
犬が迷子になりやすいシチュエーションと予防策は?

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犬が失踪し迷子になってしまう事故はめずらしくありません。
犬が迷子になるパターンにはいくつかの傾向があるため、次のようなシチュエーションを知っておき、状況別の予防策を必ず実施しておきましょう。
シチュエーション(1)自宅のドアが開いた瞬間
宅配便、飼い主さんの外出時や帰宅時、来客時、震災などの発災時に、飼い主さんがドアを開けた瞬間に愛犬が飛び出て行ってしまうことがあります。
予防策:
飼い主さんがドアを開ける時は、必ず愛犬が玄関先にいない状況を作りましょう。
それがむずかしい場合、ペットゲートと呼ばれるような飛び出し防止用の柵を廊下に設置しておくのをおすすめします。
シチュエーション(2)外出中に首輪やハーネスが抜ける
散歩時や旅行中など、愛犬の体から首輪やハーネスが突然抜けてしまって逸走する事故が後を絶ちません。
ほかの犬や動物を発見したり、見知らぬ人や犬が近寄ってきて恐怖を感じたり、花火などの大きな音が急にしたり…。
愛犬が刺激を感じると、首をすくめたり体をよじったりして、首輪やハーネスが抜ける恐れがあります。
予防策:
首輪やハーネスは、愛犬が激しく動いてもはずれないようにしっかり装着しておいてください。
見知らぬ土地では、首輪とハーネスのダブルリードにして、どちらかが抜けてしまっても、もう一方でカバーできるようにするのも良いでしょう。
シチュエーション(3)外出中にカートやキャリーバッグから飛び降り

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キャリーバッグやスリングやカートに入れていた愛犬が、急に飛び降りて逸走したという事例は多いものです。
飼い主さんが体勢を崩してしまった際に、バッグが落ちたり、カートが倒れることもあるでしょう。
予防策:
おとなしい愛犬であっても過信せず、キャリーバッグやペットカートの飛び出し防止フックは、例外なく愛犬の首輪やハーネスに付けておいてください。
シチュエーション(4)旅行中のキャンプ場や客室から気づかぬうちに
キャンプ場や宿泊施設に設けられたドッグランや、キャンプ場内のリードでつないでおいた場所、フリーにしていた客室内などから犬が失踪するケースもあります。
予防策:
旅先では、愛犬から目を離さないようにしましょう。
もし愛犬を見ていられない状況が発生するならば、クレートに入れて逸走できないようにするのが重要です。
シチュエーション(5)マイカーのドアを開けた瞬間

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自動車のドアを開けた瞬間に、愛犬が飛び出して失踪しまう事例も多いものです。
予防策:
マイカー移動の際は、愛犬はできる限りクレートに待機させてあげましょう。
クレートにいると、車酔いしにくい、急カーブやブレーキの際でも座席から落下しにくいといったメリットもあります。
また、マイカーに搭載したクレートの扉を開けて愛犬を出す際は、「待て」の合図で飛び出さないようにするのも大切です。
- メインビジュアルは、イメージ(pixta_57926958)です。