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    掲載日:2020.09.09

    <グルーマー直伝>犬が嫌がらない爪切りのやり方のコツや頻度は?【おうちセルフグルーミング】Vol.4

    爪切りはやり方を分かっていないと、愛犬を傷つけてしまいます。爪を切りすぎてしまった場合、犬の血管を切ってしまいます。血管を傷つけないためにも、爪切りのやり方のコツや頻度、愛犬が爪切りを嫌がらないような切り方をご紹介します。今回もグルーマーの竹島将之さんに教えていただきます。

    犬の爪切りはどうして必要なの?頻度は月1回!

    愛犬の爪、伸びたままにすると…?

    爪切りは、愛犬のグルーミングの中でもとても大切なケアの1つです。

    毎日長時間歩きまわって過ごす野生動物は、地面との摩擦で爪が研がれて伸びにくくなるため爪切りの必要はありませんが、一般家庭で飼われている愛犬は原則として月に1回は爪切りをしてあげる必要があります。

    特に、基本的に地面に触れることのない親指の爪(狼爪)は自然に削れることはないので、必ず切ってあげましょう。

    愛犬の爪を伸ばしたままにしておくと、愛犬自身や飼い主さん、他の犬、床や家具などを傷つけてしまうおそれがあるだけでなく、地面を踏みしめづらくなることによって歩き方が不自然になり、関節を痛めてしまうおそれもあります。

    また、爪を伸びたままにしておくと爪の中を通っている血管も伸びてきてしまうため、血管を傷つけずに爪を切るのが難しくなってしまうことも。

    誤って血管を傷つけてしまうと当然出血しますし、痛みを覚えて愛犬が爪切りを嫌がるようになってしまいます。

    定期的にグルーミングサロンに通っている場合は、その際に爪を切ってもらうのがベストですが、事情があって通えない場合や、爪が折れたり割れたりした場合に備え、飼い主さん自身も愛犬の爪切りができるようになっておくと安心です。

    爪切りは人間用ではなく必ず愛犬専用のものを

    爪切りは必ず愛犬専用のものを

    愛犬の爪切りに必要なアイテムは、次のとおりです。

    • 犬専用の爪切り
    • やすり
    • 止血剤

    愛犬の爪切りには、必ず犬専用のものを使いましょう。
    犬の爪は硬いので人間用の爪切りやハサミでは上手く切れず、爪が折れたり割れたりしてしまうおそれがあります。

    犬用爪切りにはいくつか種類がありますが、おすすめは軽い力で切れる「ギロチンタイプ」のもの。
    先端の輪の中に愛犬の爪を入れ、バネが付いている柄を握るだけで、きれいにカットできます。

    爪を切ったあとは切り口がザラザラしているので、やすりで滑らかに整えてあげると良いでしょう。
    犬専用のものも売っていますが、人間用のもので代用することもできます。

    また、小型犬など爪が小さく柔らかい愛犬の場合は、爪切りを使わず、伸びた部分をやすりで削るだけでも十分です。

    万が一、爪切りで血管を切ってしまい出血しても、ティッシュや布などで押さえると血が止まるケースがほとんどですが、出血が止まらない場合に備えて、止血剤を準備しておくと良いでしょう。
    止血剤を使っても出血が止まらない場合は、獣医師に相談してください。

    安全な爪切りの基本とは?

    爪切りは愛犬を立たせて行う
    爪切りは愛犬を立たせて行う

    すべてのケアに言えることではありますが、特に爪切りや被毛のカットなど刃物を使う場合は、愛犬を正しく「保定」すること(固定すること)がとても大切です。

    爪切りの場合は、上の写真のように愛犬を立たせて、腕で胴体を飼い主さんの脇に引きつけ、頭の向きと逆方向に足を向けるのが原則。

    こうすると身体が安定して爪が切りやすくなるだけでなく、爪を切っている様子を愛犬に見えなくすることで恐怖心を和らげる効果があり、怖がって暴れたり逃げ出したりするのを防ぐことができます。

    脇に愛犬の胴体を引きつけるようにして固定する
    脇に愛犬の胴体を引きつけるようにして固定する

    愛犬の爪切りの手順は3ステップ

    では、実際の爪切りの手順をご説明しましょう。

    (1)肉球を押して爪を出す

    肉球を押すと爪が出てくるので切りやすい
    肉球を押すと爪が出てくるので切りやすい

    まず、愛犬の足を持ち、肉球のある側を上に向けます。
    その状態で肉球を押すと隠れていた爪が出てくるので、爪切りがしやすくなります。

    (2)爪切りで切る

    水平になるように爪切りを使う
    水平になるように爪切りを使う

    爪が出てきたら、爪切りを使って切断します。

    切って良いのは血管のない先端部分のみ。
    白っぽい色の爪の場合は、透かして見ると血管の位置がわかるので、確認してから切るようにしましょう。

    黒っぽい爪で透かして見ても血管の位置がわからない場合は、先端から少しずつ切っていくようにして、血管を傷つけないよう注意してください。

    爪切りをする際のポイントは、爪の根元に対して水平になるようにして、爪切りを使うこと。
    斜めにしたり、垂直になったりしてしまうと上手く切れず、血管を傷つけてしまうおそれがあります。

    (3)やすりで切り口を整える

    やすりで切り口を整える

    切り終わったら、やすりを使って切り口を滑らかにし、角を丸く整えていきます。

    表面のザラつきや鋭い角が残っていると、愛犬が体を掻いたときなどに、ケガをしてしまうおそれがあるので、しっかりと行うことが大切です。

    前足・後足すべての爪を切るには、意外と時間がかかります。
    愛犬が飽きたり嫌になってしまったりしないように、ご褒美のおやつをあげたり褒めるなど、「爪切り=楽しい時間」として覚えさせると良いでしょう。

    毎日の習慣にしたい、足の衛生ケア

    毎日の習慣にしたい、足の衛生ケア

    続いて、足(特に足の裏)を衛生的に保つためのケアについて解説します。

    基本的に靴や靴下を履かない犬の足は、想像以上に汚れています。
    特に散歩などで外出すると、さまざまな物を踏むことになるので、帰宅したら必ず足の裏をきれいにしてあげるようにしましょう。

    汚れをそのままにしておくと、室内の床などが汚れてしまうだけでなく、愛犬が汚れやその匂いを気にして足を舐め続けてしまうことによって皮膚トラブルに発展してしまう場合も。

    また、帰宅後にケアをしながら足の様子を確認することによって、足の異常やケガにもいち早く気づいてあげることができます。

    日常のケアにはスプレーが便利

    日常のケアにはスプレーが便利

    足の衛生ケアは、できれば外出先から帰宅する度に行いたいもの。
    玄関先に専用のアイテムを置いておき、汚れた足のままで愛犬が室内に入らないようにしましょう。

    帰宅後に愛犬の足を水洗いする方もいらっしゃいますが、しっかり濡らしてしまうと乾かすのが大変なので日常的なケアとしてはあまりおすすめできません。

    また、「足拭きシート」として販売されているものには刺激の強い成分が含まれているケースが多く、痒みやかぶれなど皮膚トラブルが心配な愛犬には、できるだけ使いたくないものです。

    ティッシュで汚れとスプレーの水分をしっかり拭き取る
    ティッシュで汚れとスプレーの水分をしっかり拭き取る

    私がサロンで飼い主さんにおすすめしているのは、足拭きスプレーとティッシュの活用です。
    足拭きスプレーで足の裏を湿らせてティッシュで拭き取ると、水洗いをしなくても十分汚れを拭き取ることができます。

    スプレーするのは水で良いですが、できるだけ自然な成分のものを選べば、市販のペット用足拭きスプレーを使っても良いでしょう。

    スプレーで濡れたままにしておくと滑りやすいので、ティッシュでしっかり拭き取ることも大切です。

    汚れないためのケアも大切

    汚れないためのケアも大切

    帰宅後のケアも大切ですが、外出前に予防的なケアをしておくことも大切です。

    おすすめは、肉球に専用のクリームを塗っておくこと。
    クリームで肉球の表面を保湿することで乾燥やひび割れを防ぎ、汚れが皮膚の表面に入り込みにくくなります。

    特に地面が熱くなりがちな春~夏には、乾燥だけでなく熱から足の裏の皮膚を守ってくれる効果も期待できます。

    なお、愛犬の足にガムや樹液など粘着質な汚れがついてしまい、なかなか取れない場合は、無理をせずにグルーマーや獣医師に相談し、皮膚や被毛に負担をかけない方法で除去してもらうようにしましょう。

    今回ご紹介した爪切りや足の衛生ケアは、愛犬の身だしなみを良くするだけでなく、健康管理にも欠かせないものです。

    普段グルーミングサロンでケアを受けている場合も、飼い主さんが基本的なケアをできるようにしておくと、災害時など長期間サロンに行けない場合も安心です。

    おわりに

    またサロンに行けない時は、手軽で簡単なおうちトリミングもおすすめです。
    おうちでできるといつも清潔にできそうですね。

    下記、UP LIFEの記事でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

    忙しくてなかなか愛犬をトリミングサロンにつれていけない、愛犬が臆病な性格だからサロンに預けるのが心配…。そんなとき、自宅でトリミングができたら便利ですよね。そこで今回は獣医師の箱崎加奈子先生にトリミングの意義を、トリマーの根本裕介さんに自宅でトリミングをする際のコツやポイントを教えていただきました。

    【獣医師監修】手軽で簡単、いつも清潔に。愛犬のおうちトリミング | ペット | UP LIFE | Panasonic

    次回は、はさみを使った被毛のケアの方法を解説します。

    ライター:竹島 将之 Masayuki Takeshima

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