沖縄本島から南西に約300km離れた宮古群島は、冬でも平均気温が20度前後と年間を通して暖かいのが特徴です。群島の中でも、今回ご紹介するのは宮古島と伊良部島。透明度の高い海と白浜が美しいビーチや、絶景のカフェ、宮古島ならではのグルメをいただけるお店をめぐります。島の魅力を存分に味わえる2日間をご紹介!

Text by
Atori Hagiwara(minimal)
Photo by
Seiji Ishigaki
1日目 6:40   
羽田空港発(ANA993便)で那覇空港を経由し、
10:45
那覇空港発(ANA1723便)で宮古島へ
11:40
沖縄県・宮古空港に到着
「丸吉食堂」で沖縄そばランチ
「イムギャーマリンガーデン」で海の絶景を楽しむ
「島cafe とぅんからや」でオーシャンビューのカフェタイム
白浜が美しい「与那覇前浜ビーチ」へ
2018年にオープンしたばかりの「HOTEL LOCUS」にチェックイン
「みやこサンセットビーチ」で夕日を眺める
2日目 「モジャのパン屋」でモーニング
伊良部島へ渡り、「通り池」へ
「BOTTA」でピザを食べながら絶景を楽しむ
18:30
宮古空港発(ANA1730便)で那覇空港を経由し、
20:05
那覇空港発(ANA1098便)で羽田空港へ

※最新のANAの運航スケジュールについては、下記サイトの時刻表をご覧ください。
URL:https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/airinfo/timetable/domestic/

【1日目】羽田空港から那覇空港を経由し、宮古空港へ

外に出た途端、東京とは違う湿度の高さを感じる
外に出た途端、東京とは違う湿度の高さを感じる

早朝、羽田空港を発つ6時40分の便に乗り込み、那覇空港に着くのは9時35分。飛行機を乗り継ぎ、さらに1時間のフライトで宮古空港に向かいます。宮古島に到着したのは11時40分です。ちょうど、お腹が空いてくる時間帯。レンタカーを借りたら、沖縄そばの老舗人気店である「丸吉食堂」を目指して島の南へと車を走らせます。

やみつき!ニンニク香るソーキそば・宮古そばを食べに老舗の食堂へ

2005年に拡張され、建て替えられた店舗
2005年に拡張され、建て替えられた店舗

「丸吉食堂」は1961年、アメリカ合衆国による統治下に創業しました。当時から変わらないメニューの「ソーキそば」、「宮古そば」は地元の人だけではなく観光客からも人気を集めています。夏のシーズンには、ここの味を求めて長い列ができることも。

ソーキそば(アイスキャンディー付)900円(税込)。トッピングは、ソーキ、紅ショウガ、ネギ、野菜炒め
ソーキそば(アイスキャンディー付)900円(税込)。トッピングは、ソーキ、紅ショウガ、ネギ、野菜炒め

人気No.1だという「ソーキそば」を注文すると、大ボリュームのソーキが2つのった1杯が運ばれてきました。「丸吉食堂」名物の黒糖味のアイスキャンディー付きです。

豚骨とカツオで出汁をとったあっさりめのスープに、ニンニクが主張しすぎることなく絶妙にきいています。ソーキとは、沖縄の方言でスペアリブのこと。「丸吉食堂」では、砂糖醤油で3日間かけてやわらかく煮込んだ大ぶりのソーキを使用しています。かぶりつくと、よく味の染みた肉が柔らかくほぐれます! 食べ進めていると、脂身の甘みがスープと合わさって、より深みのある味わいに。トッピングの紅ショウガと甘みの増したスープを麺と一緒にすすると、感動的なほどに相性バツグンです。

宮古そば 小370円(税込)。一見するとシンプルなそば…?
宮古そば 小 370円(税込)。一見するとシンプルなそば…?

さらに、メニューを見て気になった「宮古そば」を追加で注文。登場したそばはあまりにシンプルな見た目ですが、これこそが「元祖」宮古そばの姿だそう。

貧しい時代、贅沢品だった肉の大きさでケンカにならないよう、下に隠したという説も
貧しい時代、贅沢品だった肉の大きさでケンカにならないよう、下に隠したという説も

箸を入れてみると麺の下に具を発見! ソーキとはまた違い、うま味のギュッと詰まった豚肉と、ぷりっと弾力のあるかまぼこが隠されていました。このスタイルは、沖縄そばのなかでも宮古そばだけ。スープは「ソーキそば」と同じものを使用しているそうですが、飲んでみると、少し違う味がします。ソーキがのっていないせいか、よりクリアにニンニクが香ってやみつきになる味わいです。

広々とした店内は、親しみのある雰囲気
広々とした店内は、親しみのある雰囲気
創業当時の営業許可証
創業当時の営業許可証

代々、家族で切り盛りしてきた「丸吉食堂」のスープは、創業時から少しずつ味を変えて今のスタイルになりました。また、当時から提供しているアイスキャンディーは、2016年ごろまでは手づくりしていたそうです。宮古島で長く愛されてきた味を、ぜひ体験してみては。

丸吉食堂
住所:宮古島市城辺字砂川975
TEL:0980-77-4211
営業時間:10:30~15:00頃/火曜休
アクセス:宮古空港から車で約15分

入り江の穏やかなビーチが美しい「イムギャーマリンガーデン」

小高い山にのぼると、公園全体を見渡せる
小高い山にのぼると、公園全体を見渡せる

おいしい沖縄そばでお腹が満たされたところで、車で3分ほどの距離にある「イムギャーマリンガーデン」へ。ここは自然の入り江を囲うようにつくられた公園です。中央の遊歩道を渡り、階段を上がっていくと少し息があがるくらいのいい運動に。頂上に立つと、絶景が待っていました。島の緑に囲まれ、浜の白から徐々に深くなる海の青色が鮮やか。

園内の遊歩道をのんびり散策するのもおすすめです。岩場をじっと観察してみると、ヤドカリが息を潜めていたり、不思議な形をした岩やサンゴが落ちていたり。自然の息づかいを感じることができます。

頂上にはなぜか牛の置物が…
頂上にはなぜか牛の置物が…
こちらは外海。手前は遊歩道になっており、海の近くまで行くことができる
こちらは外海。手前は遊歩道になっており、海の近くまで行くことができる
外海に比べ、波はとても穏やか
外海に比べ、波はとても穏やか

「イムギャーマリンガーデン」は、天然のプールといわれるほど波が静かなのが特徴です。そのため、安全に海遊びをするのに最適。この日は、ボードに座ってクルージングを楽しむ人の姿がありました。

イムギャーマリンガーデン
住所:宮古島市城辺友利605-2
アクセス:宮古空港から車で約15分

海を一望するカフェでほっとひと息

南国らしい、木のぬくもりを感じる店内
南国らしい、木のぬくもりを感じる店内

「イムギャーマリンガーデン」から車で2分ほど移動すると、高台に建つ「島cafe とぅんからや」が見えてきます。11時から14時の間は、宮古牛や宮古豚、宮古島産もずくなど、島の食材を使ったランチメニューが人気のこちらのお店は、海が一望できることで有名。この日は14時~のカフェタイムにおじゃまして、宮古豚を使用したホットドッグと宮古島産パイナップルのドリンクをいただくことに。

テラス席からは、島の緑とその向こうに広がる海が見渡せる
テラス席からは、島の緑とその向こうに広がる海が見渡せる

さっそくテラスに出てみると、目の前には、果てしなく続く海。車もあまり通らないこの場所はとても静かです。海上を眺めていると、雲間から日が射している場所が見えたり、遠くのほうで雨が降っている様子が見えたりと、さまざまな景色を堪能できます。

島豚ホットドッグ800円、ブルーパイナップルソーダ650円
島豚ホットドッグ 800円、ブルーパイナップルソーダ 650円

海に見とれているうち、運ばれてきたのはこちらの2品。「島豚ホットドッグ」のソーセージは宮古豚100%で、食べ応えあり。天然酵母のパンと一緒にほおばると、豚の甘みを感じるソーセージとピリッと香るマスタードが合います!まるで宮古島の海のように鮮やかな「ブルーパイナップルソーダ」はお店の人気メニュー。宮古島産パイナップルのつぶつぶ食感と、さわやかにはじける甘さが口いっぱいに広がります。

伝統的な赤瓦の屋根が目印
伝統的な赤瓦の屋根が目印

店名の「とぅんからや」は、宮古島の方言で「仲間が集まる場所」を意味します。「南海岸のドライブの途中に、休憩がてらふらっと立ち寄ってもらえたら」とお店の方。店の外には広々とした芝生にハンモックやブランコなどの遊具が設置され、つい長居してしまう素敵な空間でした。

島cafe とぅんからや
住所:宮古島市上野字新里1214
TEL:0980-76-2674
営業時間:11:00~17:00(L.O.)/月曜休
アクセス:宮古空港から車で約20分
URL:https://www.nangokutida.com