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    出典 : pixta_45877315

    掲載日:2020.06.10

    【ドッグトレーナー監修】犬のハーネス、散歩に使用するメリットやデメリット、負担が少ない付け方は?

    愛犬との楽しいお散歩。その際「ハーネス」を使ってみようと考える飼い主さんは多くいると思います。そこでこの記事では「ハーネス」を使用するメリット、種類、ハーネスに向いている犬、選び方や付け方のポインとなどをご紹介していきます。愛犬と快適なお散歩のために、しっかり確認しておきましょう。

    犬のハーネスのメリットは?

    犬のハーネスのメリットは?
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    ハーネスのメリット①《脱走の危険性が低くなる》

    ハーネスの多くは、前足から上半身を包み込む形状になっているため、犬の身体から抜けにくくなっています。

    そのため、犬が脱走してしまう危険性が低くなるというメリットがあります。

    たとえば、首輪の場合、犬種によっては後ずさりをした際に“スポッ”と首輪が抜けてしまうことがあります。

    首輪が抜けてしまいそうで不安を感じる飼い主さんは、犬の身体から抜ける可能性が低いハーネスを試してみましょう。

    効果を発揮するには、もちろん正しく装着することが飼い主さんに求められます。

    正しい付け方は後ほどご紹介しますので、そちらもチェックしてください!

    ハーネスのメリット②《犬の体にかかる負担が少ない》

    ハーネスを選ぶ飼い主さんの理由として多く挙げられるのが、首や気管への負担です。

    首輪の場合、どうしても犬の首に負担が集中してしまいます。
    老犬や呼吸器官が弱い犬は、首輪に付いたリードを引っ張ることが刺激になり、咳き込んでしまうケースがあります。

    その点、ハーネスはおもに胸や胴の部分に装着し、装着範囲も広いため、身体への負担が少なくすみます。

    年齢が若い時期には首輪を付けていた犬も、年齢を重ねていくにつれて首輪からハーネスに変えるという飼い主さんも多くいるようです。  

    犬のハーネスのデメリットは?

    犬のハーネスのデメリットは?
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    ハーネスのメリットをご紹介しましたが、デメリットにはどんなものがあるでしょうか。
    ここからはハーネスのデメリットについてお話しします。

    ハーネスのデメリット①《愛犬の“引っ張り癖”が増してしまうことも》

    ハーネスは、たとえば犬が10の力で引っ張った場合、飼い主さんも同じ10の力で引っ張り返さないと犬の動きを抑えることができません。

    たとえ小型犬でも全力で引っ張る力は相当強いものです。
    これが毎回のお散歩のこととなると、抑えるのはひと苦労でしょう。
    飼い主さんが手を痛めたり、散歩自体を苦痛に感じることがあるかもしれません。

    そこで引っ張る力を抑えられずにリードを緩めてしまうと、犬にとって「引っ張れば、行きたいところに行ける」という状況が生まれ、引っ張ることを学習させる機会を与えてしまうのです。

    このように、引っ張り癖がついてしまった場合の解決策には、引っぱり防止用のハーネスを使用するのがおすすめです。

    引っぱり防止用のハーネスの仕組みについて、後ほどご紹介しますので忘れずにチェックをしてください!  

    ハーネスのデメリット②《足が短い犬種は外れてしまう可能性も》

    ハーネスは、首輪に比べてやや着脱がしにくいぶん、身体から外れにくいという特徴があります。

    しかし、前足に装着するタイプが多いため、足が短い犬種(ダックスフンドやコーギーなど)が使用すると外れやすいことがあります。

    体型に特徴のある犬種にも合うように作られたハーネスもあるので、探してみましょう。

    犬のハーネスの種類は?

    ハーネスはタイプ別に分けることができます。

    愛犬に合うハーネスを見極めるために、しっかりチェックしておきましょう。

    H 型

    大きな2つの輪に2本のベルトがついています。
    それぞれの輪に前足を入れて(両肩を通して)使用します。
    足を触られることが苦手な犬に装着するのは少し難しいかもしれません。

    8の字型

    2つの輪が連なって、数字の「8」に見えるハーネスです。

    片方の輪を首にかけ、もう片方の輪を胴体に巻いて使用します。
    犬の前足を持ち上げることなく付けられるため、大型犬でも気軽に使用できるタイプです。

    足に触られることを嫌う犬の場合にも活躍してくれるでしょう。

    ベスト型

    生地の面積が大きく柔らかい素材で作られているため、犬にかかる負担がより少なくすむタイプです。

    身につけたときに洋服のようにも見えるため、ファッション性が高いハーネスともいえます。

    引っぱり防止用ハーネス

    リードを付ける部分が背中側ではなく、犬の胸元にあるのが特徴です。

    胸元にリードを付けることで犬が前に引っ張る力を横に分散させ、引っ張る力を弱める作りになっています。

    犬が前に引っ張ろうとすると身体がくるりと横を向いてしまい、引っぱりを防止することができます。

    さらに頭や足を通さずに装着できるタイプのものなら、装着の練習をする必要も特にありません。
    ハーネスにあまり慣れていない犬や飼い主さんにもおすすめできます。

    犬のハーネスは負担が少なく、子犬、老犬、呼吸器が弱い犬におすすめ

    犬のハーネスは負担が少なく、子犬、老犬、呼吸器が弱い犬におすすめ
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    ハーネスの使用はどのような犬に向いているでしょうか。
    おすすめのポイントについて紹介します。

    お散歩に慣れていない子犬におすすめ

    好奇心が旺盛で飼い主の歩調に合わせて歩くことに慣れていない子犬は、いろいろなところを探索して歩きたがるためリードを引っ張って首を痛めやすく、また、コントロールがしづらいため誤食などの心配があります。
    そのため、子犬の頃は体への負担が少なく、特にコントロールしやすい引っ張り防止用のハーネスがおすすめです。

    負担が少なく、老犬でも安心

    ハーネスは犬の身体を覆う作りになっていて、愛犬の負担が分散、軽減されるというメリットがあるため、老犬に向いているといえるでしょう。

    歩行を助ける介護用のタイプもあります。
    腰が悪くなったり、筋力が衰えて足腰の踏ん張りが効かなくなった場合、身体の動きをサポートする介護用ハーネスを検討してみましょう。

    呼吸器官が弱い犬に

    首輪などで過度に首が閉まると、気管が変形して潰れ、呼吸困難が起こってしまう「気管虚脱」という病気になってしまうことがあります。

    そのため、呼吸器系の病気になりやすい犬には、首や気管への刺激が少ないハーネスが向いているといえるでしょう。

    チワワトイ・プードルヨークシャーテリア、パグ、フレンチブルドッグなどといった犬種は気管虚脱になりやすいと言われているので注意が必要です。

    犬のハーネスの付け方、注意点・ポイント

    犬のハーネスの付け方、注意点・ポイント
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    犬の身体から抜けにくいのがハーネスのメリットですが、これはあくまでハーネスを正しく装着できている場合です。

    ハーネスの装着方法とスムーズに装着するための工夫をご紹介します。

    ハーネスそのものに慣れさせる

    ハーネスに慣れていない犬にいきなり装着しようとすると、恐怖や不安を感じてしまいます。

    散歩デビューをする前の子犬の時期から、ハーネスに慣れるよう室内で練習しておきましょう。
    成犬の場合でもいきなり装着しようとせず、徐々に慣れさせていくことが大切です。
    「ハーネスを身体に触れさせる」、「ハーネスを首から通す」などの練習からはじめてください。  

    飼い主さんが使いやすいものを

    飼い主さん自身が取り扱いしやすいことも選ぶ基準のひとつりなります。

    ハーネスを装着している最中、犬がじっと静かに待っていてくれるわけではありません。
    「自分は手先が不器用だ」と感じたり、手元の細かい作業に不安を覚えることがあれば、複雑な作りのハーネスは向いていないといえます。

    そもそも犬は拘束されることが苦手です。
    ハーネスを装着する際、足や首、身体全体を押さえつけられることで不安になるのは当然でしょう。

    手順に手間取って装着に時間がかかれば、嫌がって暴れたり、逃げ出してしまうことも考えられます。
    このような状態が続けば、ハーネスがどんどん嫌いになってしまうでしょう。

    特に犬が慣れないうちは、装着方法や手順が比較的簡単なもの、短時間で装着できそうなものを選ぶようにしてください。

    「じっとしていられない」、「ハーネスに慣れるまでは嫌がって逃げようとする」、ハーネスを装着する際にはこの2つを状況が生じることを前提にイメージして、装着手順を頭の中でシミュレーションしながら短時間で装着しやすいハーネスを選ぶことが大切です。

    おやつを使用する

    おやつで犬の気をそらしている間に装着してみましょう。
    ごほうびを用意することで、スムーズな装着の習慣づけがしやすくなります。

    ハーネスを装着している間じっとしていてほしいので「おやつを継続して与え続ける」ことがポイントです。

    こういった場合にはペースト状のおやつが便利。
    知育玩具のコングのような、中におやつを詰められるタイプのおもちゃを用意して、中にペースト状のおやつを入れて与えてください。
    犬がおやつをなめている間にハーネスを装着することができます。

    このとき、飼い主さんひとりで行なうのが難しい場合はふたりで協力しましょう。
    もしくは自撮り棒のような棒状のものに、おやつを入れたコングをくくりつけ、柱や椅子、机などに固定して与えるなどの工夫をしましょう。

    しっかりフィットさせる

    愛犬の身体にしっかりフィットするようにサイズの調整を行ないましょう。

    ハーネスを装着した際、隙間に指を入れて確認します。
    大人の人差し指1本ぶんが入る程度の隙間があると、ちょうどよいでしょう。

    多くの飼い主さんが「身体が紐で締まるとかわいそう」という理由から、ハーネスを緩く装着する傾向にあります。

    ハーネスの紐が身体に食い込んで窮屈にみえることがあるかもしれませんが、犬には毛があります。
    人差し指が入る余裕があれば、動きづらいほど窮屈な状態になることはありません。

    ハーネスが緩く、身体から浮いてしまうと、ハーネスが抜けやすくなるうえ、摩擦で毛や皮膚が擦れてしまいます。
    犬が不快に感じたり、ハーネスや紐そのものの痛みを早めてしまうことにもなります。

    しっかりと正しいサイズ調整を行なってから装着しましょう。

    犬のハーネスの付け方まとめ

    犬のハーネスの付け方まとめ
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    ハーネスのメリットやデメリット、種類、ハーネスに向いている犬などについて紹介してきました。
    ハーネスは、身体への負担が少ないというメリットがあり、とくに老犬や呼吸器系に疾患がある犬にとって活躍してくれるアイテムです。
    もちろん、正しく装着することが大切です。
    飼い主さんが使いやすく、愛犬の体に合ったものをよく検討して、快適なお散歩を楽しみましょう。

    ライター:石川 明加 Haruka Ishikawa
    監修者:鹿野 正顕(学術博士)

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