
ミニチュア・ダックスフンドは寝るのが好き?睡眠時間は?子犬~成犬それぞれの睡眠時間、寝る時間帯

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日本では家庭犬として親しまれているミニチュア・ダックスフンドですが、原産国のドイツでは今でもアナグマの狩猟犬として活躍しています。
身体のサイズは小さくても、活動量も作業欲も高い犬種です。
そのため、散歩以外寝ているようなことはなく、自宅でもよく遊び、刺激が足りないと吠えたり床を掘ったりと、シニア期に入るまでは活動的に過ごしているでしょう。
寝る時間帯は、どの家庭犬も家族の就寝時間に合わせるものです。
ミニチュア・ダックスフンドの子犬に必要な睡眠時間は、生後2カ月~3カ月齢で18~19時間、4カ月~5カ月齢で17~18時間、6カ月~7カ月齢で16~17時間と考えられています。
成犬でも、1日合計で11~15時間の睡眠時間が確保できるのが理想とされています。
老犬の睡眠時間は、成犬に比べて長い傾向にあります。
老犬と暮らしていると寝る時間が増えたように感じるかもしれませんが、身体機能の衰えにより、実際には眠っていなくても、ドッグベッドなどに横になっている時間が増えるでしょう。
ミニチュア・ダックスフンドは、長生きをする犬種として知られています。
日本の家庭犬の平均寿命はおよそ14歳と言われていますが、16~18歳まで生きるミニチュア・ダックスフンドもめずらしくありません。
さすがに、14歳以降になると、寝てばかりいる生活になり、1日の合計睡眠時間も増えるでしょう。
ミニチュア・ダックスフンドの睡眠時間は健康に関係あるのか

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人間でも「寝る子は育つ」と言われるとおり、心身を健全に育てるために良質な睡眠は欠かせません。
特に、ミニチュア・ダックスフンドの骨格構成がほぼ固まる生後7~8カ月頃までは、安心できる場所で十分な睡眠を取らせてあげてください。
子犬を迎えると、あまりの愛らしさに家族みんなが構いすぎになりがちで、寝不足になりやすいので要注意。
寝不足のサインのひとつとして、神経性の下痢をしたりすることもあります。
構いすぎに注意するほか、子犬の過ごすサークル内にクレートを設置したりして、落ち着いて寝られる環境を整えてください。
もちろん、成犬になってからも、睡眠不足が続くとストレスレベルが上がったり、免疫力が低下したりして心身に不調を生じる可能性があります。
愛犬には、快適に過ごせる室温を含め、安眠できる環境を提供してあげましょう。
なお、犬のレム睡眠とノンレム睡眠は約20分おきに訪れ、人間のように継続して眠らなくても問題ないと考えられています。
トータルで、ライフステージごとの理想的な睡眠時間が日々得られていれば、睡眠不足で健康を損なう恐れはないでしょう。
もともと眠りが浅い犬たちはすぐ起きるので、睡眠を邪魔しないようにと飼い主さんが気を遣う必要もありません。
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