愛知県・日間賀島

釣りも海の幸も気軽に満喫できる根魚の宝庫

礁帯に潜む“ポン級”アイナメ

中部国際空港「セントレア」のある知多半島。空港から電車で30分ほど揺られた先の河和港から定期船に乗り、20分ほどで渡れるのが外周わずか7kmの日間賀島だ。この島には特産物である「多幸(タコ)」と「福(フグ)」を目当てに、年間25万人近い観光客が訪れる。

  • 島全体で観光客の誘致に取り組んでおり、空港からのアクセスも非常に快適だ島全体で観光客の誘致に取り組んでおり、空港からのアクセスも非常に快適だ
  • 日間賀島といえばタコ料理が特に有名。東西どちらの港でもこんなオブジェが歓迎してくれる日間賀島といえばタコ料理が特に有名。東西どちらの港でもこんなオブジェが歓迎してくれる

そして潮通しが良好なため、釣り人も数多く訪れる。なかでもこれからの季節、人気の対象魚となるのがアイナメ。日間賀島は周囲が岩礁帯になっており、ロックフィッシュとも呼ばれる根魚の仲間が豊富。その1種であるアイナメは、比較的塩分濃度の低いエリアに生息する底生魚で、エビやカニを好んで食べることから非常に美味しいことで知られる。「アユ並みに美味い」が転じてアイナメと呼ばれるようになったという説もあるほど。産卵期となる晩秋から冬にかけては浅場に姿を見せ、陸からサオをだして“ポン級”と呼ばれる30cmを超える良型がねらえる。

冬場の本命ターゲット、“ポン級”アイナメ。ビール瓶1本クラスというのが呼び名の由来

冬場の本命ターゲット、“ポン級”アイナメ。ビール瓶1本クラスというのが呼び名の由来

  • 春から秋まではクロダイが数釣れる。大型の実績も抜群だ春から秋まではクロダイが数釣れる。大型の実績も抜群だ
  • メバルも人気のターゲット。反応がよいのは夜だが20cm超えが食ってくるメバルも人気のターゲット。反応がよいのは夜だが20cm超えが食ってくる

も人気の「前打ち」

地元で昔から人気があるのは「前打ち」と呼ばれるエサ釣り。もともとはクロダイを釣る方法だが、アイナメねらいにも有効だ。道具立てはシンプルで、5mほどの専用ザオにフライリールをセットする。釣りイトを伸ばした先に2m程度のハリスを介してハリを結ぶ。あとはハリの上5cmに底を感じ取れるぐらいの小さなガン玉オモリを打つだけ。エサはモエビやイワガニ、イソメを使う。

  • 干潮時の北岸の遠浅の岩礁帯。長靴や胴長靴があればこんなポイントもねらうことができる干潮時の北岸の遠浅の岩礁帯。長靴や胴長靴があればこんなポイントもねらうことができる
  • 島全体が釣り場なので、風向きに応じて釣りやすい場所を選んで入りたい島全体が釣り場なので、風向きに応じて釣りやすい場所を選んで入りたい

釣り方は、岩の陰や消波ブロックの穴、堤防の敷石など、起伏に富んだポイントに仕掛けを振り込んで、イトを張り気味にしてエサを底に届けるだけ。産卵を控えて食欲旺盛なアイナメは、近くにいればすぐに食い付いて穂先をガツガツと叩いてくれる。アイナメの他にもメバルやカサゴ、ベッコウゾイなど、美味しい根魚たちが顔を見せてくれるので誰でも熱くなれる。

アイナメ釣りは人がまだ釣っていないポイントを足で捜すのがコツ。荷物をコンパクトにまとめて軽装で探り歩きたい

アイナメ釣りは人がまだ釣っていないポイントを足で捜すのがコツ。荷物をコンパクトにまとめて軽装で探り歩きたい

アーでねらうのも面白い

根魚専用のライトルアーロッドと小型スピニングリールを組み合わせたタックルで釣るのも面白い。この時はジグヘッドというオモリ付きのハリに小魚やエビを模したソフトベイトをセットし、キャスト後に着底を確認したら、誘い上げてはまた底まで落とす操作を繰り返して手前まで探ってくる。“コン”と手元にアタリを感じたら、根に潜られないよう一気に巻き上げる。

  • アイナメの弟分といえるクジメは船下ねらいで数釣れるアイナメの弟分といえるクジメは船下ねらいで数釣れる
  • ルアーフィッシングならエサなしで気軽に楽しめる。ソイやカサゴなどの小ものも釣れて楽しいルアーフィッシングならエサなしで気軽に楽しめる。ソイやカサゴなどの小ものも釣れて楽しい

エサ釣りでもルアーフィッシングでも、この島の宿であれば釣った魚はたいがい調理してもらえる。自分の手でキャッチしたアイナメの味は、格別なこと間違いなしだ。

  • アイナメはメスが卵を産み付けると、その場所を黄色の婚姻色をまとったオスが守る。この時はエサも口にしないが、サオはださずにそっとしておくのがマナーだアイナメはメスが卵を産み付けると、その場所を黄色の婚姻色をまとったオスが守る。この時はエサも口にしないが、サオはださずにそっとしておくのがマナーだ

この釣り場へのアクセス

愛知県・日間賀島

中部国際空港から名古屋鉄道で河和駅まで移動し、無料送迎バスで河和港へ。名鉄海上観光船を利用して日間賀島へ。

釣り場情報

〈日間賀島/アイナメ、クロダイ、スズキ、アオリイカ、メバルなど〉

シーズン 通年。ただし冬は北西風の吹く日が多く、北岸は港内がメイン。南エリアが釣りやすい
問合先 イシグロ半田店(釣具店/知多半島全域の釣り。http://www.ishiguro-gr.com/fishing/

釣り場情報は2017年12月現在のものです。

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