- 文化
- 愛知
花祭
幻想的な夜通しの舞、愛知県奥三河の伝統芸能
花祭は、毎年11月から翌年1月にかけて、愛知県奥三河の各地で行われる神事で、国の重要無形民俗文化財です。悪霊を払い除け、豊作や健康を祈る目的で、700年以上前から大切に伝承されてきました。およそ40種類にも及ぶ舞が夜を徹して行われます。

花祭は、冬至の前後、太陽の力の復活を願って行われる神楽(神への奉納舞)です。現在の形に近い形態になったのは、約400年ほど前と考えられています。鬼の舞など数十種類の舞や神事を夜通し行う場合が多く、地区によって進行などが異なっています。町外からもたくさんのファンが訪れ、舞手と一体となって「て~ほへ、てほへ」の掛け声を上げて全員で盛り上がります。現在、花祭が行われているのは、東栄(とうえい)町・豊根(とよね)村・設楽(したら)町内の14地区です。

東栄町にある花祭会館では、花祭の面、衣装、祭具、古文書などを映像資料で見ることができます。舞が披露される土間(舞庭(まいど))には衣装を着けた人形が配され、臨場感のある展示で花祭独特の美しさを表現しています。視聴覚ブースにある55インチの大型モニターで花祭のダイジェスト映像を観ることができます。
観光地詳細
| 名称 | 花祭 |
|---|---|
| Webサイト | http://www.town.toei.aichi.jp/greenhouse/facilities3.html |
| 営業時間 | TEL:0536-76-1266(東栄グリーンハウス) |
| 開催場所 | 愛知県北設楽郡一帯 |
| 定休日 | 11月~1月 |


