
【フレンチブルドッグ】の散歩はいつからしていいの?

フレンチブルドッグに限らず、どの犬種でもお散歩デビューは「ワクチンプログラムが終了してから」が基本です。
ワクチン接種が終わっていないのにお散歩に出かけると、病原菌や細菌に感染してしまうリスクがあります。犬には、特効薬がない病気・感染力が強い病気・後遺症が残りやすい病気があるため、ワクチン接種は必須です。
しかし、最近では社会性を身につける意味を込めて「ワクチンプログラムが終了する”生後4カ月よりも前”に、外の刺激を受けた方が良い」とも言われています。
ワクチンの接種が終了する前に外に出す場合は、拾い食いをしないよう、そしてほかの犬と触れ合わないように注意しましょう。地面におろして歩かせるのではなく「抱っこ」で過ごすのがおすすめです。
初めてお散歩する時はどうしたらいい?
フレンチブルドッグは、足の関節が弱い犬種です。子犬の時期は特に股関節を痛めやすいため、過度な運動は避けた方が良いといえます。運動するよりも、外の環境に慣れることに重点を置き、成犬よりも少ない10分ほどのお散歩を楽しみましょう。
また、お散歩に必要なのが首輪やハーネス、リードです。フレンチブルドッグは短頭種で呼吸器系が弱いため、負担が大きい首輪よりもハーネスを使用するのがおすすめ。
しかし、ハーネスの場合、飼い主さんの指示が伝わりにくいというデメリットもあるため、引っ張り防止用のハーネスなどを活用するとよいでしょう。
【フレンチブルドッグ】の散歩は毎日必要?しなくていい?

フレンチブルドッグは、毎日お散歩をするのが好ましい犬種です。太りやすい体質のため、お散歩を怠ると肥満体系になる恐れがあります。
愛犬の健康を維持するためにも、できるだけ毎日お散歩に出かけるようにしましょう。
雨の日、忙しい時、難しい時、お散歩はどうする?
毎日お散歩をするのが好ましいですが、飼い主さんの都合や、雨・雪などの天候によっては出かけられない日もあるでしょう。そんなときは、室内遊びに切り替えるのもアリ。
愛犬が怪我をしないように、障害物になる家具は端に寄せるなどの対策を取りましょう。また、フローリングでは滑ってしまう危険があるため、マットや絨毯を敷くのがおすすめです。
お気に入りのおもちゃやボールを使って、室内での運動を楽しんでください。
【フレンチブルドッグ】の散歩の「回数」「時間」「距離」の目安は?

フレンチブルドッグのお散歩は、1日2回、1回につき30分程度のお散歩が好ましいでしょう。距離にすると2~3kmほどとなります。必要以上にお散歩をしてしまうと、体を痛める原因にもなるため注意しましょう。
シニア犬の場合は、運動よりも気分転換を目的に、数分のお散歩を楽しむだけで十分です。
【フレンチブルドッグ】の散歩に適切な「時間帯」「季節」
ほかの犬種同様、フレンチブルドッグも季節によってお散歩の時間を注意しなくてはいけません。愛犬の健康を守り、楽しくお散歩ができるように確認しておきましょう。
フレンチブルドッグは暑い夏が苦手
フレンチブルドッグは短頭種のため、呼吸器系が弱く、体温調節も苦手です。お散歩途中に息切れがみられることも多いでしょう。
暑い時間帯にお散歩をしてしまうと、熱中症になる危険があります。さらに、熱を持ったアスファルトを歩くことで、肉球が火傷してしまう恐れも。
暑い夏の日は「早朝」や「夜」にお散歩を楽しむようにしてください。
冬の寒さにも要注意
フレンチブルドッグは、暑さに弱いだけでなく、寒さにも弱い犬種です。体温調節が苦手なため、寒すぎる時間帯にお散歩をするのは避けましょう。
冬のお散歩には、犬用の防寒具を活用するのも手です。洋服を着ることを嫌がる場合もあるため、少しずつ慣らしてあげましょう。
寒い冬の日は、太陽が出ている時間帯に出かけてください。あまりに寒い日は、外には出かけず室内遊びに切り替えるのもアリでしょう。
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