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掲載日:2021.09.17

【獣医師監修】フレンチ・ブルドッグは寝るのが好き?快適な睡眠のためのポイントを解説

フレンチ・ブルドッグはよく眠る犬種でしょうか?子犬から老犬まで、フレンチ・ブルドッグに必要な睡眠時間などを知っておき、愛犬の健康維持に役立てましょう。旅行時や季節ごとに快適にフレンチ・ブルドッグが寝られるポイントも紹介します。

フレンチ・ブルドッグは寝るのが好き?睡眠時間は?子犬〜成犬それぞれの睡眠時間、寝る時間帯

フレンチ・ブルドッグは活動的な他犬種より比較的よく眠る
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フレンチ・ブルドッグは、作業犬ではなく愛玩犬。
また、短頭種の宿命で息がすぐに上がってしまうため、活動量がそれほど多くない犬種です。
自宅にいる時は、他犬種と比較してよく寝る犬種であると感じるのではないでしょうか。
老犬になると、身体機能の低下と呼吸器の筋力低下によって活動量が落ちるため、寝てばかりいるように見えるでしょう。

犬種にかかわらず成犬の平均睡眠時間は、およそ11時間だったというアメリカの研究結果があります。
子犬に必要な睡眠時間は、生後2カ月~3カ月齢で18~19時間、4カ月~5カ月齢で17~18時間、6カ月~7カ月齢で16~17時間と考えられています。
1歳以降の成犬でも、1日合計で12~15時間の睡眠時間が確保できるのが理想とされています。

フレンチ・ブルドッグの睡眠時間は健康に関係あるのか

特に子犬は心身の発達のため十分な睡眠時間の確保が必要
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フレンチ・ブルドッグは快活で好奇心が旺盛です。
そのため、子犬はなかなか寝ないで、楽しいことを探していつも動き回っているかもしれません。
けれども、十分な睡眠時間が確保できないと、心身の健全な発達に必要なホルモンの分泌に悪影響が出る恐れがあります。
特に子犬は、十分な睡眠時間が確保できるように飼い主さんも気遣ってください。
子犬を家族のメンバーが次々に構っていると、フレンチ・ブルドッグが睡眠不足に陥りがちなので注意しましょう。

犬のレム睡眠とノンレム睡眠は、約20分おきに訪れると考えられています。
野生の時代は危機をすぐに察知して、即座に逃げるといった対処をする必要があったため、犬の眠りは浅く、人間のように継続して眠らなくても問題ありません。
1日の合計で、ライフステージごとの理想的な睡眠時間が確保できれば、健康を損なうことはないでしょう。

なお、犬はもともと眠りが浅いので、起こさないように飼い主さんが静かに行動するといった気を遣う必要はありません。

フレンチ・ブルドッグが寝ない時はどのようにすれば良いか。寝床で寝ない時の工夫点

旅先には使い慣れたタオルなどを持参すると眠りやすくなることも
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闘犬であった犬種を祖先に持つフレンチ・ブルドッグは、興奮しやすいのが特徴。
気持ちがヒートアップしてしまうと、なかなか寝てくれない時があります。
特に、直前まで楽しく遊んでいたのにサークルに突然入れられたりすると、ドッグベッドがあっても、寝る気分になれないかもしれません。

愛犬がなかなか寝ない時は、まずはソファやフロアの上などで飼い主さんと一緒に寝ることから始めて、フレンチ・ブルドッグがうとうとし始めたら、そっとサークル内のドッグベッドに移してあげるとよいでしょう。

旅行中、愛犬がなかなか寝てくれないケースも珍しくありません。
日常的に飼い主さんと一緒に寝がたるフレンチ・ブルドッグの場合、最良なのは、犬も布団やベッドに上がれる宿泊先を選ぶこと。
それが難しいホテルや旅館などに泊まる場合、旅行前に、飼い主さんのベッドや布団の横に置いたクレート内で寝かせる練習をしておいてください。

旅先では、愛犬や飼い主さんのにおいがついたタオルなどを寝床に敷いてあげたり、愛犬が寝る時に使っているドッグベッドを持参したりすると、安心して寝てくれやすくなるはずです。

フレンチ・ブルドッグがいびきをかく理由は?病気?

いびきがあまりに気になるようであれば早めに獣医師へ
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フレンチ・ブルドッグなどの短頭種の多くは、短頭種気道症候群と呼ばれる呼吸器トラブルを抱えています。
呼吸器トラブルがあると「フガーフガー」、「ブヒーブヒー」と言ったいびきをかきやすくなります。

また、短頭種気道症候群が原因となり、フレンチ・ブルドッグは睡眠時無呼吸症にもなりやすいので要注意。睡眠時無呼吸症の場合、睡眠時に呼吸2回分あるいは10秒以上、胸は動いていても口と鼻からの呼吸が止まります。

さらに、睡眠中に息を吸う際に口を開く、全身性痙攣が出るといった、無呼吸発作関連症状が見られます。
これらに加えて、レントゲン検査などで咽頭閉塞が認められると、睡眠時無呼吸症と診断されます。人間とは身体の構造が異なるため、フレンチ・ブルドッグでは睡眠時無呼吸症が窒息死につながる恐れもあります。

なお、頭部が重いフレンチ・ブルドッグは他犬種に比べて、子犬期から仰向けで寝ることを好む傾向にありますが、睡眠時無呼吸症になると寝方に変化が現れ、うつ伏せやあごを高所に載せて寝る姿勢を取ることが増えるでしょう。
横向きや仰向けで寝ると、睡眠時無呼吸症の症状が強く出て寝苦しいからです。

睡眠時無呼吸症のフレンチ・ブルドッグに、いびきはつきものです。飼い主さんがそばにいても気にならない程度のいびきであれば、いびきの危険度は低めです。
ですが、いびきの音量が大きくなればなるほど危険度は上がるので、いびきが気になるようであれば早めに獣医師に相談してください。

フレンチ・ブルドッグがよく寝られる環境は(気温や場所など)

暑さに弱く呼吸器に負担がかかりやすいため夏期は特に注意
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安眠を得るためには、室温などの環境は大切な要素です。

フレンチ・ブルドッグは、暑さに弱い犬種です。高温多湿な環境に置かれると、呼吸器に負担がかかるので注意が必要です。
夏期に、飼い主さんは扇風機で快適な場合でも、扇風機では湿度を下げられないため、フレンチ・ブルドッグにとっては寝苦しさを感じるでしょう。
留守番時や飼い主さんの就寝時も含め、フレンチ・ブルドッグが過ごす部屋はエアコンをつけたままにしておくのがベストです。
フレンチ・ブルドッグは床に近い場所で過ごすので、エアコンの設定温度よりも室温は低いはずです。
その点に注意しつつ、寝る場所が20度を下回らず、22~24度位に温度設定ができればフレンチ・ブルドッグは心地よく寝られるでしょう。

夏は、日光で愛犬の寝床が温まらないように注意しなければなりません。
フレンチ・ブルドッグが朝から日中にかけて過ごす場所は、遮熱機能のあるレースカーテンをはじめ、冷感マットや冷感ラグを活用しながら、快適に過ごせるように工夫してください。

フレンチ・ブルドッグは、保温効果の高い下毛(アンダーコート)を持たない犬種なので、寒がりな傾向にあります。
特に、子犬と老犬は寒さに弱いので、冬は保温効果の高いドッグベッドや毛布を用意してあげましょう。

まとめ

愛犬の快眠生活のため、暑さ寒さの対策と快適な環境を
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フレンチ・ブルドッグは、暑さにも寒さにも比較的弱い犬種なので、快適に眠れるように環境を整えてあげることが大切です。

また、飼い主さんの近くで過ごすことを好む犬種なので、なるべく飼い主さんのぬくもりが感じられるような場所にドッグベッドなどを置いてあげましょう。

旅行の際も、快適に寝られるように事前準備を忘れずに。
日々の快眠生活が、フレンチ・ブルドッグの心身の健康維持につながります。

  • メインビジュアルは、イメージ(pixta_67383887)です。
ライター:臼井 京音
監修者:箱崎 加奈子(獣医師)

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