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    掲載日:2021.03.04

    ぽかぽか陽気に誘われて… ひと足早く春を満喫できる観光地

    本格的な春の訪れはもうすぐそこですが、まだ少し肌寒い日が続くこのごろ。そんな中でも春の暖かさに気分ときめく全国の観光地をご紹介します。春爛漫な花畑や桜まつり、春が旬のグルメが待っていますよ。

    房総半島南部(千葉県)

    房総半島の南側に位置する鋸南町や館山市、南房総市があるエリアは、関東地方の中でもひと足先に春の訪れを感じられる場所です。その理由は半島東の沖合に暖かい黒潮が流れているから。2月には菜の花が辺りを黄色く彩る景色が見られ、一年中、花が咲く地域もあるほど温暖な気候で知られています。3月になると、房総半島の南端をぐるりと走る「房総フラワーライン」では春爛漫の花景色が見られます。さらにその房総フラワーライン付近にある「白間津のお花畑」は、観光で花摘みができるスポット。3月上旬頃は、キンセンカやストックが見頃です。花を見るだけでなく、切り花として持ち帰れるので、自宅にそのまま春を連れて帰ることもできます。

    サイクリングやドライブで景色を楽しむなら「野島埼灯台」がおすすめです。野島埼は、房総半島の先端からさらに半島状にせり出しているため、東京湾のパノラマが雄大に眺められるスポット。海蝕された岩礁に波が打ち寄せる荒々しい海洋絶景が見事です。野島埼の真ん中に位置する洋式灯台は、八角形をした白亜のデザインになっていて、そのシンボリックな情景が目を引き、日本の灯台50選にも選ばれています。

    このほかの立ち寄りスポットとして、地獄のぞきで有名な「鋸山」や桜の名所「安房神社」、鋸南町の「頼朝桜」、「館山ファミリーパーク」などがあります。

    「海辺の料理宿 政右ヱ門」の花料理コース(季節限定)
    「海辺の料理宿 政右ヱ門」の花料理コース(季節限定)

    花が辺りを彩る房総南部では、春季限定でエディブルフラワーを使ったお料理を出す飲食店や旅館があります。寿司屋「大徳家」の「山海 花ちらし」、料理宿「政右ヱ門」の花料理コース、「魚拓荘鈴木屋」の「花かご造り」がその一例。房総の海の幸が花でにぎやかに飾られ、見た目がいっそう華やかになります。このほか、勝浦漁港の一本釣りによる初鰹も旬の名物。身の締まった美味しさを楽しめます。房総南部の春旅は、景色も料理も爛漫とあざやかさを満喫できるのが魅力です。

    房総半島南部

    鋸南町観光協会 https://www.kyonantown-tourism.com
    館山市観光協会 https://tateyamacity.com
    南房総市観光協会 https://www.cm-boso.com

    伊豆半島(静岡県)

    一年中、おだやかな天候に恵まれた伊豆半島の春景色といえば、早咲きの河津桜が有名です。河津桜は、カンヒザクラとオオシマザクラがこの地で自然交配された品種。ソメイヨシノの開花期間が約1週間なのに対し、河津桜は約1カ月。そのため2月上旬から3月上旬まで見頃が続きます。また、ソメイヨシノよりもピンク色が濃いのも特徴。約3kmに渡って続く河津川の並木道がピンクに染め上げられる景色は、晴れた青空によく映えます。

    このほか伊豆半島には、3月頃に桜の見頃を迎える名所がずらり。伊豆市の「修善寺虹の郷」、伊東市の「伊豆高原駅前」、南伊豆町の「青野川沿い」などがその代表です。

    「雛の館むかい庵」のつるし雛
    「雛の館むかい庵」のつるし雛

    早咲き桜の開花と同じ時期(例年~3月31日)には、伊豆稲取で「雛のつるし飾りまつり」が実施され、かわいらしい雛飾りを見ることができます。伊豆稲取の雛のつるし飾りは、福岡・柳川の「さげもん」、山形・酒田の「傘福」とともに実施される日本三大つるし飾り。そのなかでも、雛のつるし飾りは江戸時代にまで歴史を遡ることができる発祥の地。子どもの成長を願う愛らしい飾りは、どこか素朴であたたかく、それぞれの思いが見えるようです。

    展示会場となっているのは、「文化公園雛の館」「雛の館むかい庵」など5カ所。ほかに旅館などでも飾られているのを見ることができます。3月31日までのまつり期間中は、スタンプラリーが実施され、スタンプを押すと記念品がプレゼントされます。また、3月10日までの日程で素戔嗚神社の118段の階段を使って、雛人形とつるし飾りが展示中。日本一の壮観な雛飾りとして一度は見ておきたい名所です。

    伊豆には、金目鯛やわさびなど名物がさまざまありますが、春のおすすめはいちご狩り。静岡県産のいちごの代表的な品種は、「章姫(あきひめ)」「紅ほっぺ」「きらぴ香」です。現在いちごは年中出回っていますが、本来の旬の時期は3月から4月。おいしい完熟いちごを採って、好きなだけ食べられる幸せを味わいましょう。いちご狩りができるスポットは、伊豆の国市や東伊豆町が中心です。小さな子どもでも自分で採って食べられるので、家族で行くのもおすすめです。

    伊豆半島

    河津町観光協会 http://www.kawazu-onsen.com
    東伊豆町観光協会 https://www.e-izu.org
    伊豆の国市観光協会 https://izunotabi.com

    • 2021年の河津桜まつりは中止となっております。

    紀南地方(和歌山県)

    写真提供:(公社)和歌山県観光連盟
    写真提供:(公社)和歌山県観光連盟

    和歌山県南部の紀南地域は、黒潮の影響を受ける温暖な太平洋岸式気候のエリア。那智勝浦や白浜町周辺は景勝地も多く、桜のピンク色があざやかに景色を染めます。なかでもおすすめなのが、「那智の滝」と桜の絶景。那智の滝は、高さ、水量ともに日本一の名瀑。落差133mから流れ落ちる激しい様子と桜の優美さが日本絵画のように美しく共演します。周辺の熊野那智大社も桜の名所なので、ぜひとも訪れたいスポットです。

    桜の名所でいえば、白浜町の平草原公園もおすすめ。園内には2,000本のソメイヨシノの桜の木があり、連日、観光客でにぎわいます。

    写真提供:(公社)和歌山県観光連盟
    写真提供:(公社)和歌山県観光連盟

    水辺のスポットが充実した紀南エリアの春旅は、アクティブに自然や生き物とふれあう体験をしてみましょう。太地町の「くじらの博物館」は、くじらやイルカショー、イルカにタッチできる体験からイルカのトレーナー体験まで楽しめるスポット。かわいいイルカや大迫力のくじらを身近に感じられます。

    白浜町のカヌー体験。 写真提供:(公社)和歌山県観光連盟
    白浜町のカヌー体験。
    写真提供:(公社)和歌山県観光連盟

    そのほか、カヌーやシーカヤック体験、紀の松島めぐりなど、海の美しさを満喫できるアクティビティも充実しています。

    写真提供:(公社)和歌山県観光連盟
    写真提供:(公社)和歌山県観光連盟

    紀南に来たら、必ず食べたいグルメといえば那智勝浦の生まぐろ。勝浦漁港は、生鮮まぐろの水揚げ量漁獲高が日本一を誇ります。普段、冷凍を食べることが多い人は生まぐろを食べると、感動すること間違いなし。町内には、リーズナブルに生まぐろを食べられる飲食店が点在。どのお店も分厚く切ってあるのが特徴。もっちりととろけるおいしさが味わえます。

    生かげろう(プレーン) 100円、季節の生かげろう 150円~
    生かげろう(プレーン) 100円、季節の生かげろう 150円~

    紀南で季節限定のスイーツとして人気なのが、福菱本店のかげろうカフェで味わえる「季節の生かげろう」。生かげろうは、ふわっと焼き上げた生地にクリームが入ったお菓子。季節の生かげろうにはフルーツなどが入っていて、旬の味が楽しめます。カフェには海に面したテラス席もあって、旅の合間をゆったりと過ごすことができます。

    紀南地方

    和歌山県公式観光サイト https://www.wakayama-kanko.or.jp

    室戸・安芸・高知周辺(高知県)

    写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
    写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会

    “南国土佐”といわれる高知県。特に室戸市や安芸市、高知市のある中部・東部の沿岸部・平野部は温暖な海洋性気候で、3月から4月にかけて気温がぐっと上がってきます。桜が開花する頃に訪れたいのが、高知県随一のお花見スポットとして知られる香美市の「鏡野公園」。日本さくら名所100選に選ばれ、ソメイヨシノやヤエザクラを楽しむことができます。見どころは、全長200mに渡る桜のトンネル。桜に迎えられたような優雅な気持ちで歩くことができます。安芸市の小高い丘陵地にある「内原野公園」は、ツツジの名所。梅や桜もあり、あでやかな色彩で公園内を彩ります。

    写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
    写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会

    3月上旬から4月上旬にかけて行われるのは、香南市の「かがみ花フェスタチューリップまつり」。四国最大の「かがみチューリップ園」には、1haの敷地に約130品種13万本のチューリップが植えられています。イベント期間中にはチューリップの周りをトロッコ列車が走ったり、各種の催し物が開催されたりします。

    このほか、高知市の「高知県立牧野植物園」で「春のフラワーショー」、北川村「モネの庭」で「チューリップチューリップ」が開催されるなど、花を主役にしたイベントが盛りだくさん。それぞれ庭園としても評価が高い施設なので、花が咲き乱れる様子は一見の価値ありです。

    写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
    写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会

    高知のグルメとして真っ先にあげられる「カツオのタタキ」。3月に水揚げされる初鰹は、高知に春の訪れを知らせる風物詩。高知では、タタキにするときは藁焼きにするのがおすすめ。炭火やガスではなく、藁で焼くことで短い時間で表面だけを焼き上げ、独自の風味が香るのが特徴です。飲食店の中には、「カツオの藁焼き体験」ができる場所もあるので、自分で藁焼きにしたカツオをタタキにして食べることもできます。

    写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
    写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会

    高知ならではの早春の珍味として知られるのが、「のれそれ」。見た目のはかない美しさから“南海の妖精”と呼ばれています。こちらの正体は、アナゴの稚魚。日本でも獲れる場所が限られるため、春に高知に来たらぜひとも食べたい逸品。磯の風味となめらかな食感は、ぜひ新鮮なうちに日本酒とあわせて食べるのがおすすめです。

    室戸・安芸・高知周辺

    高知県観光コンベンション協会 https://www.attaka.or.jp

    日南・宮崎周辺(宮崎県)

    宮崎県は、巨人軍の春季キャンプ地でもおなじみの早春でも暖かい地域。宮崎空港から日南市に向かう海岸線は、ロードサイドにフェニックスも植えられ、春の陽気な気分をいっそう高めてくれます。青島周辺には、海岸線に波状岩が広がる「鬼の洗濯板」もあり、格好のドライブスポット。車や自転車で、早春の風を感じながら走るのがおすすめです。

    西都市にある「西都原古墳群」は、300余基の古墳を有する特別史跡公園ですが、春は菜の花と桜の名所としても知られています。時期になると2,000本の桜の木と30万本の菜の花がいっせいに咲き、史跡とあわせてピンクと黄色のコントラストが楽しめます。

    天ヶ城公園
    天ヶ城公園

    ほかにも宮崎県には、宮崎市の「天ヶ城公園」や五ヶ瀬町の「浄専寺」などのお花見スポットがあります。天ヶ城公園はお城で花見ができる名所、浄専寺はしだれ桜(シダレサクラ)で有名なスポットとなっています。

    綾町には、「雛山」を飾る伝統的なひな祭りの風習があります。雛山は綾町で江戸時代に始まったとされるもので、山の神である女性を山に飾って、山の神が住む風景としてお祝いしています。例年、イベントとして見られるのが「綾雛山まつり」です。期間中は、綾町中央商店街など町内に展示場がつくられ、さまざまな雛山を見学することができます。

    早春に宮崎で食べたいグルメは、旬のカツオを使った「日南一本釣りカツオ炙り重」。実は日南市は、一本釣りカツオの漁獲量が日本一。タタキや刺身に代わる新しい食べ方として、2010年に新・ご当地グルメとして誕生したのがこの「日南一本釣りカツオ炙り重」です。さまざまな食べ方ができるのが特徴で、生でそのまま食べ、炙って食べ、最後にお茶漬けにして食べるなど、カツオのおいしさを多彩に堪能できます。「ギャラリーこだま」「うなぎ料理大清」など、市内の飲食店で提供中です

    また、宮崎といえばマンゴーを使ったスイーツも見逃せないもの。宮崎市内の「フルーツ大野ANNEX」や「マンゴスター」では宮崎県産のマンゴーを使ったパフェなどがいただけます。

    日南・宮崎周辺

    宮崎県観光協会 https://www.kanko-miyazaki.jp

    • 2021年の綾雛山まつりは中止となっております。

    全国のあちこちに点在する「春先取り観光地」は、見どころやグルメにそれぞれの地域色が出ていました。春を満喫する旅は、それぞれの旬を探し歩く旅。以前に訪れたことのある地域でも、春に訪れるとまた違った観光地の魅力が見つかるかもしれません。

    • イベント等の開催状況については、ホームページ等で最新の情報をご確認ください。
    • 記載の内容は2021年2月現在のもので、変更となることがあります。
    • 税抜価格を表示しております。
    ライター:Nozomi Okamoto(verb)

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