支笏湖と千歳川で行われるカヌーツアーは冬季も開催

ANAプレミアムメンバー向けライフスタイルマガジン「ana-logue(エーエヌエー・ローグ)」冬号では、「北海道 道央エリア 自然と繋がるアプローチパス」という特集を掲載しております。その中から、Life & Mile読者の方にサイドストーリーを紹介しています。

1周約40km、最大深度は約360mの支笏湖(しこつこ)は、冬でも凍らない不凍湖としては北限に位置する湖だ。支笏湖ブルーと呼ばれる通り、湖水は非常に透明度が高く、光の加減によって綺麗な青に発色することでも知られている。新千歳空港から車でおよそ40分、札幌市内からも1時間30分程度でアクセスできるとあって、道央エリアでも屈指の観光スポットとなっている。

そんな支笏湖周辺では、水辺の豊かな自然を楽しめるアウトドアやアクティビティが盛んだ。ana-logue冬号では、支笏湖とそこから流れる千歳川をメインフィールドにカヌーツアーを行っている「支笏ガイドハウス かのあ(以下、かのあ)」を取材。数あるメニューの中から、カヌーの楽しさと支笏湖の美しさを自分のペースで味わえるプライベートクルージングを体験してきた。

「かのあ」は、野外活動を通じて多様な可能性を創造し、持続可能な世界の構築に寄与することをミッションに掲げ2010年から活動を開始したカヌーカンパニー。日本セーフティカヌーイング協会(JSCA)公認のスクールでもあり、本格的にカヌーを楽しみたい人向けに、漕ぎ方やカヌーの知識、リスクマネジメントを身につけられるカヌー塾も開催している。

観光客でも気軽にカヌーを楽しめる体験メニューでは、1時間30分程度の初心者向けツーリングから、1泊2日のカヌー&ビバークプログラムまで用意されている。このカヌー&ビバークプログラムは、最低限の荷物をカヌーに積み込み、支笏湖のどこかで一晩ビバーク(野営)するという、なかなかワイルドなもの。国立公園に指定されている支笏湖では、テントやタープを張ってはいけないルールがあるため、陸に上げたカヌーを裏返し、その下にテントマットを敷いて一晩を過ごすのだそうだ。

「かのあ」で使用するカヌーは、カナディアンカヌーと呼ばれるタイプ。「北米の先住民族が生活の道具として使っていたものが起源です。水を漕ぐブレードが片方だけのシングルブレードパドルを使うのが特徴です。最近では、空気を入れて膨らませるインフレータブルカヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)の人気が高まっていますが、カナディアンカヌーはオープンデッキで積載性が高いため、遊び道具を積んでツーリングするのに向いています」と、今回お世話になったカヌーガイドの竹原涼太さんが教えてくれた。

11月1日~3月31日は、ウインタープログラムにメニューが切り替わるが、千歳川ダウンリバーや支笏湖でのカヌーツーリングは引き続き開催される。雪に覆われたモノクロームの世界を湖上に浮かぶカヌーから眺められるのは、日本最北の不凍湖である支笏湖ならでは。また、北海道を代表する冬のイベントのひとつである「支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり」が今年も1月29日(金)~2月23日(火)に開催されることが決まったため、開催期間に合わせて支笏湖を訪れるのも良いだろう。