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出典 : pixta_40516229

掲載日:2020.01.15

【ドッグトレーナー監修】犬の正しい抱っこ(抱き方)の仕方は?抱っこから逃げたり、嫌がる理由を解説

愛犬を抱っこしたいけれど、うちのコは抱っこされるのが苦手、と思っている飼い主さんもいるかと思います。無理に抱っこをすると犬が嫌がって逃げたり、怒って噛まれることも。 今回は、正しい犬の抱っこの仕方と、嫌がる理由について解説します。

犬は抱っこが好きじゃない?抱っこを嫌がる3つの理由とは?

多くの犬は抱かれるのが好きじゃない!
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カナダにあるブリティッシュコロンビア大学のスタンレー コレン(Stanly Coren)博士が行った調査では、なんと8割の犬が人からハグされた際に不安やストレスを感じているサインを見せていることがわかりました

もちろん、犬が飼い主さんに抱っこしてもらうことをいつも嫌がっているわけではなく、「甘えたい時」「不安を感じている時」など、犬が抱っこされることを好む時もあります。
しかし人との生活の中では、病院やトリミングサロンで台の上に乗せたり、人や車の往来が激しく危険な場所で安全に通行するためなど、犬が望んでいなくても抱き上げないとならない状況もあります。
そのような状況でも、犬が嫌がらずスムーズに抱っこできるようになるには、犬が抱っこを嫌がる理由を飼い主さんが理解しておく必要があります。
どのような理由があるか、見ていきましょう。

好きじゃない理由①「犬が触られることに慣れていない」

犬が触られることに慣れていない
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子犬に頃に身体を触られることや抱かれる経験が少ないと、人からの接触や抱かれることを過度に嫌うようになってしまいます。
「社会化期」と呼ばれる身体を触られることや、抱かれる練習をはじめることが大切です。
老犬になり介護が必要になると、身体を触ったり抱き上げる頻度が多くなるため、将来を見越して子犬の頃から身体を触られることや抱かれることに慣らしていきましょう。

好きじゃない理由②「抱かれることで嫌な経験をした」

抱かれることで嫌な経験をした
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人に抱かれている状況は、犬にとって拘束され逃げ場がない状態なため、不安に感じやすい状態です。

特に病院での治療、健康管理、トリミングなどでは、犬が好まない状況で抱き上げる機会もあるため、抱き上げることと嫌だった経験が結び付いてしまい、抱かれること自体を嫌がるようになることもあります。

好きじゃない理由③「犬を怖がらせる抱き方をしている」

犬を怖がらせる抱き方をしている
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犬を抱き上げるときは、いったん体を捕まえて動きをとめてから抱き上げますが、犬は人が正面から覆いかぶさるように捕まえる動きに不安や警戒心を持ちます。
特に小型犬の場合、多くの飼い主さんが犬の正面から両脇に手を入れて抱き上げようとするため、目線の低い小型犬は抱かれることを怖がるようになる傾向があります。
また、リードを付ける際に首輪をもつ時も、覆いかぶさるように首輪をつかむ動作を取るため、首輪をつかまれることを嫌がるようになる犬もいます。

正しい抱っこの仕方と下ろし方

正しい抱っこの仕方と下ろし方
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日常的には犬を抱くことがなくても、病院の診察時などで抱かなければならない場面もあります。
そういった時のために正しい抱き方と下ろし方を知っておきましょう。

【正しい抱き方のポイント】
1. 正面からではなく、犬の横から抱き上げるようにします。
初めのうちは、ご褒美などで誘導して横から抱き上げやすい位置に犬を移動させ、抱き上げたらご褒美をあげるようにすれば、抱き上げられることへの警戒心を和らげることが出来ます。

2. 犬の背中に負担がかからないように、できるだけ地面と背中が平行になるように抱きましょう(※ミニチュア・ダックスフントコーギーなどの胴長犬種は、腰を傷めやすくヘルニアになってしまうこともあるので抱っこするときは特に注意)

NG例

犬の正しい抱っこの仕方と下ろし方
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3. 体の大きい中型犬や大型犬は、犬の胸前とお尻からももの当たりを抱えこむようにして抱き上げましょう

犬の正しい抱っこの仕方と下ろし方
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抱き上げた状態から下ろすときは、ゆっくりと犬の足がきちんと地面についているのを確認して下ろします。
犬が椅子やソファーなどに飛び乗ってしまった場合なども、自分で飛び降りることをさせず、抱っこして下ろしてあげた方が、ケガのリスクを抑えることができます。

犬の正しい抱っこの仕方と下ろし方
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家の中での抱っこの注意点

犬は「飼い主さんと一緒にいたい時」「はしゃいで家の中を走り回っている時」「落ち着いてゆっくりしたい時」などに、ベッドやソファーなど自分の背丈より高い場所であっても平気で飛び乗ってしまいます。

しかし、飛び乗ることは簡単でも、高いところから降りる場合には身体的なリスクが伴います。
特に小型犬は着地の時に足を捻ったり、脱臼してしまったり、そのときは平気でも長年の蓄積で関節などを痛めてヘルニアなどの病気になってしまうこともあります。

また、階段は犬種を問わず抱っこをして上り下りをしたほうが望ましいでしょう。
階段は人間が上り下りしやすい段差や奥行きで作られているため、4本足で歩く犬にとっては勾配が急です。
特に下る時には極端な前傾姿勢をとるため前肢に大きな負担がかかります。

基本的に、犬に高い場所を上り下りさせないように転落・飛び降り防止用のグッズを利用して配慮する必要がありますが、もし乗ってしまった場合には抱っこをして下ろしてあげるようにしましょう。

外での抱っこの注意点

外での抱っこの注意点
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家の外でも、犬に危険が伴ったり、犬が恐怖や不安を感じたりするような場所では抱っこをしてあげましょう。
人や自転車で混み合っている道や車などの往来が激しい場所、散歩中他の犬とすれ違う際に安全な距離が取れない場合などは、極力避けて通るように心がけたほうが良いですが、もし、通らなければならない状況であれば安全な場所まで抱っこをして移動したほうが良いでしょう。

また抱っこをしての散歩は、ワクチンプログラムが終わっていない子犬も、外での社会化を促すことが出来ますし、家の中での生活ばかりになってしまう高齢や病気の犬も、気晴らしをさせてあげることが出来ます。

犬の抱っこ【まとめ】

犬の抱っこ【まとめ】
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犬が人と生活するうえで、時には犬の意思に反して抱かなければならないこともあります。
そのため、犬の負担を軽減させてあげるためにも「人に抱かれることに慣らす」ことを、子犬のうちから練習しておきましょう。
そして、飼い主さんは愛犬の抱っこして欲しい時と、して欲しくない時の気持ちを汲み取る意識を持ち、抱く時には安全に配慮し犬に恐怖心を与えない「正しい抱き方」と「下ろし方」をしてあげてください。

ライター:長根 あかり Akari Nagane
監修者:鹿野 正顕(学術博士)

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