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2025/10/31更新

整備士が語るボーイング777~機内編~
シートのご紹介①

ANAのボーイング777(以下B777)で、採用したシートをご紹介します。30年の歴史の中で大きな変化を遂げた客室には、その時代の技術とサービスを反映したシートを採用しています。

新しいシートが導入される度に、整備士は仕様を学びます。短い運航便間において発生する客室のシート修復作業には、長年培った知識と経験を生かしています。これからも快適にご利用いただけるように、お客様に寄り添った空間づくりを目指してまいります。

ANAのB777座席クラスの変遷
・1995年12月:B777導入時より、国内線上位クラスの「スーパーシート」を備えました。

・2004年12月:「スーパーシートプレミアム」へと名称が変更されました。このクラスは国際線ビジネスクラスを国内線に転用したもので、シートピッチが広くフットレストやプライベートモニターも完備されていました。

・2008年4月:現在の「プレミアムクラス」に名称が変更されました。

導入当時、ビデオサービスは客室の壁掛けスクリーンにプロジェクターで投影するスタイルを採用。B777はランドスケープ・カメラが装備されており、機外の景色も提供可能で映像が乱れた際は、プロジェクターのランプを交換して対応していました。当時の映像は、ビデオテープを読み込ませて投影し、その後、プロジェクターは液晶モニターへ換装されました。サービス向上のため、現在では主流になりつつある個人モニターが装備されるシートも登場しました。

初期のプライベートモニターは現在よりも小型でしたが、「好きな時に、好きな番組を、好きなだけ」視聴できる画期的なシステム・AVOD(AUDIO VIDEO ON DEMAND)を採用しました。
ANAでは2004年12月1日の羽田空港第2ターミナル移転を契機に、新サービスの提供がスタート。その一環で導入されたのが「スーパーシートプレミアム」です。

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