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2025/09/19更新

整備士が語るボーイング777~外観編~
全てが大きなボーイング777

まず目を引くのは機体、そしてエンジンの大きさです。ボーイング777にも種類がありますが、一番大きなボーイング777-300ERの全長は73.9m、装備するエンジン(ゼネラルエレクトリック:GE90-115BL)のケース直径は4.23mに達します。このエンジンの推力(パワー)は、それ1つでボーイング767が装備する2つのエンジンの合計推力に匹敵します。小型機として活躍するボーイング737のエンジンと比べてみましょう。いかにGE90-115BLエンジンが大きいかが分かりますね。

全高も高く、整備作業においては高所作業車を必要とする場面が頻繁にあります。
特に胴体真上のアンテナ交換では、ドック(格納庫)に入れて作業をすることが多いです。

このように大きさが目立つボーイング777ですが、そのシステムは繊細かつ高度な技術の結晶であり、高い安全性を併せ持つ機体です。

↑ボーイング777-300ERのGE90-115BLエンジン
↑ボーイング737-800のCFM56-7B24エンジン

高所作業車を使用しての作業。ボーイング777は胴体の下を車で通過できるほど身長が高く、ほぼすべての作業で脚立が必要です。

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