2023年3月期の業績

2020年3月期以来3期ぶりの黒字。皆様のご支援に心から感謝申し上げます。

航空業界を取り巻く環境は、国内線では行動制限が緩和され、国際線においても各国の入国制限緩和が進んだことにより、急速に改善しています。
このような経済情勢の下、売上高は前期から増加し1兆7,074億円(前期比67.3%増)となりました。営業利益は1,200億円(前期 営業損失1,731億円)、経常利益は1,118億円(前期 経常損失1,849億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は894億円(前期 親会社株主に帰属する当期純損失1,436億円)となりました。

連結経営成績

  • 「△」はマイナスを表します。
連結経営成績(単位:億円)
2022年3月期実績 2023年3月期実績 差異 増減率(%)
売上高 10,203 17,074 6,871 67.3
営業費用 11,934 15,874 3,940 33.0
営業利益 △1,731 1,200 2,931
営業外損益 △118 △82 35 29.6
経常利益 △1,849 1,118 2,967
特別損益 95 25 70
親会社株主に帰属する当期純利益 △1,436 894 2,331
EBITDA*1 △257 2,643 2,901
  1. *1. EBITDA=営業利益+減価償却費

営業利益と当期純利益

2019年3月期:営業利益1,650億円、当期純利益1,107億円、2020年3月期:営業利益608億円、当期純利益276億円、2021年3月期:営業利益-4,647億円、当期純利益-4,046億円、2022年3月期:営業利益-1,731億円、当期純利益-1,436億円、2023年3月期:営業利益120,030億円、当期純利益89,477億円

2024年3月期業績見通し(2023年4月27日修正)

今後の経済見通しにつきましては、行動制限緩和と社会経済活動の正常化を背景に、日本経済は緩やかに持ち直していくことが期待されています。一方、世界的なエネルギー価格の高騰や欧米各国の金融引き締め等、不安定な国際情勢による経済への影響が想定されます。
航空業界を取り巻く環境は、国内線ではレジャーを中心に需要が回復し、国際線では訪日需要やビジネス需要の回復傾向が続くと見込まれますが、ウクライナ情勢等の地政学リスクの動向に注視が必要です。
このような状況下で当社グループは、本年2月15日に公表した「2023-2025年度 ANAグループ中期経営戦略」を確実に遂行し、新しい経営ビジョンである「ワクワクで満たされる世界を」の実現を目指します。航空事業を中核事業として、新しい地域間の多様な繋がりを創出し、社員のウェルビーイングを大切にするとともに、お客様や社会に寄り添いながら新たな価値を提供してまいります。

単位:億円(単位未満は切り捨て)
2024年3月期見通し(連結業績) 予想 前期実績
(2023年3月期)
増減
売上高 19,700 17,074 2,625
営業損益 1,400 1,200 199
経常損益 1,150 1,118 31
親会社株主に帰属する当期純損益 800 894 △94
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