北海道 釧路市・阿寒川

C&R、シングル&バーブレスフック遊漁規則化の先駆け

かな自然がはぐくむ野性味あふれるトラウトが待つ

阿寒湖といえば、特別天然記念物のマリモが有名。点在する世界のマリモ群生地が危機的な状況になりつつあるなか、近年は世界で唯一ともいわれ、注目度が高まっている。ベニザケの陸封型であるヒメマスの原産地としても知られる。エゾマツ、トドマツなどの針葉樹と四季折々に彩りを添える広葉樹が織り成す森は神々しさすらたたえ、その魅力に引かれて何度も訪れる釣り人も多い。

紅葉のピーク期を除けば、秋の阿寒湖は静寂のシーズン。落ち着いた雰囲気のなかで、熱い釣りが楽しめる

紅葉のピーク期を除けば、秋の阿寒湖は静寂のシーズン。落ち着いた雰囲気のなかで、熱い釣りが楽しめる

そんな豊かな自然がはぐくむトラウトは美しくパワフル。黄金色と称される独特の色味のアメマスは、1990年代後半、モンカゲロウシーズンの釣りが注目されて以降、全国レベルの人気ターゲットになった。50cm級のトラウトがドライフライで。そんなロケーションは世界でも貴重だ。

  • 阿寒湖のアメマス。野性味あふれるこの色味は阿寒ならでは。年に一度はこの魚体に出会いたいという人が少なくない阿寒湖のアメマス。野性味あふれるこの色味は阿寒ならでは。年に一度はこの魚体に出会いたいという人が少なくない
  • 漁協管理エリアの中ほどに架かる雄観橋。この下流端から上流がキャッチ&リリースエリアに設定されているどうしてこんな色味になるのか? そんな疑問が浮かぶくらい、阿寒のアメマスは個性的

ワカサギ漁が行なわれる秋、その網からこぼれるワカサギを飽食する見事に太ったニジマスは、近年主流のダブルハンドやスイッチロッドを力強く引き絞る。このほか、サクラマス、ヒメマス、イトウなどが棲む。冬場はワカサギの氷上穴釣りのフィールドとして知られ、多くの釣り人を集める。

  • 阿寒湖では秋、ワカサギ漁が行なわれる。これが始まると、トラウトたちが騒ぎ出す阿寒湖では秋、ワカサギ漁が行なわれる。これが始まると、トラウトたちが騒ぎ出す
  • ワカサギの資源量は以前より少なくなっている。漁獲量を制限しながらの操業で、早めに打ち切ることもあるワカサギの資源量は以前より少なくなっている。漁獲量を制限しながらの操業で、早めに打ち切ることもある
  • ドラワカで釣れた秋のニジマス。ワカサギを飽食していると思われる見事な魚体をしていたドラワカで釣れた秋のニジマス。ワカサギを飽食していると思われる見事な魚体をしていた
  • スイッチロッドを弓なりに曲げる。その日のパターンを見つけられれば、そんなファイトを何度も味わえるスイッチロッドを弓なりに曲げる。その日のパターンを見つけられれば、そんなファイトを何度も味わえる
  • ボッケ付近では、湖岸から温泉が沸く。寒い時期、ここで暖を取れるボッケ付近では、湖岸から温泉が沸く。寒い時期、ここで暖を取れる
  • 10月に入れば、最低気温が0℃を下回ることも珍しくない。防寒対策を万全にして出掛けたい10月に入れば、最低気温が0℃を下回ることも珍しくない。防寒対策を万全にして出掛けたい

アー&フライフィールドの将来を見据えて

阿寒湖は、漁協と地元の釣り人たちの尽力により、当時は難しかったキャッチ&リリースやシングル&バーブレスフック使用の遊漁規則化を早期に実現した先進地として知られる。それが実現したのは2003年。以後、阿寒湖のほか、遊漁券が共通の阿寒川、ヒョウタン沼なども、いつ訪れても楽しめる安定したフィールドになったと評価されている。それを物語るように、道外も含め、毎年のように訪れるアングラーが増えている。全国から集まる釣り人と情報交換できる機会が多いのも、近年の阿寒湖の魅力のひとつ。

フィッシングランド阿寒では、渡船やボードフィッシングガイドなどのサービスを行なっている。これを利用すればポイントの選択肢が大幅に広がる

フィッシングランド阿寒では、渡船やボードフィッシングガイドなどのサービスを行なっている。これを利用すればポイントの選択肢が大幅に広がる

阿寒湖から流れ出す阿寒川のC&Rエリア内の流れ。阿寒湖と共通の遊漁券で楽しめる

阿寒湖から流れ出す阿寒川のC&Rエリア内の流れ。阿寒湖と共通の遊漁券で楽しめる

番ベイトはワカサギ

ワカサギの名産地として知られるだけに、トラウトの捕食対象としても、その存在が見逃せない。5~6月の産卵期にはシャローエリアでその姿が多く見られる。秋はワカサギ漁が行なわれ、その網からこぼれた弱ったワカサギが見逃せない捕食対象になっている。

ワカサギ系のミノーでヒット。定番として各種用意しておきたい

ワカサギ系のミノーでヒット。定番として各種用意しておきたい

しかしながら、過度にワカサギにとらわれることなく、臨機応変に対処することも重要といえる。自然豊かな阿寒では、ユスリカやモンカゲロウ、エゾハルゼミ、各種のテレストリアルなどが、にわかに目立って出現することがある。トラウトたちはそれを敏感に察知し、臨機応変な捕食行動をとる。大勢の釣り人が集まる超有名フィールドだが、タクティクスはまだまだ未知な部分が多い。阿寒湖はいつ訪れても釣りの奥深さを再認識させてくれる、何度でも出掛けたくなるフィールドだ。

  • 地元フライフィッシャーのドラワカ各種。スレてくると、ゆっくり沈むタイプなども有効地元フライフィッシャーのドラワカ各種。スレてくると、ゆっくり沈むタイプなども有効
  • ワカサギ系のミノーのほか、遠投が利くジグやジグミノーなども試してみたい。魚が遠いこともあるワカサギ系のミノーのほか、遠投が利くジグやジグミノーなども試してみたい。魚が遠いこともある
  • 阿寒湖の名産、ワカサギ(新仔)の佃煮。クセがなく、魚が苦手な人でも食べられると好評。お土産に最適阿寒湖の名産、ワカサギ(新仔)の佃煮。クセがなく、魚が苦手な人でも食べられると好評。お土産に最適
  • 湖畔の飲食店で食べられるワカサギ天丼。阿寒のワカサギの美味しさを実感できる一品湖畔の飲食店で食べられるワカサギ天丼。阿寒のワカサギの美味しさを実感できる一品
  • フィッシングランド阿寒。遊漁券の購入や渡船の受付けはここでフィッシングランド阿寒。遊漁券の購入や渡船の受付けはここで

この釣り場へのアクセス

阿寒湖

釧路空港からレンタカーを利用。R240で阿寒湖方面へ。約56km、約1時間。女満別空港からレンタカー利用で、約65km、約1時間15分。根室中標津空港から、約90km、約1時間40分。

釣り場情報

阿寒湖遊漁規則〈夏季、ヒメマス・ニジマス・アメマス・イトウ・フナ・コイ・サクラマス分を抜粋〉

遊漁期間 ヒメマス・ニジマス・アメマス・イトウ・フナ・コイ=5月1日~11月30日、サクラマス=7月1日~11月30日
遊漁時間 日の出1時間前~日没1時間後
遊漁料 日券1500円、回数券(12回分)15000円、船舶・フローター・カヌー持ち込みの場合は日券2000円、回数券(12回分)20000円
※遊漁券は阿寒湖、太郎湖、次郎湖、硫黄山川、阿寒川、ヒョウタン沼共通。ただし、阿寒川&ヒョウタン沼は10月31日まで
※シングル&バーブレスフックのみ使用可。1本のサオに1つのハリ
※採捕数制限:ヒメマス=30cm以上3尾以内、イトウ=50cm以上1尾以内、コイ=40cm以上3尾以内、フナ=10cm以上3尾以内
※渡船は3000円
問合先 フィッシングランド阿寒 TEL:0154-67-2057

※釣り場情報は2018年9月現在のものです。

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