青森県 鰺ヶ沢町 赤石川

白神山地から流れ出る金鮎と渓魚の清流

マメ優勢でイワナもねらえる渓流釣り

青森県の西部、津軽半島の付け根あたりに位置し、日本海に面している鰺ヶ沢町。世界遺産・白神山地から流れ出し、この町を抜けて海に注ぐ川が赤石川だ。
周囲には深い森が広がっており、新緑に染まる初夏から秋の入口頃まで、自然豊かな景色の中で釣りが楽しめる。
先にシーズンが訪れるのは渓流釣り。冬場に多く雪が降る赤石川は、雪代(=濁りや増水を引き起こす雪解け水)の期間が長い。渓流釣りの解禁自体は例年4月からだが、実際には雪代が落ち着く6月頃からがシーズンになる。

風景写真:渓流での釣り

テンカラ毛バリを使ってヤマメをねらう渓流釣りファン

ねらえるのはヤマメとイワナ。ヤマメは全域を通じて魚影があり、稚魚放流もされていて、開けた流れではふっくらと肥えたコンディションのよい魚がねらえる。赤石川の中では上流部の入口にあたる熊の湯温泉の周辺は平瀬が続くこともあり、ヤマメが特に多いポイント。川はこのあたりから石が大きくなり、瀬と淵が交互に現われるようになる。ここまでの区間は大型のアメマスもよく掛かる。なお、熊の湯のすぐ上に冬季閉鎖のゲートがあり、ここが開くのが例年6月中旬となっている。

  • ヤマメがかかった瞬間周囲に比べてわずかに深い場所をエサ釣りでねらうとヤマメがヒット
  • 釣れたヤマメ

ゲートから上流には一定間隔で堰が造られていて、第4堰堤あたりから徐々にイワナのほうがよく釣れるようになってくるが、ヤマメも最上流まで姿は見られる。
なお、赤石川は上流部にある東北電力・赤石ダムより上流は、白神山地の核心部として禁漁になっている。また、後述のアユ釣りを含め、7月下旬になるとアブが多く発生して釣りにならない期間がある。アブはお盆を過ぎて日に日に涼しくなると、一雨ごとに少なくなり、また徐々に釣りができるようになる。遠征で訪れる時は、それらの情報も確認してから失敗のないように出かけたい。

風景写真:赤石川でのアユ釣り

赤石川のアユ釣りは白神山地に続く森の風景の中で楽しめる

ランドにもなっている金アユ

一方、鰺ヶ沢町のブランド魚にもなっているのが、7月から解禁となるアユだ。赤石川は、5月になると川を遡ってくるアユの匂いが分かるといわれるくらい、多数の天然ソ上アユに恵まれる年がある。釣り場の核心部は中流域(熊の湯温泉よりも下流)の種里地区、鬼袋地区で瀬とトロが連続する。そしてこの川のアユは、その体色が金色を帯びていることから「金アユ」と呼ばれ姿と味のよさに定評がある。

  • 魚の写真:日本海から溯上し川のコケを食んで成長するアユ日本海から溯上し川のコケを食んで成長するアユ
  • 魚の写真:手の中に横たわるアユ肌のなめらかなきれいなアユが掛かる。人気があるのは友釣りだが、赤石川では毛バリを使うドブ釣りも昔から行なわれている
  • 魚の写真:黄色味が強い赤石川の金アユ黄色味が強い赤石川の金アユ

一説には、赤石川に見られる黄鉄鉱の成分がアユに吸収され、それがアユの背や腹部を金色にするのではないかと言われている。そして、食味のよさは、高知県で毎年開催されている「清流めぐり利き鮎会(高知県友釣連盟主催)」でこれまでに2度準グランプリに輝くなどの実績によっても広く知られるようになった。

  • 熊の湯温泉の看板上流域への入口にあたる区間には「熊の湯温泉」がある。湯に浸かれオトリアユの販売も行なっている
  • 魚の写真:網の中の大量のアユ夏は短いが美味アユの入れ掛かりを満喫したい

アユは上流域でも釣れ、熊の湯温泉よりも上流にあり、日本の滝百選にも選ばれた「くろくまの滝」付近までは遡上する。ただし、渓流釣りも含め、上流域ではシーズン中にツキノワグマの目撃情報も必ずといってよいほど報告されるので、クマ避けの鈴を用意するなど装備にも気を配って釣りを楽しみたい。

この釣り場へのアクセス

馬瀬川

青森空港からレンタカーで鰺ヶ沢町・赤石川方面へ

釣り場情報

〈赤石川/ヤマメ、イワナ〉

解禁期間 4/1~9/30
遊漁料 1日800円
管轄漁協 赤石川漁協(http://www.amgyoren.or.jp/about/group-detail.php?kum_num=9

〈赤石川/アユ〉

解禁期間 7/1~9/30
遊漁料 1日800円
管轄漁協 赤石川漁協(http://www.amgyoren.or.jp/about/group-detail.php?kum_num=9
遊漁券購入・
 オトリ店
鰺ヶ沢町観光ポータルサイト(http://www.ajiiku.jp/kinnoayu.html

※釣り場情報は2020年6月現在のものです。

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