感じてもらうしつけの基本や、その重要性と開始時期について解説します。

子犬のしつけ時期【迎える時期】

子犬のしつけ時期【迎える時期】
775908616/ Shutterstock.com

子犬のしつけは結論からいうと、迎えた日からするべきです。

犬は生後3週齢〜12週齢が「成長・学習」に最も重要な期間と考えられています。
この期間にどんな経験ができるかによって、その後のしつけにも大きく影響してきます。

「それならば早く飼いたい」と思う人もいるかもしれませんが、早く迎えればいいということでもありません。
幼齢の時期で母子分離させてしまうと、心身ともに発育を妨げてしまいます。
きちんと母親から愛情をもらい、兄弟と一緒に過ごすことで犬としての関わり方を身につけていきます。
これは人間が代わってあげられることではありませんので、8週齢ごろまでは母親や兄弟犬と一緒に過ごすことが重要です。

ペットショップでは、「小さい子犬の方が人気がある」と早くから母子分離をして販売する業者もありましたが、子犬のより良い成長のために2019年6月より動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)が一部改正されました。

生後8週齢に満たない犬猫の販売が制限されることになったので、家族として迎えられるのは生後8週齢からとなります。
8週齢までは母兄弟の中で学び、8週齢以降は飼い主が人間社会を教えていく必要があります。

子犬のしつけ時期【社会化期のしつけの基本】

子犬のしつけ時期【社会化期】
1332451046/ Shutterstock.com

子犬のしつけでは「社会化期」と呼ばれる期間があります。
生後3週齢〜12週齢がその期間であり、この時期の子犬は好奇心旺盛でいろいろなことをスポンジのようにどんどん吸収していきます。

しかし、生後12週齢を過ぎる頃からは恐怖心が徐々に芽生え、恐怖心が好奇心に勝るようになり、様々なものに慣れづらくなっていきます。
そのため、「社会化期」に隔離した生活を送り様々なことを経験しないままで育つと、「お散歩で歩けない」「吠えてしまう」など、犬が人社会で生活するうえで様々なものがストレスになってしまい、多くの問題行動に発展してしまうことがあります。

「社会化期」にいろいろな刺激に慣れておくことで、その後のトレーニングもしやすくなります。
しかし、前述したように子犬を迎えられるのは生後8週齢からになるので恐怖心が芽生えるまで1ヶ月ほどしかありません。

この時期は「おすわり」や「伏せ」よりも、人間の日常生活にある「ドライヤー」や「掃除機の音」「車」「自転車」「男性・女性」「子供」「お年寄りの方」などの将来人社会で遭遇する人やモノ、場所や状況などたくさんの経験をさせてあげてください。

ただし、いくら恐怖心が芽生えていないからといっても痛みや苦しみ、不安感や不快感はありますので注意してください。
子犬が楽しい・嬉しい気持ちで経験できるように練習してあげましょう。

子犬のしつけ時期【心構え・受け入れ準備】

子犬のしつけ時期【心構え・受け入れ準備】
557023768/ Shutterstock.com

近年ペットの家族化に伴い、犬や猫に対する接し方や扱い方が子供と同じ様に大切に育てられるようになってきました。
しかし、まだまだ衝動買いをしてしまう方も中にはいるかもしれません。

これから赤ちゃんを迎える親御さんたちは、新しい家族を迎えるために「両親学級」にかよったり、様々な本を読んだり生まれてくる赤ちゃんのことをたくさん調べて勉強すると思いますが、それはペットを飼うときにも非常に大切なことです。

法律の改正(8週齢規制)により家族に迎えてからの社会化期は1カ月程度と短くなりました。
犬が人社会で幸せに暮らしていくためにも、この短い期間に飼い主が様々なことを経験させてあげる必要があるため、家に来てから調べていたのでは遅すぎてしまいます。
犬も子供と同じように、前もって準備してあげることで、焦ることなく十分に子犬と向き合うことができるはずです。

子犬のしつけ時期【まとめ】

子犬のしつけ時期【まとめ】
1109722091/ Shutterstock.com

飼い始めの頃は、犬も飼い主もわからないことばかりです。
事前に勉強していたとしても、様々な出来事に直面して、初めて「どうするんだろう?」と気づくことがたくさんあります。

子犬を飼い始めてから、一人ではどうして良いかわからないことも出てくると思います。
人間の子育てと同じように、犬育ても飼い主だけでは難しく、多くの人の協力が大切になります。

そのため、飼い主だけでなんとかしようとして思い悩まず、わからないこと、出来ないことは家族や友達に協力してもらったり専門家に相談してみてください。

子犬のしつけは準備することと同じくらい相談することも大切です!

ライター:長根 あかり Akari Nagane
監修者:鹿野 正顕(学術博士)

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