トップメッセージ

代表取締役社長
芝田 浩二

持続可能な社会の実現と企業価値の向上

ANAグループでは、持続可能な社会の実現への貢献と、グループの中長期的な企業価値向上を一体のものと捉え、事業戦略の核心としてそれらの実現に向けた取り組みを推進しています。

私たちが社会と共に成長するエアライングループであるためには、安心と信頼を基礎に世界の人々や地域をつなぎ、なくてはならない存在であり続けなければなりません。

その実現に向けて、価値創造の羅針盤として定めた「8つのマテリアリティ」をサステナビリティ推進の軸としています。気候変動をはじめとする地球環境への対応から、安全の堅持、多様な人財の活躍、さらには地域社会の活性化や人権の尊重に至るまで、社会的責任を果たし、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与する広範なサステナビリティ活動を、着実に積み重ねています。

同時に、これらサステナビリティを巡る多様な課題は、未来の経営に影響を及ぼす重要なリスクであり、かつ機会でもあります。当社グループは、多様化する広範なリスクに対し、独自の「TRM(トータルリスクマネジメント)」を構築し、事業活動に組み込んでいます。これは、長年、航空安全の確保を通じて培ってきたリスクマネジメントを基盤に、COSO-ERM※1やISO 31000※2といった国際基準を統合したものです。本体制のもと、経営目標の達成に影響を与える不確実性をグループ全体の視点で包括的・戦略的に把握・評価し、主要なリスクを適切に管理することで、経営のレジリエンスをいっそう高めてまいります。

また、これらの管理プロセスや、財務影響も見据えた客観的な成果を透明性高く開示し、社会やステークホルダーの皆さまとの建設的な対話を重ねることで、確固たる信頼関係を築いてまいります。

ANAグループは、未来を見据えて地球環境の保全と持続可能な世界の実現に貢献し、これからも社会と共に成長するエアライングループとして、グループ一丸となって「夢にあふれる未来への貢献」という経営理念を着実に実践してまいります。

ANAホールディングス株式会社
代表取締役社長 芝田 浩二

  1. ※1 COSO-ERM : 米国トレッドウェイ委員会支援組織委員会(COSO:Committee of Sponsoring Organizations of the Treadway Commission)が策定した全社的リスクマネジメント(ERM:Enterprise Risk Management)の国際的フレームワーク。
  2. ※2 ISO 31000 : 国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)が策定したリスクマネジメントの国際規格・ガイドライン。