Interview

メンター・メンティーは姉妹関係
仕事だけの関係を超えて、心を通じ合わせること

ANAの多くの職場では、新入社員へのサポートとして、通常の業務を指導するインストラクターとは別に、「メンター」制度を導入しています。メンター制度は仕事がしやすい環境を整え、入社後一年を通して精神面でのサポートと個人の成長の両方のフォローを行う制度です。
今回は、メンター制度で「その関係は兄弟や姉妹のようなもの」と表現するお二人にお話を伺いました。

お二人のプロフィール

  • 引地 麻衣子(ひきち まいこ)

    2009年入社。羽田空港での国内旅客、2015年空港センターでの業務を経て、2018年人財大学に配属。兼子さんのメンター

  • 兼子 瑞歩(かねこ みずほ)

    2019年4月入社 腎臓障がいエキスパートスタッフ職として、ANA人財大学の研修グローバルチームに携わる。

ANA人財大学:ANAをはじめとしANAグループの採用や人財育成を統括する部署。

Chapter 1

メンター・メンティーだからこそ築けた関係

インタビューが始まる前なのですが、お二人仲よさそうですよね

  • 兼子 瑞歩
    (以下:兼子)

    友達に話すとびっくりされるんですけど、麻衣さん(メンター)とは週末にディズニーランドに行くこともあるくらい、ずっと一緒にいますね。先輩ですけど、お姉さんのような存在でとても仲がいいです。

  • 引地 麻衣子
    (以下:引地)

    そうですね。もちろん、仕事に関しては指摘すべき所は指摘しますが、それも含めて姉妹みたいな雰囲気です。

お二人の今の仕事内容について教えてください。

  • 引地

    2018年から今の部署に来ました。主に社員向けの自己啓発と人財大学の経理を担当しています。例えば自己啓発の業務として、環境の変化に合わせた今のANAグループに必要だと思われる内容のオープンセミナーを研修会社と企画・開催したり、4万人を超えるグループ社員が楽しく学べるよう工夫をしたりしています。また、自己啓発には他にも、通信教育、TOEIC、中国語研修、また社内システムを通じた教育などがあり、社員の方々の能力開発やスキルアップの支援を行っています。

  • 兼子

    私も麻衣さんと同じ部署です。2019年4月に入社し、社員向けの自己啓発と人財大学の経理を担当しています。自己啓発は、オープンセミナーや通信教育の企画、研修会社とのやりとりを主に担当しています。その他、ジャンプシート研修というコックピットでの研修管理や航空英語の業務も担当しています。

入社してみて、おもしろいと感じる仕事は何ですか?

  • 兼子

    オープンセミナーは毎回非常に人気で、いつも定員以上の応募となります。私は、比較的細かい作業が好きなので、各セミナーの参加人数を決める抽選作業は没頭してできます。周りからは「大変な作業だけど頑張って」と言われますが、毎日楽しくできているのでこの仕事が合っていると感じます。

  • 引地

    周りが言う通り、細かくて大変な作業で、最初は大変そう見えましたが、その仕事に意味を見出して、自分なりに目標を立てて楽しみながら頑張ってくれています。日に日にコミュニケーションを取るのが上手くなっているので、自分では分からないことがあっても、私だけではなく色んな人からフォローしてもらっていますよね。

  • 兼子

    いつも気にかけていただいてありがとうございます。仕事で迷った時は、麻衣さんのやり方を参考にしたり真似したりしています。私は心配性で上司に過剰に確認してしまう所があるので、今後はより仕事の理解を深めて、自信を持って判断できるようになりたいです!

仕事で心がけていることはありますか。

  • 兼子

    一人で抱え込まないように気をつけています。私は腎臓障がいがあり、急に体調を崩してしまう時があるので、なるべく業務に支障が出ないよう、常にメンターの麻衣さんに状況を伝えるようにしています。チームの皆さんも理解し受け止めてくれます。

  • 引地

    確かに兼子さんはチームワークを意識してくれていますよね。特に新入社員だと、何かあっても、自分から「休んでいいですか」と言いにくいと思うので、不安を抱かずに楽しく仕事ができるように、相談しやすい環境を作れるよう心がけています。

  • 兼子

    身近にすぐ相談できるお姉さんのような先輩がいることはとても心強いです。「こういう女性になりたいな」という理想の女性像でもあるので、幸せな環境で働けていると思います。

  • 引地

    メンター制度があったからこそ、ここまでの関係が築けたのかもしれないですね。