Interview

十人十色の人財の力が、
ANAの強み。

#運航乗務員(自社養成パイロット)

真鍋 彰啓

ボーイング777副操縦士(インタビュー時)

2015年入社 工学部精密工学科卒業

Interview 1

日々成長できる環境、それがパイロット。

幼いころから知らない風景を見るのが好きで、将来は様々な場所に行くことができる仕事をしたいと思っていました。そのような中で、中学生の時に、たまたまパイロットの講演を聞く機会があり、パイロットの仕事は、多くの場所、いろいろな国に行く事ができるという話をきいて、幼い頃からの夢とリンクする部分がありました。

講演の中でさらに印象に残った点は、機長になってからも向上心を忘れず、常により良いフライトを目指すという姿でした。その姿に惹かれ、自分がやりたい仕事はこれだ、と思うようになりました。現在、日々の乗務をする中でも、フライト毎に必ず振り返りを行い、次便への課題の洗い出しを行います。次のフライトが、前のフライトより良いフライトになるよう、常に意識しています。日々成長を実感できる点もパイロットの魅力のひとつです。

Interview 2

ひとつひとつのフライトに多くの人の想いを乗せて。

入社後は羽田空港の旅客サービス部に配属となりました。旅客サービス部の中だけでも1便を飛ばすために多くの人が関わっており、飛行機を飛ばすためには、それを上回る多くの方の協力が必要なのだと実感しました。また、空港のカウンターや搭乗ゲートで直接お客様と関わる中で、初めて飛行機に乗られる方や、毎週乗られる方、旅行に行く方、ビジネスの方など、お客様によって頻度も目的もさまざまであり、お客様が求めているものも多種多様であることを学びました。同時に、どのようなお客様にも共通して持たれているものが、「ANAに対する高い期待」であるということも身をもって感じることができました。

その経験は、日々のフライトにも活かされています。自分が乗務する一便は多くの人の協力で成り立っていること、そして、キャビンには様々なお客様の様々な思いをお乗せしているということをいつも忘れないようにしています。

Interview 3

訓練を経て初めてのソロフライト。
同期が大きな支えに。

訓練で一番印象に残っているのは、初めてのソロフライトです。教官に助けてもらってばかりだった自分が、一人で飛行機を操縦できているという喜び、逆に、何かあった時には自分一人で何とかしなければならないという恐怖、様々な感情がこみ上げてきたことを覚えています。また、同期と話をする際、意外とよく話題となるのは、訓練の話よりも食事中や共有スペースで話したことが多いです。訓練は辛い時もあり、同期との協力は必要不可欠なのですが、その協力を支えてくれていたのは、実は、そういった何気ない時間だったのかもしれません。

Interview 4

ゴールのない世界でより良いパイロットを目指して。

訓練が始まるまでは、パイロットは操縦技術がものをいう職人気質な職業というイメージを持っていました。しかし、訓練を終え副操縦士になり、安全を守るためには操縦技術だけではなく、その前提の上に、知識や経験、過去の事例研究、コミュニケーション能力などが必要なのだと気付きました。この世界にゴールはありません。より良いパイロットを目指し、常に向上心を持ち続けていたいと思っています。

現在は、これからパイロットになる訓練生のインストラクターとして、研修なども担当しています。研修を通して、後輩から学ぶことも多く、自身の成長へとつながる部分もあると感じています。

この記事を読まれている方の中には、パイロットってどんな人なんだろうと思っている方もいるかもしれません。私はそう思っていました。実際の職場には、パイロットにずっとなりたかった人、そうではなかった人、いろいろな経歴やバックボーンを持つ人、正に十人十色、様々な人がいます。そんな人が集まっているのがANAの強みだと思っています。みなさんもぜひ挑戦してみてください。