Interview
完璧じゃなくてもいい
チームで空を飛ぶ!ANAパイロットの魅力
Chapter03
夢が叶った瞬間、等身大の記憶
初めてのフライトの記憶はイメージ通りでしたか?
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島本
私の場合はイメージ以上な感じはありました。それに、もともとパイロットになって空を飛ぶと思っていなかったので。私たちのときはアメリカのベーカーズフィールドで訓練をしていたのですが、いざ”明日飛ぶぞ”ってなったときに、やっぱり怖さもすごくありました。足が着いていない怖さというか、海の底に足が着かないところと同じような感じですかね。
でも当日は、周りは青々とした山や畑に囲まれ、目の前には抜けるような青空があったので「絶景だな」と思った記憶があります。ただ余裕はないし、全然安定しないし、車の運転ってすごく簡単だったんだなと思うくらい、3次元の世界は難しいと感じましたね。降りてからすごく気持ち悪かったのですが、やっぱり楽しかったですよ。
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山野
私は、同期がまず離陸をしたのを後部座席から見ていて『ついに飛んだ~』と思ったのですが、いざ、席を交代して自分がやるとなったら、本当に何も安定しないし、教官には怒られるし、何していいか分からない。『すごい生活が始まったんだな』と思った記憶があります。
国際線を担当した時の記憶はどうですか?
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山野
実は、国際線に行くときの勉強がけっこう地獄だったんです(笑)。各国のルールを、英語のマニュアルを見ながらまとめるなど、かなり勉強しました。フライトの記憶としては、復路の日に、運航中に朝日が登ってきたときの朝焼けがもうめちゃくちゃ綺麗で感動に浸っていたら、キャプテンには『目が潰れるだけだよ』って言われましたね。でも『ちょっとしばらく見ていていいよ』とも言ってもらえて、思い出に残っています。
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島本
ホノルルの帰りにミッドウェー島の上を飛ぶことがあるんですけど、運良くたまたま見ることができた絶景だったんですよ。歴史の教科書で名前は知っていたんですが、海がすごく綺麗で、日本とは違う色に感動しました。