温泉津（ゆのつ）温泉街

16世紀には港町として繁栄していた温泉津は、石見銀山から産出される銀を運び、交易するための重要な拠点でした。また石見銀山へ物資を供給するための基地としても大きな役割を果たし、銀山で働く人々の生活を支えていました。発見されてから約1300年もの長い歴史を持つ温泉津温泉と昔ながらの面影を残す町並みは都会では感じられないもので、今も訪れる観光客を魅了し続けています。

温泉津温泉の外湯は2つあり、いずれも文字通り温泉津温泉街の建物のすぐ後ろ、数メートルしか離れていない場所にある源泉から湯が引かれているため、温度も高めです。いずれの外湯でも地元の人々と一緒に肩を並べて湯船に浸かることができるため、かつて湯治客や旅人がその疲れを癒やすために立ち寄り湯治を行っていた頃と同じような体験を味わえます。